▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
[1131] [1130] [1129] [1128] [1127] [1126] [1125] [1124] [1123] [1122] [1121]
もったいつけてるわけではないですが、つい記事のつづきが空いてしまいます〜。
やること山積、貧乏暇ナシ(笑)ですから。。。

とりあえず、ひとつ前からのつづき。



旧加賀藩主前田侯爵邸の遺物です。場所は、赤門の南側(赤門に向かって右側)。



近くには、理科二類・生物学科の棟があります。このあたり、なんだかトロピカルで居心地よし。



花壇には各種のプラントが植えられていました。江戸時代の資料には南天の素晴らしき図が。とてもいい!



独特の空気に癒されながら、散策してみました。古きよき建物のまわりは、時が止まったかのよう。



一帯は、重厚かつ明るさを兼ね備えたレンガ造りの建物(校舎)がたくさんあります。やっぱりいいな〜。古い建物。



この日、私が用があったのは赤門の北側にある福武ホールでした。ちょうど2年前、安藤忠雄氏の設計によって竣工されました。情報学環の一端で最先端の施設としての目的を持っています。着工にあたり、地面を掘りおこしたら、過去の遺物がザクザクと出たそうです。ここだけでなく、赤門のまわりには遺跡の宝庫。現在も発掘が行われているようでした。(上の画像に見えているのは、総合図書館です)

と、ここまでは富士塚に全く無関係のコト。



赤門の東にある赤門総合研究棟、



それに続く経済学研究棟(画面右側)が、富士塚ゆかりの地です。(正面は医学部)



この一角(現在の経済学研究棟の東端)にさしかかったとき、ここに富士塚があったと直感しました。

南だ東だと言ってもわからないので、



現在の敷地マップをアップ。わかりやすいように、本郷通りからキャンパスを向いた位置です。画面左が北側。福武ホールはコミュニケーションセンターと書かれてるとこ)



またまた「江戸情報地図(安政3年および現在)」から。「赤門」という文字は私の落とし込みですが、その右上にある円形の緑がかつての富士山です。うっすらと見える現在の地図からも、富士山は赤門総合研究棟ではなく、経済学研究棟の東端のあたりだったとわかります。(赤門は1903年、西に15mほど動かされたそうです)



もうひとつ。ピンクの円形が「富士権現旧地」であり、つまり富士山でした。(1840-1845年頃)
研究家の間ではこれを「本郷富士」とよんでいます。底径は20mほど。

本郷富士つまり椿山は、かつて古墳だったのではと言われていました。赤門付近に遺跡もあることから、古墳と考えるのも自然な発想ですが、どうやらそうではなかったらしい。

この近くの弥生町で、弥生式土器を発見した人物のひとり、有坂ショウ蔵(ショウ:金へんに召)という人物が、のちに椿山を発掘し古墳ではなかったことを結論づけたそうです。(ちなみに音楽評論家の有坂愛彦氏はショウ蔵の息子です)

さて、いろんな地図を見ていると、あれこれ確かめたくなります。家にあった古地図(復刻版)を開いてみたら、鳥瞰図っぽいですが、明治30年の文京区あたりがデフォルメされておりました。



下は本郷キャンパスから上は駒込富士神社までトリミング。上が北です。



寄ってみたら椿山らしき山が描かれていたので、グリーンに色づけしてみました♪

つづく。。。

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
リンク
カテゴリー
最新CM
[03/20 芙蓉庵]
[03/08 masapi21]
[02/22 芙蓉庵]
[09/15 芙蓉庵]
[09/09 吉田 千秋]
[01/28 芙蓉庵]
[01/28 芙蓉庵]
[01/24 MASA]
[01/22 MASA]
[10/15 芙蓉庵]
[10/12 吉田 千秋]
[10/12 吉田 千秋]
[07/16 芙蓉庵]
[07/10 吉田 千秋]
[12/10 芙蓉庵]
[12/05 槇田きこり但人]
[06/22 nobuting]
[06/22 芙蓉庵]
[06/21 nobuting]
[03/14 芙蓉庵]
[03/11 武本Timothy]
[02/23 芙蓉庵]
[02/22 エバポリタン]
[09/06 芙蓉庵]
[09/04 ひさ]
最新TB
プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
…………………………………
富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

★★★★★★★★★★★★★
お問い合わせ、ご連絡は↓

y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m
(♡をoに◆をaに★を@に変えて
入力して下さい)

★★★★★★★★★★★★★

掲載の写真・イラスト・文章等の
無断使用・転載は御遠慮下さい

★★★★★★★★★★★★★
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
mountains