▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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まずはお猿つながりから。


先達の素晴らしい行衣(朱印の余白がない!)の左奥に見えるのもお猿です。縫いぐるみのかわいい猿が提灯からぶら下がっています。お猿はこのほか、おかめ&ヒョットコの面を手に持つ石像のものもありました。


気さくにお話くださるE先達は現役でお山に行かれています。もちろん今年も。「初めて登ったのは昭和12年、講員としては34年からです。2度(喪中等で)行かなかっただけで、それから一度も欠かさずだよ」お生まれは大正15年!

「え?高山病になったの?急いで登っちゃだめだよ。私たちは『六根清浄』を唱えながらゆっくりゆっくり登る。少し行ったら休み、呼吸を整えてまた登るのです」その他、お中道の回り方(逆中道もあり)、大澤付近の怖さ、砂走りのことなどいろいろお話くださいました。お伝え本の解説まで♪

 
朝8時から始まった準備です。お掃除、飾り付け、昼食の用意などいろいろあってお忙しい。社殿の外にも講員の方たちがまめまめしく動いてらっしゃいます。



中に入ることを許されて撮った、社殿内左側、品川富士に面した祭壇とその上に掛けられた掛軸。鳥居や掛軸はいつもは先達のお宅にあります。


社の外には新旧のマネキがたくさん並びました。これは新しいやつ。


11時頃には品川神社から神主が来て神事が始まりました。(神主によるお祓いは昭和37年から始まり、以前は講の方たちだけで行なっていたそうです)


お山に向かってお祓い。


神主が去り、神職による儀式が終わると皆さんちょっと緊張がとけます(笑)。社殿内で昼食をとり(お赤飯のおこわと佃煮が美味しかったです♪地酒も♪)前日に仕上がった新しいお伝え本(ルビつき)など見せていただいたりして、しばし休憩タイム。先達は、テレビのインタビューを受けています。格子の向こうには品川富士ですよ。


それから講による儀式が再開。「拝み」です。独特の抑揚で「お伝え」を声に出します。


品川丸嘉講社に残るこの古いお伝えは御三宝に立て掛けて。


鈴(レイ)はかなり重い。これを鳴らしながらお山を登るのですね。もうひとつ、鈴(レイ)と呼ばれるものがあります。先達の前の小机の上にある、太い輪のようなもの。中は空洞になっています。これをひとさし指に通し、回転させると中に入っているもの(石?)が回って音が出ます。要所要所でふたつの鈴を鳴らします。

もっと写真を撮ってもよかったけど、自分も少しでも声に出したかったので、お伝え本を目で追うのに必死(笑)だったのです。また、神妙になっていたのでそれどころではありませんでした。文字からことだまになって、それが響き合うことに感動もいたしました。内容についてはまたいつか。

コメント
凄いですね
先日の日曜日に水稲荷でお会いしました者ですが パソコンで拝見して内容の詳しさにビックリしました。私が話した富士塚は 勘違いで南千住でしたが 既に視察済みでしたね。流石です。
【2008/07/23 00:29】 NAME[岩渕 厚志] WEBLINK[] EDIT[]
まだまだです〜
岩渕様

南千住とは遠いところまでいらしたんですね!登られたんでしょうか?
そう言えば、登戸にも小さいけど富士塚があるようですね。

富士塚はかなりの数があって、なかなか回れていません。
特に神奈川県が手薄です。おすすめがあったら教えて下さいね。
【2008/07/23 02:08】 NAME[芙蓉庵] WEBLINK[] EDIT[]


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関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
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るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
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美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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