▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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なごり惜しかったのですが、「火の花祭り」の始まる前に中里を後にしました。

9月1日は、知っているだけでも4か所の富士塚で火祭りがあるのです。
残り3つのうち、今回向かったのは川越の雀ノ森氷川神社。

「えっ? ダメですかい?」

手についた土を、舐めようとした子供に注意したらこの表情。思わず吹きました♪
傍にはお焚き上げの松明があります。



木片を積み上げた松明の上には、着火用の杉の葉と細木の束。それに御幣。
広瀬富士のお焚き上げのように、松明を中心に神域が作られていました。



境内の東北に位置する富士塚の頂上から見たところです。





富士塚はとてもシンプル。登るというより、儀式のための構造のよう。
とはいえ、斜面には古い石碑の数々。

大日如来

小御嶽神

参明藤開山+書行+食行



松明の近くに浅間神社の仮宮も設えて。



お囃子も盛り上がってまいりました。新宿と書いて「あらじゅく」と読みます。
富士塚のある地域には、お山開きといい火祭り(お山仕舞い)といい、お囃子連が活躍します。それは、単なる町内の祭りでないことのあかし。お囃子は、神様に奉納する意味があるからです。

さて、夜の帳がおりました。



盆踊りも始まりましたね。



氷川神社も浅間神社仮宮も、闇の中で映える時刻。

 

冨士浅間神社の文字の裏側は、「御水講」。
渋谷の山吉(ヤマキチ)講の枝講で、砂町のオミズコウともファミリーですね。
でもここでは「おんみずこう」と呼ばれます。

お焚き上げの始まる8時にはまだちょっと時間がある。もう一度、富士塚に登ってみよう。



目の前を、数人の子供達が駆け登って行きました。



「写真、撮って。撮って〜!」
彼らは、慣れたように奥宮によじ登り、はしゃいでいました。

しょうがないなぁ。
「ここには富士山の神様がいるんでしょ?」
「うん!」
「普段は乗っていないよね?」
「うん!」
「じゃ、いっか。今日はお祭りだからね〜」

考えてみたら、彼らはこの地で「安産祈願」をもって生まれ、「初山参り」で祝福された子供たちなのです。富士山の御加護をいただいている彼らは、こうして富士山と戯れて育つのでしょう。







いい子たちでした。

別れ際、
「ありがとうございました。盛り上がりました!」
なんて、お礼を言われた時には笑ってしまいました〜♪

あ、気づくともう8時。



行者たちは出番待ちです。

つづく。。。

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関東各地に造られた「人造富
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地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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