▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
[9] [10] [11] [12] [13] [14] [15]

富士塚においては
富士講の開祖、【長谷川角行】よりも、
六代目の講祖、【食行身禄】のほうが重要な人物です。

身禄さんの弟子が師匠の意志を広めるべく「富士のうつし」を
つくったからです。

ところで、この食行身禄の生まれ育ったところが(画像参照)、
三重県一志郡美杉村という山奥です。雨が多く杉の育つ渓谷です。
(なんと私は昔、ここに1か月もステイしたことがあるのです!
 縁があるなあああ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪)

それはさておき、三重は三重でも、海のほうの話です。



鳥羽のとある離島に富士講がありました。富士参りに参加する
者は、前日にミソギを行い、浜辺に「盛り砂」をしたそうです。
そして講が出発した後、残った者が、道中の無事を祈って毎晩
太鼓を叩いて、念仏踊りのような踊りをしていたらしいのです。

この、浜辺に盛った砂が、おそらくある種の富士塚ではなかったか
ということです。高さが背の丈もあれば富士の形になります。
ちょうど立砂みたいにね。(下の画像は京都の上賀茂神社のです)

山型の土に浅間大神を迎えて祈願するというのは、江戸の講も
やっていたことですから、三重の浜辺で同じようにやってても
不思議はありません。

食行身禄がそれを知っていたかはわかりませんが。

仮説の域を脱していませんが。

この画像は「立砂」です。

つづく。。。

ゾッとした話ですけど、実はホントのコト。

近藤重蔵が造った人造富士、通称「近藤富士」で一家皆殺しの
事件が起きました。

熱心な富士講信者の重蔵が富士塚を造り、町民が遊山に興じた。
それまでは平和でよかったけれど、ある時、隣人とのもつれが
発生したのでした。

隣に住む百姓半之助は、この山に参詣に来る人相手に蕎麦屋を
開いていました。売り上げの一部を重蔵に支払っていたのですが、
重蔵の留守中、土地の境界で諍いが起こりました。

その後、関係がこじれにこじれ、ついに重蔵の息子、富蔵がこの
一家5人を殺害してしまったのでした。

新田次郎の短編「近藤富士」に書かれています。画像はそれを収録
してある「六合目の仇討」のカバーです。
江戸時代の話ですけど、残念なできごとですね。

当時の山頂にあたる付近には、現在、高級マンションが建っているの
ですが(以前はKDDでした)、3年くらい前にビルができました。
部屋が売りに出された頃、購入に興味ある人たちによって、とある
掲示板にあれこれ情報交換の書き込みがありました。

「あそこはもともと盛り土をした山だから(江戸時代)地盤は良くない」
「古い用水路?」
「近藤富士」
「惨劇の舞台」
「江戸時代の事なんかみんな気にしてないんじゃない?」

なるほどなるほど。。。まあ、実際はとてもいいところですよー♪

下の歌舞伎町の亀さんは、ひとまずおいといて。。。

やっぱり亀岩って大したもんだ。かも?
大正9年に描かれた亀岩大神を祀る掛け軸を発見〜!
亀岩にも神が宿っていたのですね。(笑)

なぜ猿がいるかというと、大正9年が御縁年という庚申の年だから。
拝む2猿に、みざる・きかざる・いわざるの3猿たち。豪華です。
書いてある「一里為一合也」というのだけはなんとなくわかります。

そして、なぜか天狗たちが亀をふんづけています。
こっちのなぜはわからない。だって天狗たちは五合目にある
小御嶽神社にいるはずですから。亀岩のある位置は七合三勺。
(まあ、絵札等はやがて何でもアリと、変貌したそうですので。。。)

