▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
さすが日光街道に近い土地柄、日光参拝の記念碑も乗っています。



富士塚には富士山信仰だけでないものもいろいろあります。
今も活動している富士講の方たちだって、同じメンバーで富士山以外にお出かけしてますから、昔も「信仰と娯楽」のセットは多かったのがわかりますね。

登山道は、正面からのものもあるようですが、







右奥から始まる道がくっきりしてます。
合目石が丁寧につけられていて、中腹に小御嶽神社があります。



道のつけ方ってホント面白い。
正面からの道と右奥へ続く道との分かれ目あたりに、枯れ枝が落ちていてわかりづらいけど。



ウラはこんな。
ボク石はふんだんに使われています。こんなにしっかりした造りだから、崩落の心配もない。堅牢な富士塚は、公開しても問題ないのになぁ〜と思っていたら、

柵の中を覗き込んでいる私が気になったのでしょう。別の少年クループがそばにやって来ました。
チャンスとばかり、すかさずたずねる私。

「ここって入れないけど、ホントは入って登ったことあるよねぇ〜?」
「はい。あでも、昔です」

マジメそうなひとりが、マジメに答えました。
子供の言う「昔」ってほんの少し前のハズ。登ったことを咎められないよう、幼い頃でしたから無邪気に登ってしまいましたので見逃してくださいって気持ちをこめたのがかわいい。

「だよね〜。登ったら楽しいよね〜。いいなあ。私も登りたかったな〜」
叱るような人物でないとわかったのか、少年はホッとした表情になりました。

しかし、今でも登る者はいるにはいる。



富士塚では、場所取りのバトルがくりひろげられていました。
白い猫とカラスが日だまりで。



勝者は猫。余裕の表情で自分の岩に立つ。
実はこんな光景、よく見かけるのですが、私はこの猫のたたずまいに惹かれました。



頬のこけた小顔。大きな耳。耳は光のせいで透けている。
思慮深そうな眼差しと態度。何だか仙人みたいで、フシギな印象でした。



富士塚は、玉垣の外側からでもよく見えます。
いい塚でした〜。
町名が変わって今は足立区足立になってしまったけど、昔は五反野町でした。
学校名などにも残っています。

西之宮稲荷神社の広〜い境内の一角です。



白い柵の向こうに塚はあります。



社殿の側からも覗けます。
ゆるやかなスロープも確認でき、なかなかいい山容と見える。



左側には龍が水を吐き、水琴窟の音が心を癒すスポット。なかなかです♪



残念ながら登れません。でも、この柵は悪くない。
懐かしい感じの質感。ここから拝するには適した高さ。



金目の狛犬にビックリされました(笑)。

つづく。。。
もう何か月もたってしまいました。でも素材はたくさんあるのです。

ある神社を訪れた時、こんな光景に出会いました。
苦悩する少年?



「ひと〜つ。ふた〜つ。み〜っつ。よ〜っつ。いつ〜つ。む〜っつ。なな〜つ。もういい?」



「だ〜め」

そう。オニになっただけ。



富士塚は、社殿のヨコ。

つづく。。。


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美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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