▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
[1] [2] [3] [4]

早稲田にある「丸藤宮元講社」のマネキです。マネキとは講旗のことです。富士塚のある神社の手水鉢のところでよく見かけます。宮元講社はNHKのドキュメンタリーや雑誌の取材に応じる、わりとオープンな講です。先達の井田さんも代が変わられたかと思いますが、北口(富士吉田)御師の田辺さんは変わらぬようです。大国屋という宿坊をやってるはず。富士講以外の人は泊まれませんが。

アップはこんなに美しい。このゆるやかなカーブ、わずかなへこみを粋と言わずに何と言う。大麦の香ばしい味は、ミルクと一緒にいただくのがおすすめです。

大きさは底辺約5cm。ひと袋500円也。

らくがんを売っていた講の方が試食をすすめながら、「前は白いのもあったんだよ。お山の上に砂糖がかかっててさ」と残念そうに言ったので、「ああ、雪がかぶったみたいに白いんですね?」と納得しつつ、昔はそうだったのかあなんて思っていたけど。開けてみたら……見つけた!みっつだけ白いの。全部で36個あってその中の3個だから12分の1の確率です。いちおう隠れキャラかしら?逆アポロチョコみたいな?漆のケーキ皿に並べられるだけ並べてみましたが、なかなかいい眺めです。ふふふ全部富士山♪

この山を絵にするとどんなだろう、なんて考えていたら……なるほどこうきたかという感じです。イイです。

おじさまたちと楽しく談笑し、らくがんもたくさんいただいて。確かに美味!でした。パッケージの写真を撮ろうかと思ったら、みなさんちょっとおすましポーズで構えられたので(笑)、引いて撮影しました。

十条富士と同様、麦藁蛇が売られていました。でもここでは「神龍」と呼ばれてます。ここでの「むぎわらへび」の由来は、「江戸時代にひとりのお百姓さんが、ふとこれを作って祭の市で売った。その年に疫病が流行った際、この蛇を買った家では病になることがなかったため、その後、お富士さんをお参りする時にはこれを土産ものとした」とのこと。縁起物、厄よけ、虫よけ、病よけ、開運などなどによろしいようで。

いつも閉まっているところが開いているとうれしいです。中の簾や幕の色彩がびっくりするくらいに美しかったです。参拝者はやんややんやと列つくってました。

この石段の左右にたくさんの石碑があります。富士講の講碑はもちろん、とにかくやたらと「加州」の文字を刻んだ石碑が見えます。かつて米国カリフォルニアに住んだ私は「加州」と見るとすぐカリフォルニア州と読むくせがあるのですが、ここのは加賀藩に由来するものらしいです。もともと本郷村にあった富士塚が加賀前田候の屋敷になったためここに移された、ということのようです。
ちなみに、本郷通りを北に向かって歩いていた途中、左手に「目赤不動尊」がありました。そこは三重の赤目山(食行身禄の生家のわりと近隣です)で修行した万行律師が修行の末に授けられた不動明王像が祀られているのですが、不動明王といえば修験道でもあるし、富士講ともつながる。う〜ん。江戸時代の駒込一帯が、山岳信仰、富士講、不動信仰、修験道……を受け入れる土壌だったことが少しずつわかってきました。もうひとつちなみに、目赤不動尊とは逆に、本郷通りの東側に「天祖神社」というのがあります。そこの境内には神輿を収めた倉庫がたくさん並んでいるんですが、戸口に掲げられた地区名を見て、○○富士という名がいくつかあることがわかりました。そういえば天祖神社の社務所にいたロン毛の神官が駒込富士でむぎわらへびを売っていました。笑(よくあることですが)


カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
リンク
カテゴリー
最新CM
[03/20 芙蓉庵]
[03/08 masapi21]
[02/22 芙蓉庵]
[09/15 芙蓉庵]
[09/09 吉田 千秋]
[01/28 芙蓉庵]
[01/28 芙蓉庵]
[01/24 MASA]
[01/22 MASA]
[10/15 芙蓉庵]
[10/12 吉田 千秋]
[10/12 吉田 千秋]
[07/16 芙蓉庵]
[07/10 吉田 千秋]
[12/10 芙蓉庵]
[12/05 槇田きこり但人]
[06/22 nobuting]
[06/22 芙蓉庵]
[06/21 nobuting]
[03/14 芙蓉庵]
[03/11 武本Timothy]
[02/23 芙蓉庵]
[02/22 エバポリタン]
[09/06 芙蓉庵]
[09/04 ひさ]
最新TB
プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
…………………………………
富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

★★★★★★★★★★★★★
お問い合わせ、ご連絡は↓

y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m
(♡をoに◆をaに★を@に変えて
入力して下さい)

★★★★★★★★★★★★★

掲載の写真・イラスト・文章等の
無断使用・転載は御遠慮下さい

★★★★★★★★★★★★★
バーコード
ブログ内検索
アーカイブ
mountains