▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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時間がたってしまいましたが、お山開きシリーズのつづき。


JR駒込駅の脇、本郷通りは線路をまたいで高架になっています。その橋にはちょっと粋なデザインが♪
これから富士神社へ向かいます。

駒込のお富士さんのお祭りは、6月30日、7月1日、7月2日の3日間あります。30日の早い時間に「万灯祭り」で町内を歩き、お山開きの告知をされました。(その時の万灯は頂上に設置)。天祖神社から宮司が来ての神事は1日朝。


これは30日の夕刻。露店の準備が出来て人が押し寄せる直前の図。正面の奥をよく見ると、富士さんの石段と頂上の富士神社社殿が写っています。


賑わいを見せる夜はここにたどり着くのにも少々時間がかかりますが、明るいうちは空いています。


頂上でも同じものを売っていますが、下の社務所には氏子(講中も含む)の方たちが待機していました。お客の少ない時間はまだお顔にうっすら緊張感がありますが、


2日後の最終日に再び訪れたら、こんな表情。ジョークも飛ばして楽しそうでした。「名物の落雁、買って行きなよ。昨日買ったって?2袋目でもいいじゃないか。笑」
私もノリで2袋目買っちゃいました。ちなみに去年まで雪のかぶった姿がまざっていましたが、今年はナシ。地球温暖化に合わせてではないでしょうが(苦笑)。。。氏子の方がすまなそうにおっしゃってました。この落雁は、元々町内の和菓子屋さんから売られていたけれど、お店をたたむことになったので、お祭りの際に神社から売り出すことにしたそうです。


落雁を出したらやはりこれも出さないとね。十条富士でもお馴染みの「麦藁蛇」。こちらでは「神龍」と呼びます。材料といい作り方といい、大きさは若干違いますが十条と駒込の麦藁蛇はよく似ています。実は両方とも昔から北区西ヶ原のK家で作られているそうです。江戸時代からの伝統です。

「ずいぶんたくさんありますね〜」「私ら頑張ったからね〜♪」「え、皆さんが作ったんですか?」「いや、蛇は出来たのが来てさ、それを枝に刺して仕上げたんだよ」「それはお疲れでしたね!ところで今年はガラスケースに入っている大きな神龍はないのでしょうか?」「ああ、今年は出してないな。それに、売るやつも今年は大きいサイズ(2000円)のはなくて小さいのだけに統一したんだ」「ふむふむ」


その後、講元(左からお二人目)からいろいろお話もうかがえました。「この神社の裏は昔、茄子畑だった」こと「境内の地下に防空壕が作られ、その時に掘った土をお山に加えた」こと「講員は約35名」などなどなど。。。(講員ってもしかしたら他の氏子さんもカウント?)と思ったけど、宮元講社→丸瀧講のお話になったので。。。私の結論は。。。「講は講です」


石段脇にある「下浅間社」に寄ると、


「昔はこの中でお焚き上げをしていました。講の名前は廿三夜講です」とおっしゃる方が。


ここには古い額がわんさか。「上がって撮っていいですよ」のお言葉に甘え、じかに見させていただきました。表記もいろいろ。「富士社」「富士神社」「富士大権現」とありますが、特に古い「富士大権現」をアップ。


最後にもう一度、登って一巡しました。山頂社殿脇で、ステキな表情に会えたのでこちらもアップ。


気づくと空はこんなに暮れてきました。ぼんやりお山の姿が浮かぶ。もう8時近いというのにこれからどんどん人が増えます。やっぱり縁日は夜が似合いますな♪


では、次回は「鎮火祭」に参りまする。


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芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
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関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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