▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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富士塚でいろいろ見ていると、よく近所の子供たちがやって来る。下校途中で「ちょっと秘密基地に寄って行こうぜ」というスタンス。(実際品川富士では『秘密基地』を見せてもらったことも♪)

そんな彼らとは、同じ目線ですぐなじんでしまう。私が楽しそうにいるからでしょうか(笑)。



しばしば子供たちは、訪問者に対して誇らしげになります。



「こっちに行くとさ〜、池があって」
「知ってる知ってる。亀がいるよね」
「えっ!?亀がいたの?どこどこ???」



「う〜ん。さっき石の上でひなたぼっこしてて」
「オタマジャクシしかいない〜。大きい亀だった?」
「このくらい大きかったね。ミドリガメの大きいやつ」
「えー。見たい見たい!取っちゃだめかな」
「この池が亀のお家だからやめとこうね」
「あ。足の出てるオタマジャクシがいる」
「ほんとだ!後ろ足がちょっと出てるね」
「何のカエルになるのかな。亀、取っちゃだめ?」
「カエルの種類はわかんないや。亀はもういないよ」
「えー」
「さっきドボンて水の中に飛び込んだから」

そんな風に楽しいひととき。ではそろそろインタヴューといきますか。



「この石、『溶岩』て知ってる?」



「ヨ・ウ・ガ・ン。。。うん!」
「富士山から持って来たんだね。そういえばここも富士山なんだよね?」
「そう。でも、夜に石を踏むと鬼が出るんだって!」

(なるほど。こういうやりとりにはぐっときます♪)

(大人から言われたことを守っているのが微笑ましい。彼らは夜でなくても塚には登らないとみた。塚には子供が入った形跡もなかったし。でも鬼のハナシ、もっと突っ込めばよかったな。実は、たわいない話の中に大きな情報がかくされていたりするのです。地元の住民が富士塚とどう関わってきたのかわかるもの)

「そっか。夜は来ないほうがいいね。溶岩はあっちにもあるよ」

3人は、小右衛門稲荷神社の社殿を横切り、手水舎に向かいました。





子供の好奇心はどんどん変わる。

「これ犬?何を踏んづけてるの?」
「犬に見えるね〜。でもこれは狐だよ。踏んでいるのは……」



宝珠をどう説明しようかと考えているすきに、子供たちは傍にたくさん掲げられている絵馬に気をとられ、その中の知った奉納者の名を見つけて盛り上がる。

再び移動。



手水鉢は、透明なアクリル板の蓋つき。前面はヤツデの葉っぱで覆われていますが、



裏にまわると、溶岩の塊が。時々こうして水道管を溶岩で覆ってあるものに遭遇します。

「あ、これも溶岩!中に何かあるよ」

少し離れた位置にある水道の元栓が隠れていました。



そして、記念碑の土台にも!

まだつづく。

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HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
…………………………………
富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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