▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
堀江富士は、典型的なコニーデ型。 銀杏の葉を背景に、シルエットが美しい。斜面を登る石像は山玉講の先達たち。知人のお祖父さんを含む、実在の人物です。 反時計まわりに歩くと、小御嶽の傍に育った雑草が緑鮮やかでした。 真裏にある、大澤くずれに落ち葉がたまっていました。 この富士塚はボク石は少なく、丸石と角石が多く使われています。特徴は頂上付近。カーブをつけるために、角石を横に配して留めてあります。現在は登拝禁止となり、竹垣に覆われていますが、以前はよく登っていました。頂上は平坦なセメント固めで、人ひとりが座れるくらい。確か、直径数センチの穴があり、細めの鉄柱でも埋まっていた痕跡のようでした。一度、改築されているはず。この塚の歴史を知りたいところです。 落ち葉に埋まっても塚の形は健在です。大谷石もかなり使われているのが特徴です。ミソの部分が風化して凹んでいます。
11月30日に出た角川ムック「怪 kwai」vol.0028は、土俗神が特集です。「隣のカミサマ・土俗神」はとてもユーモラス。そして奥深い。他にもイロイロ盛りだくさん。どこから読んでも面白いです。
私もちょこっと、コラムを書かせていただきました。ここでしか書けないような、かつ、学者サンは書かないような(笑)。 写真は池袋富士の猿。乳飲み子を抱えた母猿です。 日だまりの中、しばし制作途中のオブジェと対話中。 土俗神の関連特集、厠神も面白い。大事なところには大事なカミサマがいます。いつも綺麗にしていないとね。 そう言えば、2年ぶりに会った若い編集者。 「ボク最近、トイレ掃除をマメにするようになったんです。そうしたら、いいことが続いて起きてて♪」 以前はそんなこと、とても言うような人ではなかったのに!と思ったら、なんだか楽しくなりました。 「うんうん。いいことですね。トイレも綺麗になるしね♪」 『おんくろだのうんじゃくそわか』って言うともっといいですよ、とつけ加えたかどうかは記憶にないですが(笑)。
部屋の片隅に富士塚が。
いえ、富士山ですが、このシェイプはまるで富士塚! 実はこれは富士山の形をした徳利(底辺直径18cm/標高14cm)で、中身は富士山の湧水を使った茶焼酎なのです。 最初の画像は、徳利の上にかぶせる御猪口を取った姿。御猪口の底が富士山の頂上にあたります。これだけでも富士山の相似形でミニミニミニ富士です。 静岡県裾野市の酒造会社が、季節ごと4回にわたり予約限定生産した「三七七六」。 春夏秋冬のそれぞれの姿が楽しめて、とても楽しい♪ 中身も味わい深くて◎。茶焼酎なんて初めてです。 HPはこちらです。 富士山好きのN様が、私のぶんまで予約してくれ、毎回いただいております。 本当にありがとうございます♪♪♪♪ そして、「冬バーションですよ」と知らせてくれたのが これ。夏バージョンや秋バージョンが富士塚っぽいと思っていたけれど、この真っ白な姿を見て、またインスパイアされました。白い富士塚があってもいいじゃないか!と(笑)。
なんか急に茶色い。そう感じました。葉っぱの色が変わったからかな〜。
いや、塚も茶色い。 近寄ってみると、茶色いものがあった。いや、いた。 猫でした。頂上の近くに座ってくつろいでいました。 背後で「こんにちは〜」と声がしました。 若い神官でした。 「あ、こんにちは」私は思わず「ほらあそこに猫が♪」 「あぁ(笑)」彼はちょっと見ただけで、本殿に足早に歩いて行ってしまいました。珍しいくないのかな。私はここで猫を見たのは初めてでした。 しばらくすると、塚のそばにいた小さな女の子が気づきました。 「猫がいる!」 私も近寄ってみました。 貫禄あるフシギな猫でした。柄のせいでまるで人の顔をしている。思慮深い表情に見えました。 今夜は満月です。富士塚で月と戯れる猫が見られるでしょうか。
この日は、TVのロケで千駄ヶ谷富士に登拝しました。
近年、冬になると顔がむくむので、帽子をかぶったままで映りたかったのですが、カメラさんから顔が影になって見えないと言われ、泣く泣く帽子をとりました。まあ、大事なのは私でなくて富士塚ですからいいんですけど〜(笑)。 撮影が終了してちょっと自由な時間が持てました。以前から気になっていた、千駄ヶ谷富士の「亀岩」をカメラにおさめようと思いました。実は、亀岩の存在は知っていたけど、撮っていなかったのです。いつも熊笹が繁りすぎていて、よく見えないからです。 でもこの日はよく見えました。位置は、正面から見て少し左。富士山の亀岩同様に8合目あたりです。画像の右上に写っているのが釈迦の割れ石です。 頂上付近から見下ろした図。左に見えるのは、里宮です。 8合目あたりの登山道から撮りましたが、これ以上接近できません。頭など、特に細部は作られていないようです。でも、甲羅のような盛り上がりはやはり亀っぽい。これはボク石(溶岩)でしょう。 ちなみに、この富士塚ではボク石は「頂上付近にのみ配されている」と言われます。神奈川大学日本常民文化研究所編の「富士講と富士塚」にそう記されていて、また、今年9月出版された竹谷靱負著「富士塚考」にも同じ記述になっています。でも、私が見た限り、斜面やふもとにもたくさんボク石がありました。 ボク石は多孔質なので、区別はつきます。風化し丸くなったものでも質感でわかります。それを証明するべく、次回はマグネットを持って行こうっと。
