▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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★ 霊峰と言われるだけあって ★

★ 魂は宇宙に引っぱられます ★

★ 山小屋で見た夢は星だらけ ★

★ 明け方起こされ頂上目指す ★

★ そこには夢と同じ星座の姿 ★



散歩はしてみるもんです。求めているとひょっこり出会うから。
最近立続けに2基に遭遇するとは……なんと運がいい!でもおニューのですが。
とりあえず、大正時代からの「先代」3富士と、近年姿をあらわしたモダン3富士
を分類してみました。ご参考までに♪


上段 【OLD FUJIS】3基 
    左:「当代島富士」 中:「猫実富士」 右:「堀江富士」    

下段 【NEW FUJIS】3基
    左:「舞浜富士」 中:「富士見富士」 右:「美浜富士」
        ↑         ↑        ↑ 
    プロメテウス火山   送電線のお膝元   団地のオアシス

金明水。となりに銀明水であろう水がありました。最近よく気づきます。

ここは浦安の、豊受富士あらため【猫実富士】。最近名前を変更しました。(私によって)

下界が見えます。人物のスケールは線画で表現しました。

猿について話をひろげようと思っていた矢先、ふと思いついたことがあって
一旦、牛玉に舞い戻ります。061のゴオウトリビアで書いた「牛黄」について。

「ウシの胆石である【牛黄】を、お札を摺る際に使う墨に混ぜて護符をつくった」
それが「牛玉宝印」だ、というのは調べてわかりましたが、それから先が面白い!

記事の中で紹介した、奈良の製薬会社のサイトをもう一度読んでみました。

「民間では難病、急病の際にはこの牛玉宝印を水に溶かして服用し、生き返った
という話も数多く伝えられている」というのがスゴい。
でも、よく考えたら、墨の成分に牛黄の効能がある(漢方薬品)のだから、それ
を飲み込んで効く可能性がなくはない、ってことです。

実際、牛黄の主成分はビリルビンというもので、その他胆汁酸類、アミノ酸など
が含まれ、この会社では東大寺、薬師寺、松尾寺に牛黄を奉納しているとか。
(東大寺二月堂では、お水取りの行法中に「牛玉・陀羅尼」摺りが行われる)

意外とサイエンスですね〜。面白くないですか♪♪♪

てなことを考えていたら、富士講にも、「オフセギ」という飲み込む護符が
あるのですよ〜!「参」という文字を摺った紙(約1cm平方)を水と一緒に飲む。
すると病魔が体から出るんだそうです。まあ、富士講にはシャーマニズムも含まれ
ますから、これは言葉の功徳によるものでしょうが、もしかして摺った墨にも
何か混入されていた???(だといーなー)

ちなみに、巣鴨のとげぬき地蔵の「御影」も飲み込むのですよね。私は信者では
ないですが、お姿がかわいらしかったので、米国に住んでいた時、なぜか常備
していました。ある時、具合の悪かったアメリカ人の友達に(ジョークで)すすめ
たら、ホントに飲んで治ってしまったことがあります。本人喜んでたけど……
信じるものは救われる。

060の画像を見て下さい。
オブジェの左下に「手を合わせて拝んでる猿」がわかりますか?

これは絵札によく使われるカタチなんですが、富士塚と猿との関係は?となると、
この写真のような石像になります。 やっぱり懸命に拝んでいます♪
005、006に書いた「江古田富士」の入り口で拝んでいる猿です。

これはいつも閉まっている柵の中だからか無傷ですが、台東区の「下谷坂本富士」
の猿は、柵の外にいるからか残念なことにイタズラされています。

「江古田富士」と「下谷坂本富士」は江戸時代に造られた、国の重要有形民俗文化財
です。

牛玉(ごおう)とは富士講にかぎらず、神社や寺院が信徒に配る、お札/
厄除けの【護符】のことです。かなり昔からあったらしく(弘法大師が
書いたというのも!)、家の戸口に貼ったり、水田の入り口に立てたり
したそうです。木版で刷ってあります。

画像は熊野牛玉宝印です。カラスがたくさん集まって文字を形成している
のがラブいです。どの牛玉宝印にもついている、文字の中のマークは、
宝珠玉のカタチと言われてますが、富士講研究者の伊藤堅吉氏によると
女陰を表現とのこと。でも私はそれはコジツケだと思ってます。だって、

牛玉とは、牛黄(ごおう。牛の胆のうや胃の中にできる結石で、貴重な
高貴薬として用いられる)を朱に混ぜて使ったことに由来するとの説が
あるんですが、私が異論を唱えるのはこの [製薬会社のHPの画像]
見たからです。割った牛黄の断面が、層になっている模様を見てください。

わたくしの富士塚オブジェの中で、富士講にまつわるシンボリックな
手法をあしらった、ディープなやつです。ボトムには溶岩の合唱〜♪

まん中の「富士山」という装飾文字は「牛玉(ごおう)宝印」という
絵札の書き方を再現してみました。ちょっと祭壇に似合う???

先達の石像は、ずっと2人とばかり思っていたのに、3人目を発見しました。
それも、足が折れ横たわる負傷したお姿。今までそこにいたの?それとも。。。
う〜ん。ナゾです。ここは私の家から一番近い塚なので、よく見ているのです。
なんで気づかなかったの私!とワナワナしました。今まで撮った写真を全部
チェックしてみましたが、どうも盲点のアングルだったようで、不覚にも
気づかなかった。草が繁るともっとわからないし。

ところで、すべての石像の腹の部分に何かが納められていたであろう、四角い
掘り込みがあります。まるで祠の開きのサイズ。何が入っていたのでしょうか。

014〜018に書いたこの神社(清瀧神社)の塚は、時々清掃されます。
先日まで落ち葉におおわれていましたし、夏には草の緑で青々とします。

一昨日寄ったら、「どうしたの、なんかのっぺり?」という印象を受ける
ほど、きれいになっていました。そしてまた仰天の発見があったのです。

嬉しい発見ならいいけど、そうじゃなくて。。。

ときどき立体から離れたくなります。
自分の中のバランスを保つために、平面に向き合います。その時はあくまでも軽く。
よく経木に絵を描きます。


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芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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