▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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19日に購入された方々からメールが届きました。
心より感謝いたします。


これは、横浜のK様からいただいた画像です。
阿佐ヶ谷のTさんからは、書店での平積み写メが届きました。
ありがとうございました!

20日には各地の書店に並ぶと思われます。
どうぞよろしくお願いします。

20日現在で、私の住むほうはまだ出てないのですが!なんで?
店にあるのを見てみたい。



ちなみに、主な内容は、
●歩いて出会える仰天史跡
●富士塚を造った人々
●富士塚の御利益とは
●富士山信仰の歴史
●富士講トリビア
●厳選36基 登拝ガイド
●烏帽子岩・天狗・猿の話
●イベントで楽しむ富士塚
●お山開きレポート
●お山仕舞いの火祭り
と、ありますが、

もうちょっと詳細を紹介させていただきます。

目次を一挙公開します。

★第一章 富士塚へようこそ

・歩いて出会える仰天史跡
・富士山への想い
・富士塚を造った人々
・多いところはダントツ神社
・富士塚の御利益とは
・富士塚をもうちょっと知るために
・ちょっとひも解く、富士山信仰の歴史
・富士講トリビア
・祭神コノハナ
・文学に残った「お富士さん」と蛇


★第二章 富士塚36基 登拝ガイド

・富士塚レシピ
・この本で取り上げた富士塚のリスト
・富士塚リスト
 八幡宿富士/流山富士/葛西金町富士/飯塚富士/下鎌田富士/今井富士/
 長島富士/桑川富士/中割富士/花又富士/瀬崎富士/大川富士/綾瀬富士/
 島根富士/砂町富士/鉄砲洲富士/下谷坂本富士/駒込富士/十条富士/
 池袋富士/高田富士/上落合富士/西大久保富士/千駄ヶ谷富士/目黒元富士/
 目黒新富士/品川富士/羽田富士/江古田富士/下練馬富士/大泉富士/
 白子富士/中里富士/荒幡富士/熊野堂富士/池辺富士
・烏帽子岩コレクション
・天狗がいる!
・猿のハナシ

★第三章 イベントで楽しむ富士塚

・スモール富士にてビッグイベント
・お山開きレポート
 八幡宿富士/下谷坂本富士/駒込富士/十条富士/
 池袋富士/高田富士/品川富士/江古田富士/大泉富士
・もうひとつのお山開き
 群馬県館林市富士原町「初山祭り」
 群馬県邑楽郡大泉町「初山祭」
 栃木県足利市田中町「ペタンコ祭り」
・お山仕舞いの火祭り
 「静寂」の「鎮火」・駒込富士
 「躍動」の「火の花祭り」・中里富士




最近の猫実富士のつづきです。


烏帽子岩の石碑に、赤いペイントが文字の陰刻に入れられたおかげで
遠くからでも認識できるようになったわけですが、赤い文字入れは
他にも多々あります。赤だけでなく、白も!(あらららら)
おまけにテカッてます。


天地堺や六合目の文字も赤くなったし、亀岩にいたっては、白いペイントで
目が入っちゃった〜!


まあ、様変わりするのも富士塚にはよくあること。
こちらの大天狗は変わりません。青銅製のいい色合いです。
現在この天狗はひとりで立っていますが、どうやらこの左側
(天狗の右側)に、小御嶽神社の祠があったと思われます。


その祠はドコだ?
何か手がかりがあるに違いない。と思って塚の裏を歩くと。。。
こんな石の屋根が置かれていました。


あたり一面、黄色いイチョウの葉の間から、紫色の小花がいっぱい。
何の花でしょうか???傍らに見えるのは、三峰神社の犬。


中腹には不動石。富士山のお中道付近にある岩のことです。


ここの氏子には漁業関係者が多く、富士塚にも関わっています。
塚のそばには「当村六人網元中」の文字があったり、


参道脇の御神燈にもこんな文字が!「魚貝商組合」。




神社を出たら、もくもくとマイペースに歩く方がいました。
お年寄りとは思えないほど、足が早い。
ちょっと写真なんか撮ってると、すぐ離れてしまう。

富士塚の脇の道は、狭いながらも気持ちのいい小道。
ではまた。。。
本の見本が届きました!ありがとうございます。
なかなか濃い、とてもいい本ができました。心から感謝でございます。
嬉しく思うと同時に、発売目前にして身の引き締まる想いもいたします。
これからいろいろやることがありますが、まずその前に。。。

