▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
11月30日に出た角川ムック「怪 kwai」vol.0028は、土俗神が特集です。「隣のカミサマ・土俗神」はとてもユーモラス。そして奥深い。他にもイロイロ盛りだくさん。どこから読んでも面白いです。
私もちょこっと、コラムを書かせていただきました。ここでしか書けないような、かつ、学者サンは書かないような(笑)。 写真は池袋富士の猿。乳飲み子を抱えた母猿です。 日だまりの中、しばし制作途中のオブジェと対話中。 土俗神の関連特集、厠神も面白い。大事なところには大事なカミサマがいます。いつも綺麗にしていないとね。 そう言えば、2年ぶりに会った若い編集者。 「ボク最近、トイレ掃除をマメにするようになったんです。そうしたら、いいことが続いて起きてて♪」 以前はそんなこと、とても言うような人ではなかったのに!と思ったら、なんだか楽しくなりました。 「うんうん。いいことですね。トイレも綺麗になるしね♪」 『おんくろだのうんじゃくそわか』って言うともっといいですよ、とつけ加えたかどうかは記憶にないですが(笑)。
部屋の片隅に富士塚が。
いえ、富士山ですが、このシェイプはまるで富士塚! 実はこれは富士山の形をした徳利(底辺直径18cm/標高14cm)で、中身は富士山の湧水を使った茶焼酎なのです。 最初の画像は、徳利の上にかぶせる御猪口を取った姿。御猪口の底が富士山の頂上にあたります。これだけでも富士山の相似形でミニミニミニ富士です。 静岡県裾野市の酒造会社が、季節ごと4回にわたり予約限定生産した「三七七六」。 春夏秋冬のそれぞれの姿が楽しめて、とても楽しい♪ 中身も味わい深くて◎。茶焼酎なんて初めてです。 HPはこちらです。 富士山好きのN様が、私のぶんまで予約してくれ、毎回いただいております。 本当にありがとうございます♪♪♪♪ そして、「冬バーションですよ」と知らせてくれたのが これ。夏バージョンや秋バージョンが富士塚っぽいと思っていたけれど、この真っ白な姿を見て、またインスパイアされました。白い富士塚があってもいいじゃないか!と(笑)。
なんか急に茶色い。そう感じました。葉っぱの色が変わったからかな〜。
いや、塚も茶色い。 近寄ってみると、茶色いものがあった。いや、いた。 猫でした。頂上の近くに座ってくつろいでいました。 背後で「こんにちは〜」と声がしました。 若い神官でした。 「あ、こんにちは」私は思わず「ほらあそこに猫が♪」 「あぁ(笑)」彼はちょっと見ただけで、本殿に足早に歩いて行ってしまいました。珍しいくないのかな。私はここで猫を見たのは初めてでした。 しばらくすると、塚のそばにいた小さな女の子が気づきました。 「猫がいる!」 私も近寄ってみました。 貫禄あるフシギな猫でした。柄のせいでまるで人の顔をしている。思慮深い表情に見えました。 今夜は満月です。富士塚で月と戯れる猫が見られるでしょうか。
この日は、TVのロケで千駄ヶ谷富士に登拝しました。
近年、冬になると顔がむくむので、帽子をかぶったままで映りたかったのですが、カメラさんから顔が影になって見えないと言われ、泣く泣く帽子をとりました。まあ、大事なのは私でなくて富士塚ですからいいんですけど〜(笑)。 撮影が終了してちょっと自由な時間が持てました。以前から気になっていた、千駄ヶ谷富士の「亀岩」をカメラにおさめようと思いました。実は、亀岩の存在は知っていたけど、撮っていなかったのです。いつも熊笹が繁りすぎていて、よく見えないからです。 でもこの日はよく見えました。位置は、正面から見て少し左。富士山の亀岩同様に8合目あたりです。画像の右上に写っているのが釈迦の割れ石です。 頂上付近から見下ろした図。左に見えるのは、里宮です。 8合目あたりの登山道から撮りましたが、これ以上接近できません。頭など、特に細部は作られていないようです。でも、甲羅のような盛り上がりはやはり亀っぽい。これはボク石(溶岩)でしょう。 ちなみに、この富士塚ではボク石は「頂上付近にのみ配されている」と言われます。神奈川大学日本常民文化研究所編の「富士講と富士塚」にそう記されていて、また、今年9月出版された竹谷靱負著「富士塚考」にも同じ記述になっています。でも、私が見た限り、斜面やふもとにもたくさんボク石がありました。 ボク石は多孔質なので、区別はつきます。風化し丸くなったものでも質感でわかります。それを証明するべく、次回はマグネットを持って行こうっと。
ここは荒川沿い。鹿浜橋近くの、足立区都市農業公園です。
土手はいい感じに夕陽を浴びています。4時17分から始まるダイアモンド富士を求めて人が集まってきました。 土手の向こう、ビューポイントを予告されたところでは黒山の人だかり。手前でカメラを手にするのは、御存知、田代 博先生です。メディアにもよく登場されるし、HPを御覧になった方も多いでしょう。 「先生、今日の富士山はどうですか〜?」 晴れてはいますが、ちょっとモヤッてきました。ダイヤモンドの光彩は希望どおりに輝かないけれど、これもダイヤモンド富士です。 富士山のシルエットが見えてきました。頂上の幅と太陽の幅がほぼ同じに重なります。 でも、私のカメラではとてもムリ。 ダイヤモンド田代だ〜!なんて言いながら遊んでました。先生ごめんなさい(笑)。 本当はこんなに素晴らしかったです。→田代先生のサイトで画像をたっぷり♪ もっと晴れている場合、太陽が富士山にかかるにはどのような経過でどう見えるのか、教えてくださいました。富士山に沈んだ後も余韻が素晴らしく、左上の空に富士山の影が出る、大きくまわりにドーム型の光りが見える、などなど。。。先生、ありがとうございました。 先生はとてもピュアな方でした。富士山が好きで好きでたまらない、その様子はまわりの人をも幸せにします。そしてやっぱり。。。富士山を愛する人は富士山に愛される♡
