▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
7月5日と6日に、一般登拝が叶いましたのは、 豊島区高松の高松富士(長崎富士とも言います)。 4基ある国指定重要有形民俗文化財の富士塚のうち、今まで、 ●高松富士:年間立ち入り禁止 ●木曽呂富士:常時登拝可能 ●江古田富士:年3回(正月3が日と7月1日と秋の例大祭の2日間) ●下谷坂本富士:年2日(6月30日と7月1日) でしたので、今回の高松富士の公開は快挙です。だって、ほぼ半世紀ぶり! 塚の入口は公園の東側。フェンスの扉が開いています。 まず、浅間神社にお参り。月三講の額が掲げられていました。 講名は講祖である三平信忠の「三」を取ってつけられたそうです。 フェンスの中に入り、塚に一歩近づいただけで空気が一変しました。 久しぶりに感じた清涼感でした。 そしてすぐに目が合った。 烏天狗と 大天狗に。 小御嶽神社への案内人、大小天狗に「のちほど!」と声をかけていると、 子供たちがすばしっこく登山道を駆け上がって行きました。 烏天狗の横を通って、私も登拝することに。 太郎坊です 六合目の道標 丸藤講の奉納碑 割菱講より経ケ嶽 奈加井とは中井? 雲切不動 登山道は、平坦なところもあるけど 8合目あたりから急に傾斜をつけてあります。富士山特有のカーブを表すためでしょう。 日御子碑も見えます。 頂上でゲームに勤しむ、今どきの子ら。 祠の中には11代目の先達、本橋源蔵が納めた大日如来像が。 塚の前面を振り返ると、 登拝中の親子。このあたりは段差が大きいので、子供にはちょっとキツい。 でも、最後の数歩はこんな作りになっていて、安全です。 中腹で小御嶽をお参りする女性が見えました。 一旦下山し、 天狗のあたりから小御嶽道を行く。 小御岳石尊大権現 さて、麓まで下山し前面を通ります。 高さ8m、径21mの高松富士は、月三講による築造(文久2年)と言われていますが、 これが文久2年と刻まれた講碑。 まるで大きな海ほおずき! そのまま塚の西側を歩いて北西部。 親子が「小さなおうち」と呼んで中を覗き込んでいたのは 御胎内です。一枚岩で覆われているので、乗っても安全でした。 大型塚で麓を一周できるのは、そうそうないです!素晴らしい。 中道もくっきり。その先には天狗の後ろ姿! 表に回ると、 「ふうん。大天狗と烏天狗は大正6年に奉納されたんだって」 「私たち、天狗ににらまれてない?」 社殿前で、お囃子が始まりました。 何と、獅子舞! 暑かったでしょう! 最後に猿像。 池袋富士の猿に似て、対に見えますが、 右は鳥居の近くにいた猿(元々塚にいた)で、 左は地元住民の家にあったものを奉納とのこと。 とにかく、初めての高松富士登拝ができ、富士講と保存会の皆様に感謝です。 塚の構造から、こだわりカーブのつけ方、ダイナミックな登山道、 たっぷりのボク石、おびただしい数の講碑と石像物、そして塚一周できる点、 などなど、すべてが素晴らしいものでした。 また、子供や若い方たちが楽しそうに登っていましたが、 ご年配方が、感激しながら登拝されていたのが印象的でした。 「むかーし、登ったことはあるよ。公園は神社の境内だったからねぇ」 「あたしは初めてよ。50年くらいここに住んでいるのに」 「ああ、あんたはお嫁に来たからね」 フェンス越しに「私も登りたいよう」と言っている方もいました。 ★来年以降も登れることになっています。お楽しみに! (7月第1土日です。7月1日が日曜の場合は、6月30日から解放とのこと) Facebook あり〼 |
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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
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▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
………………………………… 富士山に登りたくても登れな い人たちの為に、江戸時代に 関東各地に造られた「人造富 士山」のこと▲です。富士山 を信仰する▲▲▲富士講によ るもので▲▲▲▲▲したが、 地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富 士山が出来たことで、多くの 人が登山でき、大流行しまし た。民衆のパワーですね♪♪ 富士山の溶岩をのせ、一合目 から頂上まで登れるようにな っています。意外なところに ひっそりたたずんでますよ。 ………………………………… ▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼ ………………………………… 美しい作品も好きだけど、コ ンセプトありきで表現するこ とに喜びを感じるビジュツ家。 表現形態はこだわりません。 現在、富士塚のコンセプトに インスパイアされ、色々な媒 体で表現。著書の【ご近所富 士山の謎】【富士塚ゆる散歩】 も、私にとっては作品です。 なぜ富士塚か……それは、海 外生活での体験から。詳しく は本のあとがきに記してあり ます。 ★★★★★★★★★★★★★ お問い合わせ、ご連絡は↓ y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m (♡をoに◆をaに★を@に変えて 入力して下さい) ★★★★★★★★★★★★★ 掲載の写真・イラスト・文章等の 無断使用・転載は御遠慮下さい ★★★★★★★★★★★★★
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