▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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ブレてはいるけど、これが今回一番気に入った写真です。登山道ですれ違った孫と祖母。

場所は県境を越えて栃木県側。足利市の浅間神社です。





「上」があるということは「下」もあって、2社が対になってる浅間神社だから。上の宮が男浅間で、下の宮が女浅間です。男の子を登らせる山と、女の子を登らせる山に分れています。現在はどちらに登ってもよくなっています。





前日に降った雨の為、ところどころ足元が悪かったけれど、ハイキングにはちょうどいい山でした。こんな山道に参詣の人々がひしめき合い、列を作っていました。



頂上のお宮は驚くほどのカラフルさ!照りつける日射しによく映えるわ。



来た道を見下ろすとこんなです。下界の眺めが素晴らしい!そして、若いファミリーが続々と登って来ます。

 

ここの初山祭は混雑せず、ほどほどの人出でした。ごらんのとおり、ほのぼのした光景が。




私は頭上のこれらにぐっときて、消えゆくものの美しさも味わいました。

 

社殿は小さいが、とても雰囲気がいいのです。

 

ここでもめでたい朱印捺し。

 

ひとつの小槌で男の子用、女の子用をこんな感じで使い分け。

上からの眺め。

風車は子供の象徴か。これはここにしかなかったような。

 

石段にはさまれた位置に石碑。外の斜面に祠。
群馬在住Fさんの運転する車に誘導され、茨城のYさんの車がスムースに続きました。

富士嶽神社のあった「富士原町」から約10km、大泉町の浅間神社に到着。ここの地名も「富士之越」と富士の名がつくのでした。

 いい天気♪ 森から大音量の演歌が聞こえる!

 のんびりした祭。大木の陰。夏のにおい。

 

左右に一本ずつつけられた石段は気持ちよく登ることができます。特に登山/下山にルールなし。



丁寧にステップを踏みしめて、頂上にたどりつくと、子供の成長を祈る家族の姿がそこここにありました。


ここの講は「赤卍講」。個性的で目をひく紋です。社殿のぐるりに数多くの絵馬や奉納の額が。



山に「致」の紋も。これは木目にウルサイ私にはぐっとくるものでした。美しい。



社殿に上がらせていただきました。にぎわう祈願する人々。



お馴染みのコノハナイメージも掲げられていました。

 

本殿は流造り/こけら葺。立派です。側面は福禄寿たち?この中にご神体が。

 

左:下山道。右:まだまだ祈願に登山してくる氏子達。



下りて来た。



由緒を読むと、ここの初山は「ペッタンコ祭」と呼ぶようです。









初山は、浅間神社(富士山に見立てた地元の山)に、赤ちゃん(場所によっては七五三以下まで)と一緒に登って「山開き」と「初山詣」を行う祭りです。頂上で赤ちゃんは額に朱印を捺していただきます。



最近勉強会でお世話になっている富士信仰の研究者Oさんとそのお仲間にくっついて、Oさんの解説つきで「初山」をみっつまわるために、群馬県&栃木県へ出かけました。(総勢10名)

東京では見ることのない「初山」は、北関東と埼玉の一部(川越)、千葉の稲毛あたりくらいしかないそうです。あ、外房だと山武市の松尾でやってます(松尾出身のお友達に聞いてみようっと。浅間神社のこと記憶にあるって言ってたから♪)。

 

で、まず、館林の「富士嶽神社」から。鳥居の足にはいろんな記録が刻まれて……。
この向こうのこんもりした山が富士山で(ここにいると富士塚という概念は沸き上がることなく、自然に富士山と言いたくなります。塚の定義に関係なくね)、絵馬堂をくぐって参ります。

 

富士山の額縁よりもこころひかれる「ヘタウマ絵馬」。以前、東北の絵馬の本を借りたとき、こんなのばかりあったのを思い出します。顔がないのとか、疫病祓いとか。これは富士山をおもって手を合わせる善男善女。





傍らに合目石を確かめつつ、賑わう石段を行けば頂上もすぐ。赤ちゃんを抱いた若い親達が嬉しそうに順番を待っています。

 

怖くないよ、あっと言う間だよ。なんてなだめる必要もないほど、泣く子はいない。何となくわかるのかなー。額を朱に染めると、ちょっと誇らしげな表情になるのも、気のせいじゃないでしょう。笑。

ちなみに、男の子と女の子は朱印の形が違います。


自分の身に何が起こるのか。

怖いことではなさそうだけど……ちょと不安。




ただの祭じゃないわよね? 屋台はたくさん出てるけど。




なになに?子育てうちわ?天狗のうちわみたいに扇ぐと大きくなるのかしら?


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士山が出来たことで、多くの
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た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
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美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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