ここは荒川沿い。鹿浜橋近くの、足立区都市農業公園です。
土手はいい感じに夕陽を浴びています。4時17分から始まるダイアモンド富士を求めて人が集まってきました。 土手の向こう、ビューポイントを予告されたところでは黒山の人だかり。手前でカメラを手にするのは、御存知、田代 博先生です。メディアにもよく登場されるし、HPを御覧になった方も多いでしょう。 「先生、今日の富士山はどうですか〜?」 晴れてはいますが、ちょっとモヤッてきました。ダイヤモンドの光彩は希望どおりに輝かないけれど、これもダイヤモンド富士です。 富士山のシルエットが見えてきました。頂上の幅と太陽の幅がほぼ同じに重なります。 でも、私のカメラではとてもムリ。 ダイヤモンド田代だ〜!なんて言いながら遊んでました。先生ごめんなさい(笑)。 本当はこんなに素晴らしかったです。→田代先生のサイトで画像をたっぷり♪ もっと晴れている場合、太陽が富士山にかかるにはどのような経過でどう見えるのか、教えてくださいました。富士山に沈んだ後も余韻が素晴らしく、左上の空に富士山の影が出る、大きくまわりにドーム型の光りが見える、などなど。。。先生、ありがとうございました。 先生はとてもピュアな方でした。富士山が好きで好きでたまらない、その様子はまわりの人をも幸せにします。そしてやっぱり。。。富士山を愛する人は富士山に愛される♡
私は、他の人ほど自分の過去の作品に興味がなく、すぐ忘れてしまいます(笑)。作ったものも大事だけど、これから作るもののほうが大事だから。
ところが、たまたま昔のコンタクトシート(密着紙焼き)が出てきたので、ルーペで見てみたら。。。驚きました。 90年代半ば、NYの私のスタジオにて友人が撮ってくれたものです。 手前の白い八角形の絵は、油絵具とエンコスティック(蜜蝋)に銀箔あしらい。月向台にインスパイアされて描いた築山です。ふたつ奥は、油絵に金箔。これは岩山です。 この頃はまだ富士塚を知らないのに、なんと小山を描き始めていました。理由はわかりませんが、山が気になっていたのでした。それもただの山でなく、儀式的な築山。 そうだった。そうだった。魂が山もしくは巨岩に入るという信仰がアジアにある、と知り、気になってしかたがなかったのでした。この頃はまだやみくもに、手が動くに任せて描いていました。オートマティズムに近い。でも、これが後の富士塚との出会いの下敷きになっていたとすれば、興味深い。 そう言えば、今年の春にある人から言われました。 「あなたはずっと昔から富士塚を知っていたはずです」 いえいえ、私は知りませんでしたよ。でも。。。知っていたような気もする。正確に言えば、富士塚というものは知らなかったけれど、それに出会う伏線としていくつか思い当たる感覚はある。聖なる山のイメージ、築山をつくるイメージ。。。そういうことですか。 たまには冷静に、自分の辿ったものを見つめるのも大切な行為かもしれません。ちょっとひも解いてみようと思いました。 |
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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
………………………………… 富士山に登りたくても登れな い人たちの為に、江戸時代に 関東各地に造られた「人造富 士山」のこと▲です。富士山 を信仰する▲▲▲富士講によ るもので▲▲▲▲▲したが、 地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富 士山が出来たことで、多くの 人が登山でき、大流行しまし た。民衆のパワーですね♪♪ 富士山の溶岩をのせ、一合目 から頂上まで登れるようにな っています。意外なところに ひっそりたたずんでますよ。 ………………………………… ▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼ ………………………………… 美しい作品も好きだけど、コ ンセプトありきで表現するこ とに喜びを感じるビジュツ家。 表現形態はこだわりません。 現在、富士塚のコンセプトに インスパイアされ、色々な媒 体で表現。著書の【ご近所富 士山の謎】【富士塚ゆる散歩】 も、私にとっては作品です。 なぜ富士塚か……それは、海 外生活での体験から。詳しく は本のあとがきに記してあり ます。 ★★★★★★★★★★★★★ お問い合わせ、ご連絡は↓ y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m (♡をoに◆をaに★を@に変えて 入力して下さい) ★★★★★★★★★★★★★ 掲載の写真・イラスト・文章等の 無断使用・転載は御遠慮下さい ★★★★★★★★★★★★★
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