感謝の気持ちを真っ先に報告するところがあります。
現在自分が一番関わりのあるお富士山です。


氏神様にある立派な富士塚、ブログに何度も登場している「猫実富士」です。
素晴らしい塚なので、ぜひとも本の中で紹介したかったのですが、最近神社の登拝禁止令(笑)が厳しくなり、残念ながら掲載を断念いたしました。
ですが、この富士塚にはいつも励まされてきました。感謝の気持ちをこめて、報告と祈願に行って来ました。「このたびは富士山のお姿をお借りして……」。


豊受神社の本殿と浅間神社にお参りした後、塚の右側から富士山を仰ぎました。

すると。。。あれ〜?


烏帽子岩の右側、あんなだったっけ?もっと近寄ってみよう。


この小さな丸石でつくられた斜面は「砂走り」ではないか〜!!!
なぜ今まで気づかなかったのだろう。確かにこの斜面はよく見てたのに。
実はこの夏、市原市の「八幡宿富士」のお山開きに行った時、講の方から富士塚につけられた砂走りを見せられました。「砂走り」という標だけでなく、美しい斜面の表現が驚きでした。そんなこともあって、石碑や標がなくても山容から読み取ることが大事かつ楽しいと知ったのでした。(ちなみに八幡宿富士も数回訪れているのに、砂走りの斜面に気づかなかった!)

それにしても、猫実富士は私が一番多く訪れている富士塚です。100回は見ています。目をつぶっても絵がかけるくらいに熟知しているハズ。。。でも、思わぬ発見がまた嬉しい誤算。確かに、訪れるたび必ず新しい発見があるのが富士塚です。

つづく。。。
NHKの番組で「ブラタモリ」(パイロット版)というのを観ました。


こんな本を書くほど「坂道オタク」で知られるタモリさんは「古地図」も大好き。それを元に町をブラブラ歩けば、昔の姿が見えてくる。という、NHK版タモリ倶楽部のような番組をやっていた。


古地図と言えば、富士塚の絵がカワイイ「江戸切絵図」。先日私も某所で、いろんな時代のいろんな種類の江戸切絵図を見比べたけど、カラフルなものやシンプルなもの、同じ富士塚でも表現が違って面白かったです。

番組では、原宿に出て街歩きをしていた。古地図のコの字も知らない、若いアナウンサーがくっついて。「古地図のどこが面白いんですか」というスタンスの人がいるのも、番組の構成上、メリハリがあっていいのかもしれない。

古地図に載っている川が今はどうなっているかにフォーカスしていました。ズバリ「失われた川を求めて」。
明治神宮の中に湧き水があります。それは現在も原宿駅の方向に向かって流れている。でも駅のあたりに川はない。では消えた川はどこにあるのか。。。

「暗渠だな」タモさんがつぶやく。
「あんきょ???って何ですか?」とアナウンサー。ダイジョウブか!?(笑)

暗渠とは、塞がれた排水溝のことです。明治神宮から流れ出る川は、現在の竹下通りの下を流れ、途中で右折し渋谷川に入っていく。つまりキャットストリートの下ですね。ふふ、私の推理も当たってた!
しかし1964年の東京オリンピックの際に、東京は一気に様変わりしたのですね。

暗渠で思い出した。今年の3月に参加した、練馬区郷土資料室の主催の、江古田富士とそのまわりを観察する見学会。これで、かつて江古田富士の裏手にあった川の存在を知ったのでした。


