▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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はい。ジュゴンです。

最近は知っている人も増えましたが……海棲哺乳類の1種。ジュゴン目(海牛目)ジュゴン科に属する生物であります。人魚伝説のモデルとなったということで記憶されることも多いでしょう。世界中で10万頭程度、そのうち北限の50頭未満のジュゴンが今、生存の危機です。毎日のようにジュゴンの命を脅かすニュースが伝わって来ます。
ジュゴンを守ろうと活動家たちも大勢います。

さて、ゾウの祖先が海に入って進化したと言われるジュゴンは「菜食主義」です。彼らの食用となるのは海中のアマモ等「海草類」。海藻類ではありません。実はアマモも陸上の植物が海に入って適応したのですから、深いつながりですね〜。

ちなみに、マナティーも同じく海牛目でジュゴンに似てますが、海にしか住まないジュゴンに対してマナティーは川が多いです。また、尾ビレが全く違う(ジュゴンは三角、マナティーはしゃもじ型)し、顔も違う。

私は数年前「美ら海水族館」のマナティーに会ってきました。でも、ジュゴンに会うには鳥羽水族館しかありません。(飼育は世界でここだけ!)

下の骨格展示は、今月オープンしたばかりの沖縄県立博物館にあります。先月、取材のライターに同行させてもらった折、暗い館内で撮影したスナップです。奇妙な雰囲気なのは公開前だからです。でも暗がりの中、数ある生物の骨格展示のうちこれだけが、妙に何か語りかけてきているような気がして、撮らずにはいられませんでした。

そして、その手が5本指であることにいたく感動し、案内の学芸員の方に「ジュ、ジュゴンですね!?」と問いながら心の中でGODDESSを連想していました。

【水の中のGODDESS】

生身の生き物、それも未だナゾにつつまれる、ヒトではない生き物がGODDESSとは!?
でもGODDESSについて考える私にとってはこれも自然な思考の流れです。実在の人物が起源であっても偶像でも、性別があいまいであってもなくても、ヒトとしたカタチであってもなくても……GODDESSの共通項はひとつです。ここまで読んでくれた方には、キーワードを出さなくても伝わっているでしょうからそれは伏せておきましょう。あえてヒントとしては「ジュゴンさん、ありがとう」ってことでしょうか(笑)。

ジュゴンにひかれる人は、その姿形がかわいいからとか無抵抗な菜食主義者だからとか、生存が危ぶまれる政治的な現状を背景とするからとかいろいろあるでしょうが、やはり母性を象徴とした姿が一番強いでしょうね。(イルカとも違い、立って子供に授乳するジュゴンには胸に乳があるそうです)

たとえ5本の指がヒレの中に隠れていても、そのヒレで子を抱く、包む。その行為は、水の中のGODDESSと呼ぶにふさわしい存在感です。神の立場で教えを説かずとも、人に伝わるものがある。う〜ん。すごいです。

つづきは、沖縄での「神としての」ジュゴンについて。

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士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
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