▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
柳森稲荷神社を通りから見るとこんなです。


ここからでも境内の狸像がよく見えますね♪
向こうのビルは、この神社の傍らを流れる神田川の対岸です。


道行く人も思わず足を止めます。「なんだここは???」
この人はずいぶん長い間、こうしてじ〜っと見入っていました。


「御防講 おふせぎこう」とは、火消し組の集まりだそうです。
神田明神を支える講のひとつで、今でも神田祭の中心的存在のようです。


神社の斜め向かいにあったボタン屋さん。
御主人が近所の人と世間話をしてました。
「フェルメール展が混んでるって?私はオープン直後に行きましたよ。ああ、楽に鑑賞できましたね〜。まぁ近いから楽ですがね」
御主人は、昔ながらのテーラーです。店の中には、型紙用の厚紙や芯に使う布や、チャコやルレット、竹製定規など、昔、母親の裁縫箱に詰まっていたような懐かしいものが並んでいて、今でも単品で購入できます。もちろん、ボタンも各種あり。店先にはアイロン用の「馬」も並んでました♪


神田須田町はアキバに近い。でも神田神保町まで行くと、昔からこの富士山看板で有名な額縁屋「優美堂」が健在です。


また、時代小説の専門店があったりもします。

そして、三省堂本店に寄りました。


「江戸コーナー」の充実さはハンパでなかった!
これは、古地図とかがある一角です。


そしてそして、

この辺が江戸と東京にまつわる散策モノ。知ってるNJさんやNKさんの著書もありました。

私の本も平積みになったらいいな〜。

この2階には「新書コーナー」が、すごくたっぷりとスペースとってました!

う〜ん。神田ってやっぱり充実のブックタウン。
さすが、毎年「江戸検定」に挑戦する友人もここに寄るわけだ!!!!!!

おっと!大事なことを忘れてた!柳森神社の中のもうひとつの特色。


「力石 ちからいし」の群。ここでは「さし石」とありますが、
くわしくは、「ご近所富士山の『謎』」のp79に書きました♪(笑)
正面から見たところ。塚に草木が茂ってなくても、やはり登るのはムリがあります。高くなった道路と境内の段差にかけて斜面があるだけです。


鳥居の向こう側(この画像では右側)の道路は、かつて神田川の土手だったようです。その上に道が走っていたのでしょう。関東大震災(大正時代)の後、この道路に店が連なってでき、富士塚の上部が壊されたらしいです。また、位置も神楽殿あたりまであったそうで、当時は相当大きかったと思われます。戦後、移動のために解体されたとのこと。きっと以前は、ちゃんと山の形をしていたでしょうが、結局ボク石をここに積み上げただけになったのですね。



塚の背後はどうだったのかわかりませんが、現在はこんな感じでビルに迫っています。この石碑は「三柱之大神」。神様を柱と数えます。てことは、この場合、コノハナとオオヤマツミとニニギでしょうか?他の富士塚でも目にすることがあります。


中段には洞窟状に作られた中にお宮。


そしてこの講碑があります。ちょっと倒れかかっていました(金属片で補強済)。丸京講という講でした。

江戸時代、江戸のド真ん中の富士塚のひとつですね。
ここに富士塚があることを知らない人は多い。
真っ先に目に入るこの狸像が異彩を放っているからでしょう。


猫も、どことなくコイツにだけは一目置いているみたいです。
それでも手下のつもりだけど。


境内には、神楽殿や本殿の他に、いくつもの小さな神社があります。
でも、それらは省略し。。。こちらが手水舎。右手前が富士塚です。


石段を降りてふり返り、富士塚を見たところ。
富士塚というか、塚の残骸というか。まあ、カタチはどうあれこの石段の
左側、隅っこが富士塚です。
猫は気まぐれに歩き回り、すでに石段に陣取って毛づくろいをしている。
通りから、鳥居をくぐって人が続々とやって来ます。
まるでここに吸い込まれるように。
ほとんどが、神楽殿横にある灰皿で喫煙するビジネスピーポーです。
最初、休憩時間にお参りしに来てるのかと思ったけど、そうではなかった。
まして富士塚に興味ある人はいないようです。
彼らは、タバコ片手に携帯チェック。
でなければ、お参りに余念のない少女や、富士塚に見入る私を
珍しそうに見ているだけ。

猫たち、狸たち、狐(稲荷神社なので)たち、富士塚、
ビジネススモーカーたち、ひたすらお祈りする少女、
そして私。
これらが、せまい境内に共存するという不可思議さ。
その境内は何でも飲み込む異次元か。(笑)

猫は皆、貫禄ある老猫で、ケンカの証も勲章のようでした。

つづく。
なかなか行く機会のなかったここには、







生き物と半生き物とニンゲンがたくさんいました。そして富士山も。

ヘルメットかぶったオッチャンはここで一服。
実は、そばにスモーカーのビジネスマンやビジネスウーマン、
ちょっとスピ系女子(思いつめた感じの)もいて、
とても不思議な空気をかもし出していました。

富士塚のそばに6人ほどの人がたむろっている光景は
初めて見ました。祭りでもないのに。

当然猫たちは、この中で自分達が一番エライと思っている。

つづく。


カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
リンク
カテゴリー
最新CM
[03/20 芙蓉庵]
[03/08 masapi21]
[02/22 芙蓉庵]
[09/15 芙蓉庵]
[09/09 吉田 千秋]
[01/28 芙蓉庵]
[01/28 芙蓉庵]
[01/24 MASA]
[01/22 MASA]
[10/15 芙蓉庵]
[10/12 吉田 千秋]
[10/12 吉田 千秋]
[07/16 芙蓉庵]
[07/10 吉田 千秋]
[12/10 芙蓉庵]
[12/05 槇田きこり但人]
[06/22 nobuting]
[06/22 芙蓉庵]
[06/21 nobuting]
[03/14 芙蓉庵]
[03/11 武本Timothy]
[02/23 芙蓉庵]
[02/22 エバポリタン]
[09/06 芙蓉庵]
[09/04 ひさ]
最新TB
プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
…………………………………
富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

★★★★★★★★★★★★★
お問い合わせ、ご連絡は↓

y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m
(♡をoに◆をaに★を@に変えて
入力して下さい)

★★★★★★★★★★★★★

掲載の写真・イラスト・文章等の
無断使用・転載は御遠慮下さい

★★★★★★★★★★★★★
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
mountains