▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
春になると思い出す。 南の島のこの築山。 私が富士塚病にかかってまもなく遭遇したものでした。 目的は違えど、積むという行為、そしてこの形と素材に惹かれ、ここには何度も出かけました。 3年前に書いた記事。 …………………………………………………………………… この、沖縄の八重山黒島にある「富士塚」に酷似したものは、 実は「プズマリ」と言ってこの地方独特の人工の小山です。 富士山はもとより、何の宗教にも関係ありません。 ですが。富士塚を見なれた人達がこれに遭遇したら、 どうでしょう。江戸の人達がこんなの見ていたとしたら? 「プズマリ(タカムイ)は海上を行く貢船や異国船を 監視するため、遠見台として琉球王府時代に 使われた、黒島で一番高い場所。 『黒島口説』に歌われる『メーヌスカムイ』のこと。 八重山の島々にこのような遠見台があり、 船が見えると火や煙を使って遠見台から遠見台へと 次々と合図が送られ、石垣島の蔵元へ通報された。 石が崩れる場合があるので、登るときは注意すること」 つまり「火番盛」のことですね。 黒島では「プズマリ」と呼ばれますが、 竹富島では「クスクムリ」、 波照間島では「コート盛」で親しまれて(?)います。 いずれも琉球石灰岩を積み上げて作られたものですが、 私は黒島のプズマリがダントツに高く立派な形状なので、 大好きです。はい。 黒ずんだ琉球石灰岩は、見た目が 黒溶岩にそっくりです。 …………………………………………………………………… 八重山で私は、富士塚を知る上で重要になったふたつのものに出会いました。 築山として、カタチの認識につながった「火番盛」。 そして、拝みの場である「御嶽(うたき)」。 ただ富士塚めぐりをするだけではわからなかったこと、神社めぐりだけでは感じなかったことを、形と精神の両面から、私なりにひもとく作業をしていたのだと思います。本当に、すべてのことは必然に起こるのですね。 さて、富士山柄の素敵な服に出会った日、八重山つながりの友達と会いました。 私が八重山に通い始めた頃に出会った人です。 お互いひとり旅でした。住んでるところが離れているので、その後手紙のやりとりをしながら、何度か会うこともできました。遠くにいてもずっと交流が続いているのはとても嬉しいことです。今回も数年ぶりの再会でしたが、島の宿で飲んでいるかのように楽しかった♪ 八重山にも住んだことのある彼女は、やはりプズマリの記憶がありました。 「ああ、あるある!」 富士塚を見たことない彼女に、いつか東京の富士塚も見せてあげたいな〜。 きっと驚いて言うでしょう。 「あ、プズマリだ〜」って。 |
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HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
………………………………… 富士山に登りたくても登れな い人たちの為に、江戸時代に 関東各地に造られた「人造富 士山」のこと▲です。富士山 を信仰する▲▲▲富士講によ るもので▲▲▲▲▲したが、 地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富 士山が出来たことで、多くの 人が登山でき、大流行しまし た。民衆のパワーですね♪♪ 富士山の溶岩をのせ、一合目 から頂上まで登れるようにな っています。意外なところに ひっそりたたずんでますよ。 ………………………………… ▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼ ………………………………… 美しい作品も好きだけど、コ ンセプトありきで表現するこ とに喜びを感じるビジュツ家。 表現形態はこだわりません。 現在、富士塚のコンセプトに インスパイアされ、色々な媒 体で表現。著書の【ご近所富 士山の謎】【富士塚ゆる散歩】 も、私にとっては作品です。 なぜ富士塚か……それは、海 外生活での体験から。詳しく は本のあとがきに記してあり ます。 ★★★★★★★★★★★★★ お問い合わせ、ご連絡は↓ y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m (♡をoに◆をaに★を@に変えて 入力して下さい) ★★★★★★★★★★★★★ 掲載の写真・イラスト・文章等の 無断使用・転載は御遠慮下さい ★★★★★★★★★★★★★
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