▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
こんな言葉が語りかける、道の両側にはずらりの寺。 ここは足立区東伊興町。 草加市の谷塚から東武伊勢崎線に乗ってひとつ南下、竹の塚で降りました。少し北に上がって歩いていると、こんな寺町が待っていた。ふう〜ん。関東大震災の後、下町からお寺が引っ越して来たのですか。知りませんでした。東京はひろいな〜。知らないところがまだまだあります。 ゆるゆるとくねる道の先に、 氷川神社がありまして。。。でも富士山の気配がしない。どうしたことか。 暗い参道を行くと、古い木の社殿がいい感じ。 おお、ここも丸瀧講の印。木目が素晴らしい品格ある絵馬であります。 しかし、富士山は??? 実はかなり探しました。 ……………………………………………………………。 ……………………………………………………………。 ……………………………………………………………。 ……………………………………………………………。 ……………………………………………………………。 うろうろした。 ら、社殿の斜め手前に。。。 こんなんが。。。 たぶんこれが富士塚です。ありゃ〜。石垣の土台に固く閉じた社だけ。特に明記したものもなし。う〜ん。う〜ん。う〜ん。富士塚だと確証はできませんが、富士講の絵馬もあったことだし、これが富士塚でない理由も見つからず。 なので、強引に富士塚ということにしました。自分の富士塚リストには入れませんが。(後日、また調べてみます) ただ、造りはどうあれ鳥居に刻まれた文字は興味深い。伊興村、竹塚村、保木間村の氏子により、文化改元に建てられた? 残念ながらこれ以上つついても何も出ないようなので、退散することにしました。魅力的な絵馬に出会えたことだけ感謝して。。。 富士塚がエキサイティングでなかった代わりに(?)、道を隔てたところに鎮座していた富士塚もどき(うそです。伊興遺跡の方形周溝墓です。古墳?)をアップ。 確かにこの付近は古墳がゴロゴロでした。気になりながら、この後、進路を南東へとりました。
そろそろ移動しよう。講碑の素晴らしさは特筆すべきでしょうが、それ以外のフシギなものはなさそう。とにかくいい場所にあるいい塚でした。では。
と、もう一度正面から登拝しました。下を見るとこんな。 祠は扉が開いていました。 さて、鳥居をくぐって元に戻るか。 草むしりのおっちゃんは、とうとう一度も顔も上げずに作業をしていました。さよなら。 さて、浅間神社と小御嶽神社の間にナゾの「浅間庭園」なるものがありました。 あまり興味がなかったけれど、そのひとつを読んでみると 平成天皇の即位をきっかけにして建てられたというこの碑でちょっとわかりました。 ……当地富士講員が相図り、永年の間富士吉田市の御師大番城様の邸内に先代の方々が奉納された登山記念碑が今般大番城様のご都合により、当浅間神社境内に移設する事になり、並木定男殿の奉納された庭園の完成と同時に移設を完了致しました。就ては古い歴史のある瀬崎富士講社を次の世代に伝える為に之の記念碑を建立せり ふむふむ。てことはたぶんまだ何らかの活動はしてるようですね。これだけの規模の講ですもの。でも、「御師の都合により移設」とは御師が廃業して縁が切れたとか? と思って、以前富士吉田歴史民俗博物館でもらった「御師一覧表」に目を通すと。。。 あったあった。吉田下宿に「大番城」の屋号で御師の名が。平成4年現在の世帯主が(亡)となっているのでたぶん廃業しているのでしょう。それにしてもこの庭園、せっかくあるのに入れないのはちょと残念でした。 それではそれでは〜。
立派な正面の登山口。↓この位置を時計の【6時】としたら、
右側面に向かって歩いて(左まわり) ↓ほぼ【3時】のあたりから見たもう一本の登山口。 ↓寄ってみるとこんな感じ。頂上から斜め後ろにのびた道です。 あとはないけど。 ↓【1時】からの画像。崩落しかけてます。このへんで修復しないと土がだんだん流れ出ます。石でふさぐか木を植えるとすぐ直せるのに。。。 ↓【8時と9時の間】。 ↓一周して元に戻り、まじまじと講碑の多さにうなります。同じ紋を刻んだ碑がにょきにょきと立っています。見事です。 しかしここ小御嶽神社にある碑と浅間神社にあるのとどう区別つけてあるのだろうか。では単品を2、3。 赤くていい色のものや、苔の具合がいいニュアンスのもの、どれも綺麗な四峰のついた講紋があります。
気を取りなおして、瀬崎浅間神社の境内を歩きます。
おびただしい数の碑がありました。(きりないので省略) 中にはこんなシンプルかつ美しい碑も! そうそう、富士塚、富士塚っと。社殿はこんな風に広い台座に乗った感じです。まさかこれ自体が富士塚なんてことはないだろね。。。 それにしても、浅間神社はあったけど、map上の小御嶽神社とは何だったのだろう。。。 と、思ったら、社殿の裏は広い空き地。ああ、富士塚ないのかなー。 空き地に下りてみました。ふら〜っと年配の方が歩いている方向へ足が向くと、その先にこんもりした森が見えました。 もしや?もしや? やっぱり呼ばれたか?この時点で、私の心はワクワクです。ずんずんと足が進みます♪ かなりの大きさの森の中に、かなりの大きさの富士塚が! ヤッタ〜! ここは「小御嶽神社」。浅間神社のずっと奥にあったなんて!
