▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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最近、なぜか複数から「村山古道」へのアプローチがあり、気になっています。

村山口登山道は、約100年の眠りから目覚めたとして、知られているものです。
平安時代から修験者たちによって使われていた「最古の富士登山道」ですが、明治39年(1906)に大宮新道、つまり大宮(=富士宮)から現在の新6合目に通じる近道が開通したために衰退し、ほぼ100年間、荒廃したままでした。2年の歳月をかけて、2004年に復活したこの道は、通称「村山古道」と呼ばれ注目を集めています。

「村山古道」の復活は、「富士山クラブ」のHPの中の【村山古道復活記念 富士山完登プロジェクト2005 】に詳細が出ています。
地形図はこんな

海外メディアにも取りあげられ、2004年10月19日付のHerald Tribuneには、活動内容だけでなく、外国人として初めて富士登山したオールコックもここから登ったと書かれています。



その、村山古道を復元したプロジェクトのリーダー、畠堀操八さんの著書はとても面白いです。復元のプロセスも興味深いですが、もともと修験のために使われた村山口登山道が、深い歴史を持ちながらもなぜ衰退したのか。などなど詳しく書かれています。



特に面白かったのは、江戸時代に描かれたこれらの絵図。(強調のための色つけは私)



表口(静岡県側)からの登山図ですが、右側は吉原宿(静岡県富士市吉原)から大宮道をアピールした図。大宮(富士宮)つまり富士山本宮浅間大社へと誘うルートです。左は村山道のアピールで、村山浅間神社へのルート。それぞれ、強調したい道の幅や神社の大きさが違いますね〜。要するに、2つの神社の間で客の取り合いが静かにあったようなのです。政治的な背景はまた興味深い。

そんな苦労もあった表口の歴史は、中央線が開通し北口がにぎわうようになってから、また変わることになりました。先に書いたように、明治39年、富士宮側が「対北口」策として現在の新6合目に通じる近道を作り、登山者がそこに流れたというわけです。

さて、なぜ村山古道が気になっていたかというと、このルートにかかせない富士塚が田子の浦にあるからです。



この富士塚は、江戸や近隣の富士塚とは目的が全く違っています。登山者は山に入る前、海で水垢離(みそぎですね)をした後に石をひとつ積み上げるという儀式をした、それが富士塚として形づくられたということなのです。
上の画像は、「目で見る富士市の歴史」より明治時代の富士塚。



現在は、コンクリートで固められてこんな姿です。鈴川の富士塚と呼ばれています。

この富士塚の存在は知っていましたが、詳しく知ったのは最近です。2月に富士山クラブの方たちの宴に参加させていただいた折、この富士塚が昔の富士登山の起点であると教えていただきました。その時「一緒に村山古道を登りましょうよ」と言われ、いつか私も参加したいな〜と思っていました。

実現するのはいつになるかわかりませんが、最近またこの古道が気になったのは、ある方から「もしかしたらあなたは、富士氏と関わりのあった過去世を持っているかもしれませんね」なんて言われたことです。富士氏は富士亦八郎のことがちょっと出てます。全然無関係かもしれないし、調べるのには時間がかかりますが、いずれにしろ、知るということは面白いことです。子供の頃、静岡に住んだ時期があったとはいえ、こちら側からのことはほとんど知らないし、学べる楽しみが増えたと思えばとても有り難いことです♪

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富士山に登りたくても登れな
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関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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