▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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22日、八重山へ向かう機内から。

手を合わせながら撮らせていただきました。

富士山の8合目から上は神域とされています。特に頂上は全く違う空気です。あ、薄いとかじゃなく(笑)。できればもう一度、読んでみて下さい。

068 内院
069 頂上のハナシ
070 山頂のほとけたち【八葉九尊】
071 山頂のほとけたち【三如来】
072 山頂のほとけたち【阿弥陀三尊】
073 山頂のほとけたち【三尊九尊】

なぜまたそんな話か、というと、昨日TVで屋久島の山岳信仰にふれていたのを見たからです。

印象的な語り。
「年に一度、山に入ってはならないという日がある。神様が山の木々の数を数える日だ。もしその日に山に入ってしまったら、その人は木の一本に数えられ、木にされてしまう。そして二度と山を下りることはできない」

アニミズムともいえる「山には神がいる」という考えに、神道や仏教が混ざって定着した日本独特の山岳信仰は、全国各地にありますが、屋久島の山もそうだったのかと驚きました。

限られた数名が、神域を分け入り、4時間かけて山頂を目指す様子が出ていました。

頂上の祠に、島でとれた塩や米をお供えし感謝をつげる。その後、下山した彼らを迎えたのは、集落の人々と僧侶でした。お経によって、神域に入った人達を人間界に戻すため、お坊さんが待っていたのです。

その地には、信仰よりももっと深い想いがあるようでした。深い自然を敬い、恵みをいただくことに感謝する、人々の謙虚な姿に心うたれました。

これ(手前)は、実際に富士登山ではいたトレッキングシューズです。10年はたっていないけど(笑)。この年流行ったお手軽かつお手ごろなHAWKINSのラインアップで、これと色違いをはいた人を富士山で10人くらい見ました。

富士塚に登るのに登山靴は必要ないけれど、富士塚めぐりをするには、特に都心でない場合はとにかくたくさん歩かなければならないので足が疲れます。そこで、これを引っぱり出してみました。靴底には沖縄の与那国島の砂粒がはさまっていましたが、この靴、ちゃんと富士山のことを覚えていたようで(笑)。富士塚の溶岩の上で軽やかに足元を支えてくれました。

とにかく疲れにくくてよいです。この靴のおかげで、内房のふたつの富士塚をまわった後に、もうひとつ、お山に登ることができました。

奥のサンダルも夏の富士塚登山にはうってつけ。でも蚊に刺されちゃう。。。

江戸川区から浦安、市川にかけて多数分布する富士塚地帯は【富士塚銀座】とよばれることがあります。うれしいですね〜♪ たくさんあるので、まだまだ全部はまわれない。でもそのぶん楽しみが残っています。上蒲田富士の次は下蒲田富士に向かったのですが……ちょっとブレイク。

江戸時代、富士講の講員たちが集まった夜はどんなだったでしょう。蝋燭の灯、あるいは「お炊き上げ」の炎で祭壇が照らされていたでしょうか。

夏至の日の夜、(エコ・イベントを少しだけ意識しながら)キャンドルライトで過ごすひとときを、富士塚オブジェと共に味わってみました。

そう言えば、「御霊うつし」では蝋燭の灯も消して、「宵」の状態で行われるんですよね。そんなことをちょっと考えた夜でした。。。

自分で採取した溶岩(Lava ラーヴァ)を山のように持っています。
富士塚を造れるほどではありませんけど(笑)。

赤いタイプが好きです。マグマの記憶が残っていそうだから。
特に好きな塊をアクリルボックスに入れて飾っています。

ちなみに、溶岩は苔むすことがあってもカビることはありません。
右下に写っているデザートローズ(砂漠の薔薇)という石
のほうが、あっという間にカビカビになってしまいます。
乾いた国から湿り気のある国に来たせいでしょうか。。。

(大きさがわかるように卵を置きました)

★この大きな塊は、富士山からちゃっかり持って来たものでは
 ありません。富士火山帯の某所のもので、富士山のと似た
 岩質です。霊峰の溶岩は畏敬の念を持って特別に扱っております。