記憶のまだ新しいうちに、花又富士のつづきを書いちゃおう。
足立区花畑と埼玉県草加市の間を流れる毛長川に沿って歩きました。緑の中、気持ちのよい季節に感謝しながら。 すぐに日光街道にぶつかりました。橋のたもとで地図を確認した時、草加市側の「浅間神社」の文字に気づき、ハッとしました。 そうだったそうだった!ちぎって持ってきた地図は、約20年前の古いもの。でも、出がけにGoogleでそこらへんのmapを確認したら、「浅間神社」でなく「小御嶽神社」の表記になっていたので、これは調査の価値アリと思っていたのでした。 果たして、日光街道の北上は軽やかに進み、立派な「浅間神社」に到着しました。 イチョウの木が生い茂る、なかなかいい神社。参拝しに立ち寄る人も多い。 でも、富士塚らしきものがない!石碑はたくさんあるんだけどな。ま、手がかりになるだろうと、とにかく社殿へ向かいました。 するとそこで気がついた。とっても大事なコトに。。。
祭り最終日。お山に着いたらすごかった。前日よりもすごかった。
手前はカタヌキに興じる人々ですが、富士塚には絵に描いたようになぜか等間隔に散らばった子ら。 遠くからでもよく見えます。富士塚は舞台の裏、左奥に覗いています。 ちなみに子供たちは富士塚ということを知らずに登っています。でもそれでもいいのです。あっというまに大人になって「ああ、あれは富士塚だったのか」と気づきます。そしていつか自分の子供を連れ、また登りにやって来る。 近所のおばちゃんから聞いた子供の頃の話を思い出して、そんなふうに思いました。
昨日は鯉口シャツ(ダボシャツ)を着て歩き回っていましたが、今日はちょっと写真用に。
記念撮影を山玉講の紋と。ほら、講碑のものと同じでしょ? (左:猫実富士 右:堀江富士) 「ふなばしから来たの?え?浦安?」と地元の方に聞かれましたが、この法被をいただいたいきさつを話したら「それはご縁があったわね〜。それにしても見事な染め抜きね」と驚かれ、話がはずみました♪ 地元では誰もが知る老舗の方で、ファミリーと従業員が皆、屋号の法被を着ています。法被に特別興味があったのかもしれません。残念ながら山玉講を知る方に会うことはできませんでしたが。。。 |
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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
………………………………… 富士山に登りたくても登れな い人たちの為に、江戸時代に 関東各地に造られた「人造富 士山」のこと▲です。富士山 を信仰する▲▲▲富士講によ るもので▲▲▲▲▲したが、 地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富 士山が出来たことで、多くの 人が登山でき、大流行しまし た。民衆のパワーですね♪♪ 富士山の溶岩をのせ、一合目 から頂上まで登れるようにな っています。意外なところに ひっそりたたずんでますよ。 ………………………………… ▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼ ………………………………… 美しい作品も好きだけど、コ ンセプトありきで表現するこ とに喜びを感じるビジュツ家。 表現形態はこだわりません。 現在、富士塚のコンセプトに インスパイアされ、色々な媒 体で表現。著書の【ご近所富 士山の謎】【富士塚ゆる散歩】 も、私にとっては作品です。 なぜ富士塚か……それは、海 外生活での体験から。詳しく は本のあとがきに記してあり ます。 ★★★★★★★★★★★★★ お問い合わせ、ご連絡は↓ y♡k♡◆ris◆k◆.◆rtist★gm◆il.c♡m (♡をoに◆をaに★を@に変えて 入力して下さい) ★★★★★★★★★★★★★ 掲載の写真・イラスト・文章等の 無断使用・転載は御遠慮下さい ★★★★★★★★★★★★★
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