▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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今年はカラッと晴れませんが、歩いていると、蒸し暑くて汗が出ます。

駒込富士の宵宮(お山開き初日)に向かう前に休憩タイム。古い地図を使って、昔の東大赤門内側にあった富士塚(椿山という築山に富士山の神様を勧請)が、駒込の富士神社に移された話などをし、プチレクチャーを兼ねたお茶をしました。

こんな差し入れもありまして♪♪♪
(富士山めろんぱんに関しては、後日たっぷり)



駒込富士神社に移動しました。広い境内には縁日の屋台がひしめきあっています。
「わあ、にぎやかですね」
「暗くなったらこんなもんじゃありませんよ〜♪」



頂上に飾ってある、鮮やかな花万灯です。急な石段を昇ってすぐのところにあるので、じっくり見ることはできませんが、本体は富士山型になっています。宵宮の午前中に、富士講の方たちがこれを担いで、この界隈をねり歩くのです。お山開きが始まりますよという告知でもあります。

紙面の都合上、本にはたった2行でしか紹介できず残念でしたが、実はちゃんとした歴史があります。参考資料からの抜粋を。

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 古来陰暦六月の朔日を山開と云って、此日から富士登山を始めることになって居るに倣って、此祭は行はるゝので有って、二百年前までは、芝櫻田本郷町の富士神社より、當日左右の随神を此富士神社に送ることになって居たのが、争あってこのことを中絶し、今其随神(ずいしん)は駒込富士神社に飾られた儘になって居る。之を同時に久しく行はれて居たものには富士講中からもって来る萬燈が有る。萬燈と云ふのはつまり花傘を飾った高い行燈のことで、鉄砲洲の富士講中二三十名が、揃の中形の打扮(いでたち)にチリンチリンと鈴振り鳴らして、エッサモッサと景気よく一つの大萬燈かついで来て、篝火を焚いた富士神社の境内を練り廻って、やがて之を社前に立て飾って帰るので有る。享保の頃から行なわれていたもので、今も引つゞいて盛に行はれて居る。

若月紫蘭(1879〜1962)が書いた「東京年中行事」より。
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★中形:江戸で生まれた型染めの文様で、小紋よりわずかに大柄のものです。

昨年大変お世話になった富士講の方にお会いできました。N様、応援していただき、心より感謝しております♪

ご案内をしていると写真はなかなか撮れません。ちょっとズルして
昨年の様子はこちら。
今年が去年と違うのは、麦藁蛇の大きいのが復活したことです。(気合い入ってます!)



今、蛇の造りを研究中デス。(もしかしたら面白いものができるかも?)


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芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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