▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
[1025] [1024] [1023] [1022] [1021] [1020] [1019] [1018] [1017] [1016] [1015]
竹富島のことにふれ、もうすぐ竹富島の種子取祭だと気づきました。

今年は行けないけれど、一昨年の祭りでアップした、ミルク(弥勒)の登場を思い出し、ちょっと気になることが出てきました。

子供達のかぶりもの、「サージ」というのですが、



何かに似ていますね♪



「宝冠」です。

「山村民俗の会」発行「あしなか」の「修験道覚え書」によると、山伏の頭襟(ときん)つまり宝冠(ほうかん)は、即身即神(その身そのまま神)の体性を表わすもので、五智円満の神の宝冠とのこと。五智とは神の五つの智恵、即ち人間として覚るべき五つのことがら(大きく円満な心、円満で平和な心、正確に観知する心、働きに無駄のない心、神に通じ覚りに通じる心)だそうです。

長さ1丈2尺(1尺が30.3cm/1丈=10尺なので、1丈2尺は約3.639m !?)の白色のサラシを巻きます。



これはその冠り方(富士吉田市教育委員会の資料から部分転載したイラスト)。

上の写真、火祭りの時の3人は、微妙に違う個性が出ていますが、この基本で結んでいるようでした。斎藤先達(左)によると、「いざという時にこれを解いて命綱として使うこともできる」。

では、子供が冠っているサージの由来はなんだろう???

(サージにはいろんな種類があって、エイサーでよく見るサージは違う冠り方)

多少、結び方が違うかもしれませんが、見た目は宝冠とよく似ています。
ナゼかしら。
う〜ん。う〜ん。う〜ん。

こんなサイトに行き着きました(竹富島では「サジ」と言うらしい)が、それ以上のことはわかりません。

コメント
無題
こんにちは。

「宝冠」と呼ぶのですか! あれどうしても兜巾と言ってしまいがちなんですが、兜巾なら大日如来と不動明王の宝冠を模した2タイプがあるわけで、ただ宝冠と言えば白鳳仏のそれが思い浮かびます。
いわゆる三面宝冠を被った仏像が、見た目きわめて「宝冠」のように感じた記憶があります。
ああ、どこだったんだろう。
弥勒と言えば広隆寺弥勒菩薩の半迦思惟増は、本来三面宝冠を被っていたんですね。
たんなる思いつきです、お目汚しすみません。

追記21:30
>頭襟(ときん)つまり宝冠
あれ、同じもの?
【2009/09/27 18:32】 NAME[Pochi] WEBLINK[URL] EDIT[]
富士講では宝冠と言うようです
こんばんは。さすがにお詳しいですね!

宝冠は、広義に解釈すると、仏像を始め色々な宗教の聖像のかぶりものを指すようですが、富士講ではときんと言わず宝冠と呼んでますね。

いくつかのサイトにも出ていました。
http://wadaphoto.jp/maturi/yosida1.htm
http://www.mmdb.net/usr/digiken/Yamanashi-Album/page2/nykm_fujiyoshida_nua0196-png-nua01960006b.html

また、あしなかに出ていたのは修験道全般の山伏の装束でしたから、長頭襟(12尺が12因縁から由来なので、おそらくこれが正式かと)ですが、富士講では7尺2寸のものを使っているようです。
http://hibiscusfujizzz.blog.shinobi.jp/Entry/881/
【2009/09/28 01:58】 NAME[芙蓉庵] WEBLINK[] EDIT[]
無題
おはようございます。
うっかりコメントしてしまい、自分でも何を
言っておるのやら混乱してるなあと感じ、
訂正しようと思ったらすでにお返事が。

お恥ずかしい、そしてお手間をおかけしました。
陳謝陳謝。
【2009/09/28 07:20】 NAME[Pochi] WEBLINK[URL] EDIT[]
いえいえ
コメントありがとうございます。
私はくわしくないので。。。いろいろあるのだと知ることができました。
半迦思惟像も思い出させていただいて(昔好きでしたので)よかったです♪
【2009/09/28 11:39】 NAME[芙蓉庵] WEBLINK[] EDIT[]
無題
竹富では、エイサー風なのは、マンサージと言い、弥勒にでる子供たちのはミルクのミン(弥勒の耳)と言います。ちなみにサジは手巾のことをいいます。ユークイで頭にまくのもサジです。
【2009/10/02 23:54】 NAME[R父] WEBLINK[] EDIT[]
ミルクのミン! 弥勒の耳かぁ〜!
なるほどなるほど!
ファーマーがかぶるとかわいいわけだ♪
(大人がかぶったものは見ないですが)

確かミルクは東南アジアから来てるから、ミルクのミンと
密教系の修験道の宝冠かぶりとは無関係ですよね。
そうか〜。ユークイのもサジかあ♪

あ、種子取、正確にはもう始まりましたね!
【2009/10/03 17:41】 NAME[芙蓉庵] WEBLINK[] EDIT[]


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
リンク
カテゴリー
最新CM
[03/20 芙蓉庵]
[03/08 masapi21]
[02/22 芙蓉庵]
[09/15 芙蓉庵]
[09/09 吉田 千秋]
[01/28 芙蓉庵]
[01/28 芙蓉庵]
[01/24 MASA]
[01/22 MASA]
[10/15 芙蓉庵]
[10/12 吉田 千秋]
[10/12 吉田 千秋]
[07/16 芙蓉庵]
[07/10 吉田 千秋]
[12/10 芙蓉庵]
[12/05 槇田きこり但人]
[06/22 nobuting]
[06/22 芙蓉庵]
[06/21 nobuting]
[03/14 芙蓉庵]
[03/11 武本Timothy]
[02/23 芙蓉庵]
[02/22 エバポリタン]
[09/06 芙蓉庵]
[09/04 ひさ]
最新TB
プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
…………………………………
富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

★★★★★★★★★★★★★
お問い合わせ、ご連絡は↓

y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m
(♡をoに◆をaに★を@に変えて
入力して下さい)

★★★★★★★★★★★★★

掲載の写真・イラスト・文章等の
無断使用・転載は御遠慮下さい

★★★★★★★★★★★★★
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
mountains