▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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胎内めぐりの様子は、絵図にもいろいろ残されています。

以前、「空飛ぶ絵師 五雲亭貞秀」のことを書きました

「起し絵」である『富士山真景全図』の仕掛け部分、「土中胎内之図」は胎内めぐりの様子です。また、他にも3枚つづりの『富士山胎内巡之図』などを描いています。

『富士山胎内巡之図』

アバラの表現はすばらしい。まさに肋骨のようにデフォルメし、迫力を出しています。

これを見て、歌川国芳の「相馬の古内裏」を思い出すのは私だけでしょうか。
『相馬の古内裏』

『富士山胎内巡之図』は、アバラの他にも、浅間大菩薩を拝む空間や、洞窟の天井から滴り落ちる水を受ける様子も描かれています。また、蟻の巣のような細い空洞を這いつくばって進む行者たち。絵は誇張してありますが、胎内最大の難所。木々が交差して倒れてできた空間は複雑であります。

穴はただ狭いのではありません。岩肌は溶岩です。擦れると痛いのなんの。私はちょっと入っただけなのに、大事な服にカギザギを作ってしまいました〜。

行者たちが胎内に入る時には、



膝にもわらじをあてていました。

それは、この面白い絵にも描かれています。



仮名垣魯文の『滑稽富士詣』の挿絵。絵師は国芳の門下である歌川芳虎です。

「押すな押すなよ〜!てやんでぃ」

つづく。。。

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表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
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士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
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