▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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おまけに、「小御嶽石尊大権現」は、真ウラにあります。
それも、塚に沿ってではなく、頂上の奥宮と同じ向き。

ってことは???

向き、または位置がオカシイと思った下の3つ、
「奥宮」「身禄像」「烏帽子岩」は
ピンクの太い線で印をつけました。

う〜ん。実は、江戸川区の富士塚にもふたつばかり
なかったわけではありませんが。。。

やはりオカシイんです。

身禄像の左隣にはコレ。烏帽子岩です。

さすが、ここの講「烏帽子岩講」らしく、
烏帽子のカタチに特徴があります。
というより忠実なのかもしれません。

不自然な向きというより不自然な「位置」ですが。

7合目(5勺)の身禄像。
奥宮と同様にボク石でできた洞窟の中で
微笑んでます。正面から登った道を右折、
お中道から拝めます。

普通だったら、身禄像は左側にあります。

まず、オカシイと思ったのは頂上の奥宮の向きです。

案内図には、本社と描かれた頂上の宮が正面を向いている。
でも、実際は右(案内図上で向かって右側)を向いています。

奥宮はこのように立派な祠で、中にはちゃんと御神体が
納められています。ボク石の洞窟にすっぽりおさまって。

そして。。。

高さ6m、直径25mの見ごたえ(登りごたえ)ある富士塚です。
塚のふもとにある看板にはこのような図があってとても便利。
赤い★マークは私がつけました。

ふむふむ、塚の前面には池があり、そこにかかる橋を渡ると
正面の登山口に踏み込むことになります。
鳥居が構えていることもあり、まあ、100人中100人は、
ここから入山します。もちろん私もそうでした。

そして、頂上に到達すると、道がほかにもあるのに気づき、
ならば別の道を通って下山しようとなるのが楽しいわけです。

ところが。。。

人が立った場合のスケールです。
トラフィック・コーンの少し塚寄りの位置からの撮影。

JR千駄ヶ谷の駅から300mほど南下したところ、
鳩之森八幡宮境内にある、東京で最古(現存する)の塚です。

よく知られている富士塚なので、紹介される機会も多い
ですが、じっくり観察したところ、大きな「発見」を
いたしました!

どこにも書かれていないことに気づくのは、最高の喜びです。
出しおしみしながら書いてみます。(笑)


ふたつ下の記事に「水運」のことを書きました。

通説では、黒ボクは甲州朴(【朴】は石へんを打ちたいのですが)
という、甲州側からの溶岩を使っているそうなんですが
本当のところはわかりません。

江戸時代には、甲州からのボク石は、船で相模川を下り、
海路から江戸に運びました。

高田富士の場合は、神田川をさかのぼって牛込御門外の
揚げ場に揚げ、そこから荷車で運んだそうです。
揚げ場(あげば)は現在の飯田橋の対岸です。

ところで、学者が言うには、千葉県の浦安あたりはボク石が
手に入らなかったから富士塚には玉石が多いとのことですが、
私はそうとも思いません。現にふんだんにボク石を使って
いる塚もあるし、水路にはなんたって江戸川がありますもん。

江戸川の下流は富士講の盛んな土地です。
富士塚も多く残っている船橋が近い。浦安も近い。
ボク石が舟で運搬されたという説も読んだ記憶があります。

ボク石の少ない塚に関しては、費用が少なかったことと
江戸川区の塚によく見られる力石(力くらべのための)を
塚の下のほうに使ったことが理由かと思われます。
画像は、江戸川の支流にあたる「旧江戸川」です。

たぶんこの川もボク石を載せた船が下ったことでしょう。
この川の両側にはたっくさんの富士塚があるのです。
右岸は東京都江戸川区、左岸は千葉県浦安市。
手前は中洲というか、ちっちゃな島、妙見島です。

舞浜富士っていうのはジョークですからね〜♪
(デイズニーシーにあるプロメテウス火山です)


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美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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