▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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足立区の富士塚は一日ではまわれない!すでにいくつか行ってますが、ついに決心がつきました。未踏の「花又富士」!



でも、出かける前につかんだ地図はかなり古いものでした。もちろん「六町」なんて出てません。つくばエクスプレスの駅なんですから。

「今回はカンを外したか。。。」と頭をよぎったけれど、運には見捨てられてなかった!

つづく。


かなり省略して、富士塚の真裏にやって来ました。しっかりした石垣には、富士講でない他の講の名前もありました。その中に「富士前町 なにがし」と彫られていたので、確かめたくなりました。



確かこのあたりは「本駒込」。この後、近くの駐在所で地名の確認をして来ました。

「ああ、昔は富士前町だね。でも今はあっちもこっちも『本駒込』になっちゃった」



いまだに町内には「富士前町」の看板を使っていますけど。まあどこでもそうですが、地元で呼ぶ時には、古くたって馴染みのある地名のほうを選びたいもんですよね〜。

登頂!



石段を登ったところで下界を眺めた図。去年の「お山開き」ではこんなこんなに賑わっておりました。

そして、くるりと向きを変えて鳥居をくぐって数歩進んでまた振り返ったところ。



リッパな社殿はあります。祭の時はこんな感じ



その脇を歩いてちょっと低い部分にやって来ました。



屋台でワクワクな光景を思い浮かべたりしますが、



もうひとつの古いお宮をお参りしてから石段を下りる。実は、ここは「女坂」と呼ばれるのを後になって知りました。登って来たほうが男坂ですね。↓女坂を下から見上げます。結構暗い。





女坂を下りきって、手前の駐車場の中に入った時、地元のお年寄りがひとり石段を登っていくのが見えました。





去年、6月中旬と、7月1日のお山開きの時に登拝したけど、また来てしまいました。大きな富士塚は行くたびに見るところが違って面白いものです。



通りに面する鳥居をくぐってちょっと進んだところ。塚の上のお宮が見えます。



急な石段の手前に賽銭箱があり、



左側に「下浅間神社」があります。傍らにはショウブが咲いていました。

以前もお参りしたけど、その時は「下って何だ?」とまでは気がまわらなかった。確かに「篠崎富士」にも「流山富士」にもあったのに。



ま、ハデな石段まわりを眺めてみたりして。

 

このナゾの座像はやはりナゾのまま。アノ人でもなくコノ人でもないような気がします。つまり、考えられる行者の姿ではないので、富士講とは無関係なのではと。。。



では、登ります。
護国寺を出て、ぷらっと東に足が向きました。不忍通りは場所によって呼び名が変わっている。護国寺の付近は「富士見坂」と言うようです。やっぱりな〜(笑)。

バス停にさしかかった時、ちょうど上野行きの都営バスが来たので乗りこみました。途中「上富士」を通ると知ったもんで。



車内にはこんな広告が貼ってありました。小野照崎神社の富士塚のことが書いてある。「境内富士山」て。ふふふ。



んで、「上富士前」で下車。



道路の向こう側、ず〜っと奥にあるのが「駒込富士」に違いないっ!
登山道は3本。途中で二股になる道もあるので、頂上へ上がるのは4本になります。その中でも、草むらに隠れて先がわからなくなりそうな中央道がなかなかです。ボク石が足場にたっぷりあるし、こそっと合目石が潜んでいたりする。絶壁のように連らなる石碑群の隙間を行き、えいっと頂上に足をかけると、



 

わりと広い、平坦な頂き。新しめの奥宮などなど。
頂上だという証にこんな石版も。植木職人の奉納。

 

↑こちらは左側からの登山道。右側からの道は玉石の階段が続きます↑
と、うろうろしていたら、いつのまにか猫がやってきました。

 

そうだ!せっかくだから、猫の目線になって再度登山してみます!

 

頂上から見おろすとこんな↓ やはり緑の濃い塚はいいです。


石段を登って間もなくして右側に「一合目」の碑が目に入ります。

 

小石川ナントカ町(現在はすべて小石川一丁目〜と表記)と刻んであります。



この富士塚を造った「山護講」の講碑です。本流は丸藤講のようです。



水鉢もありました。水鏡の綺麗なこと。これが頂上にあれば金明水でしょうが。



左を向けば、こんなにたくさんの石碑の群。この塚にはこの数倍の石碑があります。さまざまな講の碑がわらわらあります。富士講でないものもてんこ盛り!



再び右を見れば、「胎内」が目に入ります。



中にはコノハナサクヤヒメの姿がくっきり。お札によくある正面像です。傍らに昭和2年と読めますね。この塚の築造が文化14(1817年)ですから、ここでは新人です。



このあたりから山頂を見上げた画像です。まだまだ楽しみはいっぱい♪



少し引いたらさらに美しい。塚のカタチはわからなくても、この時期木々や花に埋もれた姿は見ごたえあります。



一応、こんなボリュームの富士塚が横たわっております。



では登山口から。「富士道」と刻まれた石碑と、石の橋。橋を渡ると鳥居の中へと吸い込まれます。このアプローチがニクイ。向こうの世界へ行くという発心の形式でしょうか。焦る気持ちが一旦鎮まります。



近年修復されたっぽい玉垣が結構高い。現場に立つとわかりますが、一部が石段になっていて登拝の一歩を踏み出すことになります。

つづく。。。





久しぶりに文京区護国寺に行きました。すっかり晴れて気持ちよい。
前回来た時の猫たちはまだいるだろうか。。。と思いつつ。



水屋は両方とも修理中。本坊(寺務所)の隣、大師堂の下あたりに「音羽富士」があります。案内図には出てないけど。ここからも鳥居が見える。緑に勢いがあってキラキラしてます。



近寄るとこんな感じ。登拝するにはこの鳥居をくぐるけど、坂道をそのまま上がってみました。



今日の音羽富士はすごい表情を見せている♪ これは期待できます。
ちょっと振り向くと、



こんな感じ。大きなビルが見えますね〜。地震雲も少し出てる。
右の茂みが富士塚です。では、登山口にまわってみましょう。
どうしても崖の向こう側が気になって、裏に回ってみることにしました。



鳥居を出たら、下り坂に続く道がありました。



竹林が濃くなってできた暗がりから、前方の空に何かが見え、



一面が光ったようでした。でもそこは空ではありませんでした。



私は声をあげてしまいました!



そこは、いきなり広がった光る水……見渡すかぎりの水田でした。

そして空中散歩をしてるかのような気分になったのでした。











この最後の一枚が、富士塚でした。石碑しかなかった神社の裏がこうでした。

さまざまな地形に富士山を見立てることができるのを興味深く見上げました。



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地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
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士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

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美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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