▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
2つ前の五雲亭貞秀作『富士山真景全図』のつづきです。 仕掛けのある胎内の部分。(作者名は「玉蘭斎貞秀」) これを見て思い出すのは。。。 『富士山胎内巡之図』。 富士講に関する本にしばしば登場しています。「富士講の歴史」(岩科小一郎著)の中では、この図の作者名を、玉蘭斎貞秀と紹介していますが、実際、絵をよく見ると「五雲亭貞秀」の文字が読めます。 五雲亭貞秀・玉蘭斎貞秀・玉雲斎貞秀・歌川貞秀と、いくつもの号を持っていた貞秀は、さらにもうひとつの名がありました。地図作家名の場合は『橋本玉蘭斎』という名でした。 (ちなみに、貞秀の本名は「橋本兼次郎」です) 地理的題材を多く用いた浮世絵師でした。 富士登山も実際にしていて、嘉永年間に5〜6回登ったことがわかっています。富士山絵に、風が心地よかった等、書いています。 それにしては、富士山信仰の描写が多い。この人も富士講に入っていたのでしょうか。それとも、制作のため登山するうちに、富士講と交流を持ったのでしょうか。 博物館の学芸員にたずねたら、「そこまではわかりませんが、それほど当時は富士山信仰が一般的だったのでしょうね」。 個人的に登山そのものが好きだったのかもしれません。学芸員さん個人所有の資料『橋本玉蘭識』を見せていただきましたところ、登山のスケッチや記録が細かくて、大変興味深かったです。 いずれにしろ、この『富士山真景全図』は、富士山信仰の信者のために制作したと思われます。版画ですから数多く刷って、配ったのでしょう。実物は、旧家から博物館に寄贈されたものですが、よくもまあ立体にせず、平面のままで保管していたなあ、と思いました。 つづく。。。 |
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HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
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▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
………………………………… 富士山に登りたくても登れな い人たちの為に、江戸時代に 関東各地に造られた「人造富 士山」のこと▲です。富士山 を信仰する▲▲▲富士講によ るもので▲▲▲▲▲したが、 地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富 士山が出来たことで、多くの 人が登山でき、大流行しまし た。民衆のパワーですね♪♪ 富士山の溶岩をのせ、一合目 から頂上まで登れるようにな っています。意外なところに ひっそりたたずんでますよ。 ………………………………… ▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼ ………………………………… 美しい作品も好きだけど、コ ンセプトありきで表現するこ とに喜びを感じるビジュツ家。 表現形態はこだわりません。 現在、富士塚のコンセプトに インスパイアされ、色々な媒 体で表現。著書の【ご近所富 士山の謎】【富士塚ゆる散歩】 も、私にとっては作品です。 なぜ富士塚か……それは、海 外生活での体験から。詳しく は本のあとがきに記してあり ます。 ★★★★★★★★★★★★★ お問い合わせ、ご連絡は↓ y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m (♡をoに◆をaに★を@に変えて 入力して下さい) ★★★★★★★★★★★★★ 掲載の写真・イラスト・文章等の 無断使用・転載は御遠慮下さい ★★★★★★★★★★★★★
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