▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
つい富士塚を擬人化してしまう私ですが、ケアされると塚は聖地のオーラを放ちます。

以前ここを訪れた時は、曇りの日の夕方だったせいか、暗く寂しく、荒れた感じを受けましたが、初拝みのこの日は晴天だったし、人々が集まって拝みをしたことで、富士塚のいちばん機嫌のいい日でした。いや、大げさでなく、こういう儀式の直後が一番いいのです。

さて、塚そのものを見てみます。坂は南向きですが、富士塚は南西に向いています。





富士塚の手前左側には三峰講の祠があり、その上には稲荷神社が祀られています。こう繋がっていると、富士塚はどこからを指すのか。。。



おそらく、唯一の講碑の位置くらいからでしょう。





頂上の石祠。お札がたくさん。と思ったら扉が壊れていた。



鳥居の内側から富士山の方角を向く。坂はうねりながら下へと続いています。綺麗ですね。



鳥居の足元にはとてもいい色の赤石。紙垂(しで)の影を受けて、春の光。



石段は、富士塚の横を通り、八幡神社社殿のほうに続いています。
うっかり八幡神社の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、かつての富士塚は、社殿の北側だったとか。

講の方たちの話をつなぎ合わせると、「社殿が燃えて、富士塚を移動した」。詳細はわからないけど、とにかく富士塚は2度移築している。神社に来る前は「国鉄」の線路のほうだった。(くわしくわかったらアップしてみようっと)



これは、昔の富士塚の前で撮ったという写真です。講の方たちの幼少の頃。かわいいですね〜♪



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【富士塚ナイト】は、3月14日ですよ♪
田端富士を下りて、一行は祭壇のある場所へと移動しました。
通常は、田端八幡神社の境内の散集殿というところで拝みをするのですが、今年は改築のため、参道下に設えた仮の建物で行うことになりました。

八幡神社のすぐ西隣には、赤紙仁王(体の悪いところに赤紙を貼ると治ると言われる)で有名な、東覚寺があります。仁王像は、赤紙に埋まって姿も見えず。



寺の前は、ついこないだまで細い道だったのに、区画整理でこんなに見通しがよくなりました。

道を指差し、講元が言いました。
「この道が『弾丸道路』だよ」
「え?ダンガン?」
「そうだよ。戦争時に海の方まで運んだ道さ。北にずっと行くと赤羽団地だよ」

もっと詳しくお聞きしたかったけど、儀式が始まるので断念し、皆さんの後を追いました。



祭事の行われる会場の入口に。。。あ、神田の講から?



これは田端の富士講、「山元講」のマネキです。

さて、祭壇ふたたび。田端冨士三峰講のお宝は、以前から調査報告書で知っていましたが、本物を拝見するのは初めてです。(初拝みは一般公開しているわけではなく、内々のことだから当然と言えば当然ですが)

講のお宝である祭祀具は、【北区のサイト】に出ています。
「田端冨士三峰講祭祀具 附 関係文書」を北区指定有形民俗文化財に指定(指定日平成21年12月9日)



掛軸や祭壇の品々は、手入れもよさそうですごく美しい。
でも、なんとなくヘンだ。



あれあれ?



こちらから見てもやっぱり。
大事なものが足りない(!?!?)。



これは、講の方が持って来られた昔の写真。
そうです。富士山型の御神鏡がない。
(どうやら私だけが気づいたようでしたが)儀式は滞りなく進みました。
文化財に指定されたとはいえ、講の方たちにとっては自慢の祭祀具よりも
ココロのほうが大切。こんなハプニングも微笑ましい、和やかな集まりでした。

ほんの一部ですが、素晴らしい品々をアップ。

身禄とコノハナの掛軸

百八講曼荼羅

お焚き上げ釜

紋は、山元講の前身である「丸長講」です。

お札の版木

などなど、どれもが丁寧に手入れされています。
そして、全員で読誦する「お伝え」。感激でした。





やはり、声に出すのはすごいと思いました。

3年ほど前のこと。私が敬愛するネイティブアメリカンの指導者、デニス・バンクス氏が来日した際、とあるお寺で、彼の歌に合わせ全員で般若心経を唱えたことがあります。全く違うふたつのものでしたが、途中から素晴らしいバイブレーションを生み、感動と共に「声による浄化」を肌で感じたことがあります。

拝みをしていても、たまにそんな瞬間があり、驚きます。



そうそう。御師のSさんが富士吉田からいらしていて、プチレクチャーに盛り上がりました。偶然にも、Sさんは、昨年私が火祭りツアーの際お世話になった方たちとも懇意で、私の本も御存知でした♪


つづく。。。



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【富士塚ナイト】は、3月14日ですよ♪
初拝みは、まず富士塚に登拝してから。
この日は素晴らしく晴れわたり、本当に気持ちいい太陽の光を浴びました♪



「現在の」富士塚は、田端八幡神社の参道の右わきにあります。坂は南向き。
こちらの講は、昭和37年以来、富士講と三峰講が合同で行うようになり、講名は「田端富士三峰講」といいます。(もともとの「田端山元講」や富士塚の配置は後で書くとして。。。)



青い鳥居の奥が田端富士の頂上。石段の左側にある三峰講のお宮に拝んだ後です。



他の富士講では、神社の神官による修祓の儀から始まることが多いですが、こちらは講員の方たちだけです。







供物を下げて、移動します。
「さあ、これから中に入って拝みだよ〜」

つづく。。。



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【富士塚ナイト】は、3月14日ですよ♪
毎年2月20日に行われている、田端富士の「初拝み」に参加させていただきました。
講の皆様、北区の学芸員/区職員の皆様、心より感謝いたします。

塚へと登拝の前に、屋内で祭具一式を拝見しました。
講元から撮影を許可され、祭壇の前に進みました。







「鳥肌が立ってしまいました!」
思わず、区のSさんに口走ってしまった私。
本当に、祭壇の前に立ったとき何かすごい感覚があったのです。

こちらの神具/祭具は、昨年12月に北区の文化財に指定された素晴らしいもの。富士塚にお参りしてからまたくわしく。。。



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【富士塚ナイト】は、3月14日ですよ♪


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芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

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美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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