▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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富士塚は「名所江戸百景」などの浮世絵や、「江戸名所図会」「江戸切絵図」「絵本江戸土産」の中に登場しますが、「江戸切絵図」の中で富士塚を見つけた時の喜びは格別ですね。 男性でもつい「カワイイ♪」ともらすほど。

それにもうひとつの楽しみ、江戸ではないですが、富士塚が描かれているものに「鳥瞰図」があったんです!

下の記事の

最初の絵

を引いてみます。。。
「サムネイルが(画像が大きすぎて)出ません」と出るので(笑)

★クリックしてね★

こんな場所。

ふたつめの絵

を引いてみると。。。

★クリックしてね★

こんな場所。

文字はつぶれますが、全体図は



こうなっています。「千葉県浦安町鳥瞰」の元町。
昭和6年当時の、海の方を向いた眺めです。東西線も走っておらず、田畑が広く続いています。もちろん、海もすぐそこ。新浦安なんてナシ。
赤い囲みの部分、右側は「堀江富士」の描かれた清瀧神社。左が「猫実富士」が確認できる豊受神社(表記は豊受天神宮)です。

この鳥瞰図は、大正から昭和にかけて活躍した鳥瞰図絵師、松井天山(本名 松井哲太郎)によって作成されました。天山は、昭和初期、千葉県各地の鳥瞰図を残しています。市川、津田沼、船橋、八幡町、検見川などなど。浦安もそのひとつです。鳥瞰図(復刻)は高価で購入可能ですが、JR船橋駅には、南口の壁に船橋の様子を描いた鳥瞰図が銅板のレリーフになって設置されています。

以前から浦安の鳥瞰図は知っていましたが、小さなサイズしか見たことがなかったので、全体の把握しかしていませんでした。ところが先日、これに富士塚が描かれているのを発見し、小躍りしました♪
そうだ!地元の方に見せてみよう!と大きく引き伸ばしA2サイズに作り直し、いつもお世話になっている方にプレゼントしました。

「え〜?こんなのがあったの♪ 面白いねぇ」
「どれどれ。昭和6年の? いやぁ自分が生まれた年だよ(笑)」
「てんぐ山(猫実富士)が絵になってるね! あ、こっち(堀江富士)もだ!」
「この銭湯の位置はおかしいね。 でも確か区画整理でこのへんは移動されたんだ」
「今は広い道路ができたけど、昔はこっちに小学校があって中心地だった」
「ああ、この川は塞がれて今は暗渠になってる」
「山本周五郎の下宿してた船宿はこれだよ」
「こっちが東京へ渡る船の船着き場。橋はまだできてないからね」
「日本橋のほうへ荷を運んだ蒸気船が出るのはこのへん」
「や、○○商店はこの頃からあったんだ!!!○○医院もだ!!!」
「子供の頃に遊んだのはこのへんかな。そのあと、キティ台風で水びたしだ」
「ほら、弁財天は海のほう。田んぼの真ん中だね♪ このあたりは低い土地だから、昔はしょっちゅう水をかぶった。だから、弁天様の松の木の根っこから水が越してこないように願かけさ。『根を越さねぇ』→『根越さね』。それが『猫実』に転じたんだね♪」

ルーペを覗き込みながら、あっと言う間に楽しい時間が過ぎました。
そんなご年配のお連れ合いと出かけたのは。。。

つづく。

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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
…………………………………
富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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