▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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小塚を富士塚にした時から、四方を玉垣で囲われていたらしいので、その塊はまるででっかい盆栽のようです。今となっては登拝禁止、監視カメラも設置された塚です。その樹木の向こうにこんな石碑がゴロゴロあるなんて、知っている人もあまりいないでしょうね。研究者だって「石碑は少ない」なんて書いてある。実はこれはほんの一部ですよ。逆に頂上にあるという石祠は見えませんでしたけど。

失礼しました。大昔から小塚(瑞光石はその中に埋まっていた)はあったそうです。この小塚が有名だったので、この一帯の地名として認識され、刑場の名前に使われたと思われます。その場所はここより500m南にあり、ここが刑場だったわけではないんですね。ふう〜。でも、後年、この塚を富士山に見立ててしまえってことになったんでしょう。今は解散していますが、丸龍講という富士講が、慶応元年(1865)にボク石を貼っつけて富士塚にしたようです。つづく。。。

唯一「富士塚」の名前が出てくるのはこの看板(と神社のサイト)の中で。江戸にふたつあった刑場のうち、小塚原(こづかっぱら)として有名なのが実はこの富士塚のベースなんです。もともと、ここより少し離れたところにあった刑場でしたが、のちにこの場所に移転して来て塚を作った。そして、塚の上にボク石を積み上げて富士塚にしたのがコレ。古墳が富士塚になったものは多いけど、これは特異な経歴です。神社があまり語りたくないのはこんなストーリーがあったせいかもね。もっとも、この神社ゆかりの文化的なイベントはたくさんあるから、それらだけでも充分人々には親しまれていますけど。

かなり古い狛犬に守られて、瑞光石(ずいこうせき)が寝ていた。富士塚を知らなくてもこの石は有名なようです。富士塚を見なくてもこれを拝む人は多いです。富士塚を……まいっか。でもこれは富士塚の裾野の端っこに乗っかっているのです。だあれもしらない(笑)。

まわりの人の水飴やたこ焼きソースがくっつかないか気にするくらいに、祭りのときはぎゅうぎゅうだったあの一角です。

そうそう、この感じ。目線はまっすぐ茂みの中へ吸い込まれます。

神社だというのに、何か俗っぽい匂いがするのは、祭りの余韻が残っているからでしょうか。いーえ、それだけではないです。いろんな事情でここは神様と文化と死と信仰が混在の異界です。でも狛犬の存在感だけは、こちら側に近いようでして。。。妙にホッとしたりしてね。

素盞雄(スサノオ)神社にて。天王祭で、神輿が帰還してきたのがこの本殿前。こんなところで神輿を左右に揺らしていたのか!と思ったらフシギな感じでした。だってこんな立派な狛犬がいて、その土台はたっぷりのボク石。ふふふ。この調子だと富士塚のクォリティーが楽しみです♪

またまたやって来ました。気になって。神社の外では、若い神主さんが、「天王祭」のポスターを「大祓い」のものに替えていました。
6/30は確かに大祓いの日です。富士塚のある神社では山開きをメインにしたりもしますが、ここではどちらかというと富士塚にふれないので(理由はありました!のちほどね)大祓いの神事を大きく行うことになります。少しずつ出しますが、いい神社ですよ。ここ♪


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HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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