▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
明けましておめでとうございます! 品川富士の頂上から、2013年の初日の出を拝みました。 昨年はいろいろとありがとうございました。 新しい年が平和で、そしてこの生まれたての日の光のように、 力強く輝きますことを心から願います。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 (追記 1/7) 日の出時刻ギリギリに到着したら、 富士塚の頂上は、鈴なりの人でした。(こぼれそうなほど) ↑斜面(登山道)だけでもこのくらい。頂上はすごかった〜。 ↓日が高くなっても、半数の人たちが名残惜しそうにシャッターを切る。 品川神社に初詣をし、石段の上でふと西の空を振り返ったら、 消えてゆく月が印象的。 朝日は参拝者の顔を赤く照らし始めました。 Facebook あり〼
おまけですが、ちょっと嬉しいことがありました。
実は、お山開きに出かける前に、品川丸嘉講社の方たちが富士吉田の御師「菊谷坊」と縁があることを知り、当日、あるものを持って行きました。 10年前に富士吉田の火祭り(富士山のお山じまい)に行った時に出会った強力さんの写真です。もしかしたら御存知かなと思って。 上が私のアルバム、手前は品川講社の方たちが一昨年行かれた時のアルバムです。 同じ強力さんが写っていました! 先達が言いました。「ミツジだよ!スズキミツジ。まだ生きてるよ〜♪」 それを聞いて嬉しかった〜。ちなみにミツジさんの法被にある「江戸川富士講」というのは、丸星講だと思います。
お山開きの儀式はとどこおりなく終わりました。講の方々は素足を丁寧に拭いて、社殿内を片付けにかかります。お猿さんに「また来年ね〜」と語りかけながら。
浅間神社の本殿に祀られていた「御神体」を拝ませていただきました。 儀礼の際には暗くて見えなかったけれど、こんなお姿でした。手前の御神鏡に外の品川富士が映っているのが見えますか? 鏡をよけたところ、正面からはこのとおり。 「木製ですね?」「さわっていいですよ」 一瞬触れさせていただいただけですが、すぐわかりました。 たぶんですが、桜とかの木の土台に、層の厚い胡粉地で滑らかに盛り上げ、着彩したものと思われます。その優美なこと!右側中腹に小さな段があり。小御嶽か宝永山もしれません。高さは30cm足らず。幅40cm以上。 「頂上には火口(窪み)があるんですよ」「ひぇ〜そうなんですか♪」 その中に御幣を立ててあります。裏面には「蓬莱山」と書かれているとか。蓬莱山、つまり富士山のことですね。
浅間神社の社殿を出て登拝をいたします。講の方たちは全員裸足で歩きます。
品川神社の正面石段を半分下ります。石段の途中に品川富士の登山口があるからです。先達は鈴を鳴らし、大麻(おおぬさ)を振ってお祓いをしながら進みます。 「六根清浄」の声が穏やかに響きます。 頂上には、富士山の方角に笹竹にくくられた注連縄(しめなわ)がありました。 その前で拝みをします。私も目を閉じると富士山の姿が見えました。有り難いです。 反対側の中腹にある小御嶽神社でも拝みをします。私なんか足元ガクガクなっちゃう急斜面です。 この丸嘉講は各地にあります。巣鴨、駒込、豊島、武州田無組、品川と刻まれています。「武州田無組」というのは清瀬市の中里富士を作った講ですね。
まずはお猿つながりから。
先達の素晴らしい行衣(朱印の余白がない!)の左奥に見えるのもお猿です。縫いぐるみのかわいい猿が提灯からぶら下がっています。お猿はこのほか、おかめ&ヒョットコの面を手に持つ石像のものもありました。 気さくにお話くださるE先達は現役でお山に行かれています。もちろん今年も。「初めて登ったのは昭和12年、講員としては34年からです。2度(喪中等で)行かなかっただけで、それから一度も欠かさずだよ」お生まれは大正15年! 「え?高山病になったの?急いで登っちゃだめだよ。私たちは『六根清浄』を唱えながらゆっくりゆっくり登る。少し行ったら休み、呼吸を整えてまた登るのです」その他、お中道の回り方(逆中道もあり)、大澤付近の怖さ、砂走りのことなどいろいろお話くださいました。お伝え本の解説まで♪ 朝8時から始まった準備です。お掃除、飾り付け、昼食の用意などいろいろあってお忙しい。社殿の外にも講員の方たちがまめまめしく動いてらっしゃいます。 中に入ることを許されて撮った、社殿内左側、品川富士に面した祭壇とその上に掛けられた掛軸。鳥居や掛軸はいつもは先達のお宅にあります。 社の外には新旧のマネキがたくさん並びました。これは新しいやつ。 11時頃には品川神社から神主が来て神事が始まりました。(神主によるお祓いは昭和37年から始まり、以前は講の方たちだけで行なっていたそうです) お山に向かってお祓い。 神主が去り、神職による儀式が終わると皆さんちょっと緊張がとけます(笑)。社殿内で昼食をとり(お赤飯のおこわと佃煮が美味しかったです♪地酒も♪)前日に仕上がった新しいお伝え本(ルビつき)など見せていただいたりして、しばし休憩タイム。先達は、テレビのインタビューを受けています。格子の向こうには品川富士ですよ。 それから講による儀式が再開。「拝み」です。独特の抑揚で「お伝え」を声に出します。 品川丸嘉講社に残るこの古いお伝えは御三宝に立て掛けて。 鈴(レイ)はかなり重い。これを鳴らしながらお山を登るのですね。もうひとつ、鈴(レイ)と呼ばれるものがあります。先達の前の小机の上にある、太い輪のようなもの。中は空洞になっています。これをひとさし指に通し、回転させると中に入っているもの(石?)が回って音が出ます。要所要所でふたつの鈴を鳴らします。 もっと写真を撮ってもよかったけど、自分も少しでも声に出したかったので、お伝え本を目で追うのに必死(笑)だったのです。また、神妙になっていたのでそれどころではありませんでした。文字からことだまになって、それが響き合うことに感動もいたしました。内容についてはまたいつか。 |
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芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
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▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
………………………………… 富士山に登りたくても登れな い人たちの為に、江戸時代に 関東各地に造られた「人造富 士山」のこと▲です。富士山 を信仰する▲▲▲富士講によ るもので▲▲▲▲▲したが、 地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富 士山が出来たことで、多くの 人が登山でき、大流行しまし た。民衆のパワーですね♪♪ 富士山の溶岩をのせ、一合目 から頂上まで登れるようにな っています。意外なところに ひっそりたたずんでますよ。 ………………………………… ▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼ ………………………………… 美しい作品も好きだけど、コ ンセプトありきで表現するこ とに喜びを感じるビジュツ家。 表現形態はこだわりません。 現在、富士塚のコンセプトに インスパイアされ、色々な媒 体で表現。著書の【ご近所富 士山の謎】【富士塚ゆる散歩】 も、私にとっては作品です。 なぜ富士塚か……それは、海 外生活での体験から。詳しく は本のあとがきに記してあり ます。 ★★★★★★★★★★★★★ お問い合わせ、ご連絡は↓ y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m (♡をoに◆をaに★を@に変えて 入力して下さい) ★★★★★★★★★★★★★ 掲載の写真・イラスト・文章等の 無断使用・転載は御遠慮下さい ★★★★★★★★★★★★★
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