私は、他の人ほど自分の過去の作品に興味がなく、すぐ忘れてしまいます(笑)。作ったものも大事だけど、これから作るもののほうが大事だから。
ところが、たまたま昔のコンタクトシート(密着紙焼き)が出てきたので、ルーペで見てみたら。。。驚きました。 90年代半ば、NYの私のスタジオにて友人が撮ってくれたものです。 手前の白い八角形の絵は、油絵具とエンコスティック(蜜蝋)に銀箔あしらい。月向台にインスパイアされて描いた築山です。ふたつ奥は、油絵に金箔。これは岩山です。 この頃はまだ富士塚を知らないのに、なんと小山を描き始めていました。理由はわかりませんが、山が気になっていたのでした。それもただの山でなく、儀式的な築山。 そうだった。そうだった。魂が山もしくは巨岩に入るという信仰がアジアにある、と知り、気になってしかたがなかったのでした。この頃はまだやみくもに、手が動くに任せて描いていました。オートマティズムに近い。でも、これが後の富士塚との出会いの下敷きになっていたとすれば、興味深い。 そう言えば、今年の春にある人から言われました。 「あなたはずっと昔から富士塚を知っていたはずです」 いえいえ、私は知りませんでしたよ。でも。。。知っていたような気もする。正確に言えば、富士塚というものは知らなかったけれど、それに出会う伏線としていくつか思い当たる感覚はある。聖なる山のイメージ、築山をつくるイメージ。。。そういうことですか。 たまには冷静に、自分の辿ったものを見つめるのも大切な行為かもしれません。ちょっとひも解いてみようと思いました。
花園神社境内の、芸能浅間神社の新宿富士の記事が続きましたが、最後にひとつ。
新宿富士って、知らないと見過ごすほどのちっちゃな富士塚ですが、かつては。。。 ド〜ン! こんなに大きかったのでした。立派ですね〜。 花園神社の町名は新宿5丁目。西側に隣接するゴールデン街が歌舞伎町なので、ついここも歌舞伎町にあると思ってしまいますが、この一角は新宿5丁目なのです。(ゴールデン街との境の道が町名の分かれ目) かつてはこのあたり、三光町と言ったので新宿富士も三光町富士と呼ばれることがあります。すでに新宿富士の名で定着していたので、私も新宿富士と呼んでいますが、一般的に富士塚の名は、古い町名をつけたものが多いので(もちろん混在していますが)本当ならこれは三光町富士。いや、町はつけないから正確には「三光富士」ですよね。だって、近くの鬼王稲荷神社の西大久保富士だって歌舞伎町にあるのですから〜。 まあ、通称は柔軟に受け入れています。 さて、昔の姿はこんなに立派ですが、今と同じ場所にあったわけではないそうです。かつては、花園神社拝殿の南側にそびえていたとのこと。おそらく現在の常陽銀行の裏あたりではと思われます。 とすると、写真の右奥の大きな建物は何でしょうね。ビルの上には看板の骨組みらしきものもついていて。 富士塚の位置が拝殿の南側だったとすれば、そのビルは境内越しに見えると思ったのですが、どうも不自然。現在の地図を見ると、位置的に第二分庁舎ですが、かつては新宿区立四谷第五小学校だったわけだし。それに、その手前の家屋は何? もしかしたら、靖国通りすれすれに富士塚があった? う〜ん。町史を見たらわかるのでしょうね。時間があったら調べてみたいところです。こうしてついハマってしまうのでキリがありません(笑)。 ちなみに三光町の名前のなごりは商店街にあり。ゴールデン街の北側が新宿三光商店街です。(ゴールデン街の中かと思いきや、一角だけ違う組合なのですと) |
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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
………………………………… 富士山に登りたくても登れな い人たちの為に、江戸時代に 関東各地に造られた「人造富 士山」のこと▲です。富士山 を信仰する▲▲▲富士講によ るもので▲▲▲▲▲したが、 地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富 士山が出来たことで、多くの 人が登山でき、大流行しまし た。民衆のパワーですね♪♪ 富士山の溶岩をのせ、一合目 から頂上まで登れるようにな っています。意外なところに ひっそりたたずんでますよ。 ………………………………… ▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼ ………………………………… 美しい作品も好きだけど、コ ンセプトありきで表現するこ とに喜びを感じるビジュツ家。 表現形態はこだわりません。 現在、富士塚のコンセプトに インスパイアされ、色々な媒 体で表現。著書の【ご近所富 士山の謎】【富士塚ゆる散歩】 も、私にとっては作品です。 なぜ富士塚か……それは、海 外生活での体験から。詳しく は本のあとがきに記してあり ます。 ★★★★★★★★★★★★★ お問い合わせ、ご連絡は↓ y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m (♡をoに◆をaに★を@に変えて 入力して下さい) ★★★★★★★★★★★★★ 掲載の写真・イラスト・文章等の 無断使用・転載は御遠慮下さい ★★★★★★★★★★★★★
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