▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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本日発売の「散歩の達人」7月号に掲載されました〜。

向月台のように月を仰ぐ富士塚もいいけれど、塚に夕陽の沈む様も好き。明日が夏至です。今が一番日の長い頃ですね。ゆっくりと、富士塚越しにまばゆい太陽を受けながら、昔の富士講の人達の気持ちに想いをはせました。「六月再築」の碑があることから、何年か前のこの月には新しくなった塚を祝ったと思われます。こんな夕陽をバックに「明日も大漁でありますように」と祈っていたでしょうね。

私の背後では、近所のおじちゃん、おばちゃんたちが縁台に座って酒盛りを始めました。社務所も閉まったことだし、まいっか(笑)。

水に映った姿は意外とよかった。水の汚さはごめんなさい。普通、鏡富士は本体と対で鑑賞するもんだけど、コレは特殊なカタチなので、背の高さに対してこの小さな姿がいいと思い、虚像のほうだけ写しました。この富士のまっすぐ西方向に本物の富士山のシルエットが見えます。

以前一度、アップしたことあるけど、もう一度コイツに会いたくなって、歩きづらいサボのまま何キロも歩きました。上空には羽田に向かうJAL機と光り始めた三日月。フレームに入っていたと思ったのだけど残念。

この富士(富士山としてつくられたものです)のよいところは、このカーブが美しいこと。約3mもの高さですが、縦長の富士山は縦長なりのカーブが必要なのです。先端は子供が描く絵のようなギザギザがあります。

悪ノリはこれでおしまいにします。アワビ富士のウラはタイヤの斜面。ああ、童心にかえって遊びたいなあ。私はいつでもかえれます。でも、撮影の為にこっそり入れてくれた守衛さんに悪いので、おとなしく下校しました。

こちらの命名は深い意味はありません。平ったいのでつい。。。近所の小学校のグラウンドにあるやつです。どこにでもあるタイプね。でもかなりデカい。直径10mくらいある。胎内まで(土管ですが)ある!それになにより立派なお中道に驚きです。子供がふたり肩を並べて歩けるくらいのスペースがある。しかし、富士塚だけでなくこんなところにも目が行って感心なぞしていたら……横浜某所に「富士塚つくってみない?」とお誘いがありました。(ええー?これって虫の知らせ???)そら嬉しいのなんのですよ。インスタレーションですけどね!まあ、私がつくるのなら宇宙富士にしちゃうケド。ああ、どうしよ。

こんなものは子供の頃にはタダの遊具だったのになぁ〜。今は何を見ても○○富士になってしまう(笑)。でもこれは富士山よりハマグリかもしれません。ふとそう思った理由は、この公園が「動坂遺跡」の地だからです。駒込病院の外溝工事中、貝塚が発見されたところで、土器や石器の他、シジミ、カキと一緒にハマグリの貝殻も出土したんす。

もう一度、全景を把握しようと表にまわった。自転車を乗り回していた少年たちは、山に登って来てその後撤収しました。さあてそろそろ私も撤収だなと、広い境内でぼんやり立っていたら、2羽の鳩がひょこひょこ寄って来ました。思わず「帰っちゃダメなの?まだ見るところがあるの?君はダレ?」なんて聞いてみた(笑)。なかなかそばから離れない。人に慣れているんでしょうね。写真を撮ったら踵を返し、去って行きました。。。

とにかくデカい浅間山(全体を見るとやはりこの言葉がぴったり)。ウラにまわると大谷石(たぶん)で組まれた土台はこんなです。昭和になってから道ができたためと思われます。「神苑講」が寄進したようですが、これは富士講ではないでしょう。講は星の数ほどあります。富士講は「丸瀧講」で、山が形を変える前に解散していたと思います。講のことを調べるのは楽しいですが、きりがないのでひとまず退散。このへんのバランスが大事ですね。


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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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