つまりこの道路の下が暗渠と考えられる場所。大山詣や富士詣の前に禊をした川の水源があったあたり。

私も昔の情景を思い描きながら歩くのが好きです。ちょっとくねった道や、何となく不自然な感じを受けたら、そこには何かワケがある。ちょっと足をとめ、土地から立ちのぼる「気配」を素直に受けとめると見えてくるもんですね。

番組では、明治神宮と表参道の歴史についてもやっていました。あの森をどうやって「造った」か、なぜ表参道ヒルズの敷地が三角形なのか、などなど。。。それから、私も昔から気になっていた表参道のポール・スチュワートの入っているビルの外側、石垣のナゾも判明しました。明治神宮が作られた時、表参道脇に積まれた石垣のなごりだそうです。

この番組はレギュラーを目指しているトライアルだったそうですが、やがてシリーズになるような気がしました。
柳森稲荷神社を通りから見るとこんなです。


ここからでも境内の狸像がよく見えますね♪
向こうのビルは、この神社の傍らを流れる神田川の対岸です。


道行く人も思わず足を止めます。「なんだここは???」
この人はずいぶん長い間、こうしてじ〜っと見入っていました。


「御防講 おふせぎこう」とは、火消し組の集まりだそうです。
神田明神を支える講のひとつで、今でも神田祭の中心的存在のようです。


神社の斜め向かいにあったボタン屋さん。
御主人が近所の人と世間話をしてました。
「フェルメール展が混んでるって?私はオープン直後に行きましたよ。ああ、楽に鑑賞できましたね〜。まぁ近いから楽ですがね」
御主人は、昔ながらのテーラーです。店の中には、型紙用の厚紙や芯に使う布や、チャコやルレット、竹製定規など、昔、母親の裁縫箱に詰まっていたような懐かしいものが並んでいて、今でも単品で購入できます。もちろん、ボタンも各種あり。店先にはアイロン用の「馬」も並んでました♪


神田須田町はアキバに近い。でも神田神保町まで行くと、昔からこの富士山看板で有名な額縁屋「優美堂」が健在です。


また、時代小説の専門店があったりもします。

そして、三省堂本店に寄りました。


「江戸コーナー」の充実さはハンパでなかった!
これは、古地図とかがある一角です。


そしてそして、

この辺が江戸と東京にまつわる散策モノ。知ってるNJさんやNKさんの著書もありました。

私の本も平積みになったらいいな〜。

この2階には「新書コーナー」が、すごくたっぷりとスペースとってました!

う〜ん。神田ってやっぱり充実のブックタウン。
さすが、毎年「江戸検定」に挑戦する友人もここに寄るわけだ!!!!!!

おっと!大事なことを忘れてた!柳森神社の中のもうひとつの特色。


「力石 ちからいし」の群。ここでは「さし石」とありますが、
くわしくは、「ご近所富士山の『謎』」のp79に書きました♪(笑)
正面から見たところ。塚に草木が茂ってなくても、やはり登るのはムリがあります。高くなった道路と境内の段差にかけて斜面があるだけです。


鳥居の向こう側(この画像では右側)の道路は、かつて神田川の土手だったようです。その上に道が走っていたのでしょう。関東大震災(大正時代)の後、この道路に店が連なってでき、富士塚の上部が壊されたらしいです。また、位置も神楽殿あたりまであったそうで、当時は相当大きかったと思われます。戦後、移動のために解体されたとのこと。きっと以前は、ちゃんと山の形をしていたでしょうが、結局ボク石をここに積み上げただけになったのですね。



塚の背後はどうだったのかわかりませんが、現在はこんな感じでビルに迫っています。この石碑は「三柱之大神」。神様を柱と数えます。てことは、この場合、コノハナとオオヤマツミとニニギでしょうか?他の富士塚でも目にすることがあります。


