▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
夏に強いはずの私が、さすがに今年はバテてます。 電気代がもったいないのと、室外機から熱を放出することがどうもイヤなので、先月はトータルで1時間しかクーラーをつけずに頑張りました。しかし、無駄な努力はしちゃぁいけませんね。ムリして体調崩し、結局、ケチッた電気代以上の医療費がかかってしまいました。節約したハズの電気代もあまり抑えられず、とほほです(笑)。 とにかく9月になってもこう暑いとは〜。 昨年の9月1日は、長袖シャツを着て出かけたことを思い出して驚きました。 「午後2時くらい? だったら富士山にいるよ。準備してるからおいで」 Mさんからの電話で、いそいそと出かけました。 富士山神社を目指し、太陽がギラギラ照りつける道を行くと、 ええ〜!? もう麦藁富士が燃えている??? そう錯覚するくらい頭クラクラ。喉カラカラ。 あわててペットボトルの水を飲みました。 中里富士のある富士山神社に着くと、富士講の方達が汗だくで作業していました。 「おう。祭りの裏側見ていきな♪」 「今作っているのは?」 「点火棒よ」 麦藁を束ねて〜。 そんで、縄で巻く。 このへん弱いな。もっと足すか。 太くするには、少しずつ藁を中に刺してって〜。 ほれ。こんくらい長くしないと、てっぺんに届かない。 麦藁富士はもう仕上がっていました。 なるほどね〜。夜しか見たことなかったから、構造がよくわからなかったけど、麦藁の束をいくつも作ってからそれを円錐状に積み上げて、最後に縄を巻いて整えるんですね! 麦の穂はついたまま。 「ホントはね、穂は全部取ってからのほうがいいんだけど」 「たしか、『ぼうち』で?」 「そうそう。棒で打って穂を落とすから『ぼうち』」 「大変な作業ですよね」 「これ(祭り)やるのに畑が必要だからね。そろそろ蒔きどきだよ」 「そうか〜。この麦の粒を蒔くわけですね」 「うん。ここらに落ちた麦も全部拾っておかないと芽が出てくるよ」 木陰に腰掛けて、先達の御子息がいろいろと教えてくださいました。 この辺は麦がとれたから、昔は藁葺き屋根の家ばっかりだったそうです。 「茅(かや)がとれるところは茅葺き屋根だね。茅もいいんだよなぁ〜」 「棒ができたよ〜」 長さを確認しながらリハーサル。 向こう側には、寄附を貼り出す札場(ふだば)も設置されてました。 「お〜い。次はこっち。注連縄だ」 点火棒と同じ要領で作ります。ギシギシ。マキマキ。 古い注連縄を降ろして、長さを確認。それを鳥居に取りつければもうおしまい。 心地よい涼風が吹いてきました。「ひゃ〜気持ちいい♪」 手水場の水道から水を撒き始めたら、一気に涼しくなりました。 地面が冷えるとやっぱり違うのね。レインボウが目に嬉しい。 富士塚を照らす電球も、点灯テストが終わり、富士山はしばらくひっそりと夜を待ちます。 一方、先達のお宅では、他のメンバーが他の品々を点検中でした。 手前の竹は蝋燭を刺すためのもの。計108本。 「賽銭箱がどうしたって?」 「寄せ木の一部が突っかかって」 「棟梁に直してもらいなよ〜」 宮大工の棟梁(こだわりの角刈りが◎)が登場し、即解決しました♪ 傍には、お焚き上げの際に振る大御幣が準備されていました。 先達宅の中庭には「正しい夏の心地よさ」があります。 風が通り抜ける。木々は守ってくれる。汗がひく。 ここでは夏を嫌いにならないな。 この日、卒論に富士講(富士塚)を書くという学生さんに会いました。 先日も、そんな人に出会いました。それぞれ、専門分野もフォーカスする点も違いますが、何だか嬉しくなりますね〜♪
卒論
ほんとに今年の夏はきつかったですね♪
暑い中の取材、いつもお疲れ様です。 自然の怖さを確認させられた夏ですね。 学生さん、富士塚を卒論に選ぶなんて、なんかうれしい話で、書き上げた暁には読ませてもらいたいですね~。 気温の変化に気をつけて取材がんばってください~。
ありがとう!
POLIちゃん、こんばんは
取材はいつも大変だけど、とてもありがたい♪ やはり大事なところへは、呼ばれるように行くことになるのです。 その御縁を大事にして「自分にしかできないこと」を ひとつずつ頑張ってやろうと思っています。 いつも応援ありがとう〜! 若い人が富士塚を好きになってくれるのが嬉しいこの頃です♪ |
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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
………………………………… 富士山に登りたくても登れな い人たちの為に、江戸時代に 関東各地に造られた「人造富 士山」のこと▲です。富士山 を信仰する▲▲▲富士講によ るもので▲▲▲▲▲したが、 地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富 士山が出来たことで、多くの 人が登山でき、大流行しまし た。民衆のパワーですね♪♪ 富士山の溶岩をのせ、一合目 から頂上まで登れるようにな っています。意外なところに ひっそりたたずんでますよ。 ………………………………… ▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼ ………………………………… 美しい作品も好きだけど、コ ンセプトありきで表現するこ とに喜びを感じるビジュツ家。 表現形態はこだわりません。 現在、富士塚のコンセプトに インスパイアされ、色々な媒 体で表現。著書の【ご近所富 士山の謎】【富士塚ゆる散歩】 も、私にとっては作品です。 なぜ富士塚か……それは、海 外生活での体験から。詳しく は本のあとがきに記してあり ます。 ★★★★★★★★★★★★★ お問い合わせ、ご連絡は↓ y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m (♡をoに◆をaに★を@に変えて 入力して下さい) ★★★★★★★★★★★★★ 掲載の写真・イラスト・文章等の 無断使用・転載は御遠慮下さい ★★★★★★★★★★★★★
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