ちなみに実際の亀岩は表面が剥落しはじめて、崩れてきているそうです。

★さて、明日は目黒富士(跡地)に取材です。
 ひとつ行けるかふたつになるか。。。

密教の八葉九尊の信仰と、浄土真宗の阿弥陀が結びついたもの。
これは静岡側からの略した曼荼羅です。年代はわかりません。

だいたいこんなところでしょうか。いろいろあるんですね〜。

その意味でも、富士山の美しさは、昔からのひとびとの
「祈り」と「想い」がつくっているような気がしてきます。。。

勢至菩薩、阿弥陀如来、聖観音菩薩のバージョンもありです。。。
1800年の牛玉より。

室町時代に、狩野元信によって描かれた「富士参詣曼荼羅図」はよく
知られております。静岡側の富士山本宮浅間神社にあります。

山頂を仰いでみれば、右側から、大日如来、阿弥陀如来、薬師如来
がそれぞれの峰に描かれています。

山頂の峰を蓮の花弁にたとえたのが【八葉】

そこに、大日如来を中心とした、九尊の仏が住むとされたのです。

(「八葉九尊」は密教の考えでしょうか?
 この図が出た山梨側のお寺は、真宗以前の密教系だそうです)

九尊とは、
薬師、観音、勢至、地蔵、大日、阿弥陀、文殊、釈迦、普賢です。

ちなみにこれとその下の図は1680年のものです。

内院にふれて書いたので、
頂上についてどのような宗教観があったのか、もうすこし。。。

これは「八葉九尊」という概念を図にしたものです。(部分)
       ↑
      9仏のコト

つづきはのちほど。。。

猿について話をひろげようと思っていた矢先、ふと思いついたことがあって
一旦、牛玉に舞い戻ります。061のゴオウトリビアで書いた「牛黄」について。

「ウシの胆石である【牛黄】を、お札を摺る際に使う墨に混ぜて護符をつくった」
それが「牛玉宝印」だ、というのは調べてわかりましたが、それから先が面白い!

記事の中で紹介した、奈良の製薬会社のサイトをもう一度読んでみました。

「民間では難病、急病の際にはこの牛玉宝印を水に溶かして服用し、生き返った
という話も数多く伝えられている」というのがスゴい。
でも、よく考えたら、墨の成分に牛黄の効能がある(漢方薬品)のだから、それ
を飲み込んで効く可能性がなくはない、ってことです。

実際、牛黄の主成分はビリルビンというもので、その他胆汁酸類、アミノ酸など
が含まれ、この会社では東大寺、薬師寺、松尾寺に牛黄を奉納しているとか。
(東大寺二月堂では、お水取りの行法中に「牛玉・陀羅尼」摺りが行われる)

意外とサイエンスですね〜。面白くないですか♪♪♪

てなことを考えていたら、富士講にも、「オフセギ」という飲み込む護符が
あるのですよ〜!「参」という文字を摺った紙(約1cm平方)を水と一緒に飲む。
すると病魔が体から出るんだそうです。まあ、富士講にはシャーマニズムも含まれ
ますから、これは言葉の功徳によるものでしょうが、もしかして摺った墨にも
何か混入されていた???(だといーなー)

ちなみに、巣鴨のとげぬき地蔵の「御影」も飲み込むのですよね。私は信者では
ないですが、お姿がかわいらしかったので、米国に住んでいた時、なぜか常備
していました。ある時、具合の悪かったアメリカ人の友達に(ジョークで)すすめ
たら、ホントに飲んで治ってしまったことがあります。本人喜んでたけど……
信じるものは救われる。


カレンダー
07 2026/08 09
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
リンク
カテゴリー
最新CM
[03/20 芙蓉庵]
[03/08 masapi21]
[02/22 芙蓉庵]
[09/15 芙蓉庵]
[09/09 吉田 千秋]
[01/28 芙蓉庵]
[01/28 芙蓉庵]
[01/24 MASA]
[01/22 MASA]
[10/15 芙蓉庵]
[10/12 吉田 千秋]
[10/12 吉田 千秋]
[07/16 芙蓉庵]
[07/10 吉田 千秋]
[12/10 芙蓉庵]
[12/05 槇田きこり但人]
[06/22 nobuting]
[06/22 芙蓉庵]
[06/21 nobuting]
[03/14 芙蓉庵]
[03/11 武本Timothy]
[02/23 芙蓉庵]
[02/22 エバポリタン]
[09/06 芙蓉庵]
[09/04 ひさ]
最新TB
プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
…………………………………
富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

★★★★★★★★★★★★★
お問い合わせ、ご連絡は↓

y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m
(♡をoに◆をaに★を@に変えて
入力して下さい)

★★★★★★★★★★★★★

掲載の写真・イラスト・文章等の
無断使用・転載は御遠慮下さい

★★★★★★★★★★★★★
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
mountains