▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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浦安から旧江戸川に近い旧道を北上しました。ちょこっと散歩のはずが、長い散歩となりました。

旧道には魔力がある。うすうすわかっていたけれど。。。

私を散歩に招いたのはまだ早い祭りの提灯。そして神社にたどり着けば、ミニ富士塚の趣きのこんなもの。

この名の塚、どこにも詳細は書いてない。でも確かに富士講につながる地名です。たしかね。。。

大崎から目黒川のほうへ行くと、居木橋があります。まずこのへんをうろつきましたが富士講に関する形跡はありません。大崎警察署に入って、詳しい地図見せてもらいましたが、やはり手がかりナシ。まあ、一応橋に立ち寄ったということで写真を撮っておきました。でも。。。

もうちょっと頑張ればよかった!居木橋の近くにかつて神社があったそうな。ズバリ居木神社という。しかし水害を避け、もっと大崎駅寄りに移転したのです。そしてそこには富士塚もあるのだ、と帰宅後サイトで見つけました。がくっ。とにかく夕暮れ近かったので、品川富士へ急いじゃったもんで。

サイトにはちゃんとこのように書いてありました。

「品川区域の冨士講は、身禄派の丸嘉講(まるかこう)と山清講(やませいこう)があり、品川宿では丸嘉講が中心で、大井御林浦猟師町・居木橋村では山清講という講社がありました」

おそらく登るほどの塚ではありませんが、一応塚ですもんね。ま、こんなこともあるさ。そのうちちゃんと行ってみよう。

ふと墓地の上を見上げたら、一瞬富士山かと思った〜。山型の雲。。。

このお寺、宗派も知りませんが気持ちのよい空間なのでときどき寄ります。富士塚のお隣ということもあってね。小さいけれど鐘つき堂もあるし池もある。池の中には釈迦の弟子達を表現しているという石がいくつかそびえています。そして水の中。立派な鯉が多いけど、私は小さいゴールドの一匹が気に入っています。姿もいいけど性格が他のと違う。口を開けてバクバク寄ってくることは絶対ない。近寄ることもない。ちょっとスペシャルな鯉なのです。

ちなみに、この界隈を歩くとたまに挨拶されます。近くの駄菓子屋で、このお寺の娘さんに似ていると言われたことがあるので、その人と間違われたんでしょうね。

子供が描いた「オバケ」の板絵。お寺に合宿でもしたのかしら。夜こわくなった思い出を絵にしたのかな。もしかしたらお寺の子かもしれない。。。う〜ん。

このときもフシギでした。少し前の夕暮れのこと。富士塚を見ながら隣接のお寺の裏門あたりまで、後ずさりしながら写真を撮っていました。人はほとんど通らないので、安心して後ろに向かって移動していました。ちなみにここはなじみの散歩コースです。すると、かすかに背後に気配を感じたので、後ろを振り返りました。絶対人はいない確信はあったのに、なぜかそうしていました。

振り返ってよかったです!小さな蛇がもう少しで私に踏んづけられるところでした。ふう〜っ。

もちろんこの神社にも塚はあります。それはのちほど。ちなみに神社って、綺麗だけど無機的な印象のところと、少々荒れてはいるけど気持ちがあったかくなるところがあります。ここは後者。

いつもは無人の部屋ですが、月に一回はここに灯がともり、じいさんたちが集うのがよく見えます。昔からここに集まって夜ふかししていたんでしょうね。ちなみに、庚申講の中には女の参加を認めないものもあるそうです。そういえば先日、ある季刊誌の編集長から「女人講ってのがあるよ」と面白いお話を伺いました。これもキニナル〜!

私はこの、切り貼り「脅迫状」みたいな文字がとても気に入ってるのです。

よく歩いた後ですが、帰宅する前にもうひとつ寄りたいところがありました。近所の庚申塚です。富士講と庚申講とは、まあ、つながりが全くなくもなく。「申つながり」ってことで。街角に、ひょうきんな姿で仕事帰りの人たちを迎えるのは、烏帽子をかぶった猿です。狛犬のように「阿吽」の対になってます。猿の背後に「青面金剛菩薩」が見えましょう。菩薩の足元には「みざるきかざるいわざる」が彫ってあります。ここは、家路を急ぐ若い人たちも、よく足をとめて手を合わせているところです。それは子供の頃から「庚申様」といって親しんできたであろう自然な姿です。
参拝した後振り向くと、地元のおばちゃんが「お参りしたの〜?気持ちいいよね、ちゃんとお祈りすると♪」と、にこにこして立っていた。


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HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
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美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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