下のパッケージの中は。。。これ

溶岩です。削って形を整えたものではありません。

地中から噴き出して、どう冷え固まったか
こんなカタチで出会いました♪

「富士塚キット」に入れるのはやめて、
手元に残しました。ちょっとラブリーかな(笑)。

わたしはとうきょうのねりまくというところにうまれました。おうちからそとにでて、おおいずみがくえんのえきのほうにむかうと、くぬぎのきがたくさんあるひろいみちになります。そこへいくすこしまえでふりかえるとふじさんがよくみえました。ふじさんはちいさいので、じゃんぷしながらみました。でもふじさんはおおきくなりませんでした。ちいさいけれど、ふじさんはすきです。きれいだからです。

しょうがっこうのいちねんせいのとき、おしょうがつにへんなゆめをみました。うちのおとなりは、ささやさんという、とうえいのまんがのおしごとをしているおうちです。いつもおばさんにあそんでもらっていたのに、とつぜんささやさんちがなくなってふじさんになっていました。よくみるとおうちのそばにはくぬぎのきもありました。ふじさんはほんもののふじさんでした。でもいつもみるようなちいさいふじさんではなくて、てっぺんがみえないくらいにたかくておおきかったです。ゆきがかかっていました。めがさめて、おかあさんにそのはなしをしました。おかあさんはとてもびっくりしながらいいました。はつゆめにふじさんをみたなんてすごいわねって。わすれないうちにえにっきにかきなさいといいました。

それからすこししたら、おとうさんが、はるにてんきんするんだよといいました。てんきんというのはおしごとのばしょがかわるのでおひっこしをするのだそうです。わたしがちいさいころも、えごたからおおいずみにおひっこしをしました。でも、ちいさかったのでおぼえていません。そしてこんどのてんきんはしずおかというところです。がっこうのおともだちや、きんじょのみえこちゃんとさよならするのはさびしいけれど、みんなはいいところだからたのしいよといいます。そしておかあさんは、あたたかくてふじさんがちかいのよとおしえてくれました。

しずおかは、ほんとうにふじさんがおおきいでした。またいつかとうきょうにてんきんするから、しずおかにいるときにみんなでふじさんにのぼろうと、おかあさんがいいました。ふじさんにのぼるのかあって、わたしはそれからずっとふじさんのことをかんがえていました。しずおかしないにせんげんやまがあって、りふとにのるとやまのうえにいけます。でもふじさんはもっとたかいやまなのです。くもがそばにあります。わたしはよくわからないので、じっけんをしました。

おばあさんのへやにいって、まっとれすをみっつかさねてみました。すこしやまのきぶんになりました。でももっときぶんをだしたいので、おばあさんがきものをあらったときにはりつける、ながいきのいたをものおきからはこんで、まっとれすにのせました。そしてわたしはそのうえにのぼりました。がようしをくものかたちにきりぬいて、かべにはりました。やまのうえでおべんとうをたべたいので、こっぺぱんとまよねーずをだいどころからもってきました。まよねーずはすっぱいけれど、ぱんにのせてたべたらおいしかったです。いもうともきていっしょにあそんでいました。まっとれすにいもうとがのると、いたがおちるのでわたしがやめてといったらけんかになりました。でもたのしいかったです。

おばあさんがしょうじをあけて、なにしてるのといいました。ふじさんにのぼっているの、といもうととぱんをたべていたら、やめなさいとしかられました。でもまだあそんでました。またしかられました。

ちょっと学習したら、疲れちゃいました。

とっておきのこんなものを一口飲んで寝ます。

どの神様(仏様)が夢に出てくれるでしょうか。

木花開耶姫命は一度あらわれたんですよ〜。(笑)

「富士塚」は、江戸を中心にたくさん出来ました。
それは大流行と言ってもいいくらい、爆発的に造られました。

広重の浮世絵にも残っています。これは目黒にあった「目黒新富士」です。「目黒元不二」というのもあって、当時は人々に親しまれました。もともと、富士登山は修験者たちの修行だったのですが、こうして地元にあれば、誰でも登ることができるのですから嬉しいことです。だって、昔は女性は登山禁止、子供や年寄りも登山は無理でしたからね。

遠くに本物の富士山を眺めながら、地元では花見をしながらこんな風流に登っていたわけです。
(残念ながらこの塚は今は残っていません)


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芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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