▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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貞秀の地図の正確さは、「空飛ぶ絵師」の異名が表わすように本当に空から見下ろしたのではないかと思えるほどですが、地上の人々の描写も見事なことから、低空飛行をする鳥の目をも持ち合わせている。つまり、高度を自在に操るようなユニークな視点が特徴です。

一般的に知られているのは、↓この類いの絵や、

『東海道勝景』文久3年(1863年)

富士山に関しては、↓

『大日本富士山絶頂之図』安政4年(1857年)

なんかがありますが、私が貞秀を気に入っているのは、絵のうまさや地図の正確さよりも、「発想の大胆さ」と「抽象的な側面」を持っている点です。

先の立体作品『富士山真景全図』にグッときて、いろいろ調べていたら、こんなものに出くわしました。



『甲斐國全図』です。富士山を含めた山々がぐるりとまわり込み、とても面白い作品になっています。地図でありながら、まるで半抽象のコラージュのよう。やはりこの人の感性はすごいと思います。

もっと調べたら、なんと地球まで描いておりました。

『萬國地球分圖』

余談ですが、『富士山真景全図』に関していろいろお聞きしようと、神奈川県立歴史博物館の学芸員の方にお会いした時、開口一番、逆に聞かれたことがあります。
「貞秀が上空からの絵を描いたのはとても不思議なんですが、絵を描く側としては、どのようにお思いでしょうか?」
私は曖昧に答えましたが、密かに頭をよぎったことは。。。

「本当に飛んだのだ」ということ。もちろん「意識」を飛ばしたという意味ですが。ちょっとオカルティックに聞こえてしまいますが、表現者にとってはこれは可能なのです。極限まで集中すると、意識は飛ばせる。そして、見て来たものを再現すればいいのです。ある種の超能力でしょう。私もちょっとあるかもね?(笑)2度ほど飛んだ経験ありますから。。。(笑)

コメント
飛んだかな
『甲斐國全図』を初めて見ました。ポストカードに良いかも。カナダの本屋さんで売っている手書きのイラスト地図を思い出しました。
【2009/08/05 22:39】 NAME[ひさ] WEBLINK[] EDIT[]
きっと飛んだね♪
『甲斐國全図』面白いでしょう?
地図とはいえ、とてもアーティスティック。
確かにポストカードに合いそうですね!
手描きイラストに通じる自由な表現がいいですよね。
カナダのものも見てみたいです♪

この人にとって、富士登山がその後の制作に影響を与えたらしいです。
作品に大胆なパノラマ展開や、ユニークな表現をもたらしたのは、
富士山の霊力だったのかも〜。
【2009/08/06 09:39】 NAME[芙蓉庵] WEBLINK[] EDIT[]


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美しい作品も好きだけど、コ
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表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
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