▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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これも放浪(移築)の末、バラされたタイプの富士塚です。ちょっと新宿歌舞伎町の鬼王さんとこの塚の運命に似てます。一応お寺の中ですが隣接の神社に置かれた後、出戻りでまたここに収まった。江戸川区のはしっこで浦安とは川を隔てたところにあります。橋を渡って散歩で行けちゃう。直線距離だとすぐですが。

塚はどうしようもなく縮小されてますが、講碑がすばらしい。大きいし彫り物もいい。でもこの並べ方はないだろですね。この手前にあと2基の立派な講碑が建ってます。強い地震が来たらきれいに将棋倒しだ!次回改築するときはぜひ私めにご相談を(笑)!


いつか壊れるわけで。。。それを憂いていてもしかたないです。富士塚の本質は、バーチャルな登山を通して富士山の信仰を深めるわけですから、カタチは二の次。ココロが大事!富士山だっていつかまた噴火するかもだし。目に焼きついた一コマでもあればそれでよし。富士山が愛されているんだなと認識できればよいのです。

家から歩いてすぐの富士塚が、だんだん荒れてくる。。。なんとかしたいです。私が修復してもいい!
ここの神官たちは塚のことがわからないからなぁ〜。

半年前にはなかったコレ。社の脇に立っています。
きっといろんな人から言われたんでしょうね〜。笑

実はここに来たのは4回目です。一番最初は富士塚をまわり始めた10年近く前。ここ門前仲町の「富岡八幡宮」に富士塚があると思って来たら「ああ、それなら『富賀岡八幡宮』ですよ」と言われ、南砂町へ移動したのでした。

ちょっと整理します。【江東区にあるふたつの富士塚】について
★東西線門前仲町駅から行ける「富岡八幡宮」の【深川八幡富士】と、
★東西線南砂町駅から行ける「富賀岡八幡宮」の【砂町富士】があって、

後者の富賀岡八幡宮は、砂村富岡元八幡と呼ばれ、前者の富岡八幡宮(=深川八幡)の旧地で、地図上では「八幡神社」または「元八幡社」と出ています。(両者は駅3つ違い) つまり、はじめは砂町にあった神社が門前仲町に引っ越したってことです。ややこしいことこの上ない。

で、90年代終わりにはここには何もなく、2002年に再築したそうですが、いかんせん目立たない。富士浅間神社の裏に塚があるなんて、よほど富士塚を知らなければたどり着かないでしょう。ずっとないものだと思っていたので、去年ここで浅間様にお参りした時もそのまま帰ってしまいました。

今年になってこの塚の存在を知り、あわてて行ってみたのでした。今回は2度目のお参り。

約3m引いただけで全景が撮れます。はい。こんなにちっさい。1mちょい?奥宮の社は昔のものと思われますが、他は特筆すべきものはないです。とてもシンプル。(最初はつまんないと思ったくらいでしたが、最近この単純化にインスパイアされ、自分の富士塚作品のヒントとなりました。感謝!)
正面に白砂利のステップ、右側に小御嶽か烏帽子岩。全面すべては溶岩です。

↑調べたら、小御嶽と思ったものは「宝永山」、ただのステップと思っていたのは「湖」とのこと。八海???

日中でも日射しが当たらないこの富士塚に、西日が鮮やかにさすのを少し感動的な想いで眺めました。先ほど、NHKの新番組「にっぽん 心の仏像]を見ましたが、その中で紹介されていた兵庫県浄土寺の、西側からお堂に入る夕日を思い出しました。東を向いた阿弥陀如来が西日を背後に浴びた姿は、後光を放ったかのようで、さながら西方浄土。西日にはやはりあっちの世界の入り口へいざなう、特別なものを含んでいるようですね。。。

たぶん一番おニューの富士塚です。夕陽を浴びたところはなかなか趣きがありますが、浮世絵にあるような姿ではなく。。。しかたないです。2002年に再築したので。でも、それまで富士塚不在の期間があったことを思えば喜ぶべきでしょう。富岡八幡宮の大鳥神社の奥にあります。

これは奥宮。

下の絵は、広重の「名所江戸百景」の「深川八まん山ひらき」。
こちらは、周延(チカノブ)の「見立十二支辰深川八幡富士」。

清澄白河の駅まで戻って地下鉄で帰ってもよかったけれど、せっかく深川の風に吹かれて気持ちよかったので、清澄通りを南下し門前仲町へと向かいました。何気なく寄ったところは、かつてこんなふうに絵に描かれたところ。あ、これは富士塚です。庭園ぽいですね。正確なところはわかりませんが、塚のあるところは神社です。


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芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
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富士山に登りたくても登れな
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関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
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地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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