中段には洞窟状に作られた中にお宮。


そしてこの講碑があります。ちょっと倒れかかっていました(金属片で補強済)。丸京講という講でした。

江戸時代、江戸のド真ん中の富士塚のひとつですね。
ここに富士塚があることを知らない人は多い。
真っ先に目に入るこの狸像が異彩を放っているからでしょう。


猫も、どことなくコイツにだけは一目置いているみたいです。
それでも手下のつもりだけど。


境内には、神楽殿や本殿の他に、いくつもの小さな神社があります。
でも、それらは省略し。。。こちらが手水舎。右手前が富士塚です。


石段を降りてふり返り、富士塚を見たところ。
富士塚というか、塚の残骸というか。まあ、カタチはどうあれこの石段の
左側、隅っこが富士塚です。
猫は気まぐれに歩き回り、すでに石段に陣取って毛づくろいをしている。
通りから、鳥居をくぐって人が続々とやって来ます。
まるでここに吸い込まれるように。
ほとんどが、神楽殿横にある灰皿で喫煙するビジネスピーポーです。
最初、休憩時間にお参りしに来てるのかと思ったけど、そうではなかった。
まして富士塚に興味ある人はいないようです。
彼らは、タバコ片手に携帯チェック。
でなければ、お参りに余念のない少女や、富士塚に見入る私を
珍しそうに見ているだけ。

猫たち、狸たち、狐(稲荷神社なので)たち、富士塚、
ビジネススモーカーたち、ひたすらお祈りする少女、
そして私。
これらが、せまい境内に共存するという不可思議さ。
その境内は何でも飲み込む異次元か。(笑)

猫は皆、貫禄ある老猫で、ケンカの証も勲章のようでした。

つづく。
なかなか行く機会のなかったここには、







生き物と半生き物とニンゲンがたくさんいました。そして富士山も。

ヘルメットかぶったオッチャンはここで一服。
実は、そばにスモーカーのビジネスマンやビジネスウーマン、
ちょっとスピ系女子(思いつめた感じの)もいて、
とても不思議な空気をかもし出していました。

富士塚のそばに6人ほどの人がたむろっている光景は
初めて見ました。祭りでもないのに。

当然猫たちは、この中で自分達が一番エライと思っている。

つづく。
富士塚って、知ってる人もいれば知らない人もいます。
聞いたことあった、もしくは知っているけど、何となくしかわからないまま、
特に情報がないからそれきりだった。。。と、よほど思い入れがない限り、
ほとんどの人はそんなもんでしょう。
でも、ちょっとでも角度を変えたアプローチをすれば、興味ある人に出会う。
だって、富士塚を知るきっかけは千差万別。温度差だってひとりひとり違う。

知ることの楽しさ、探すことの楽しさ、シェアすることの楽しさ。
そして、自分なりの解釈を得た喜び etc. 何でもいいのではないかと。
歴史的遺物が好きな人。散策が好きな人。何かパワーを感じるから好きな人。
富士山が好きだからたどり着いた人。
いろんな人に会いました。これからも会うと思います。

人それぞれなんだから、自分にしかできないことをやればよいのだ。
それが結論なのだ! てなわけで、本になりました。

さて、いちおう読み物なので、このブログの延長ではありません。
富士塚情報だけでなく、教養ネタも随所にあります。柔らかくですけどね〜♪

主な内容は、

●歩いて出会える仰天史跡
●富士塚を造った人々
●富士塚の御利益とは
●富士山信仰の歴史
●富士講トリビア
●厳選36基 登拝ガイド
●烏帽子岩・天狗・猿の話
●イベントで楽しむ富士塚
●お山開きレポート
●お山仕舞いの火祭り

などなど。
発売は今月18日ですが、書店によっては1、2日延びるかもしれません。
でも、遅くても20日には店頭に出ると思います。よろしくお願いします♪

12月18日です。

おかげさまで、間もなくです。

主な内容は。。。

つづく


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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
…………………………………
富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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