▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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角行の修行したと思われる長途路川の東側には



こんな低山が、ぽっこり待ち構えていました。
魅力的なコニーデ型♪ これはいきなり期待大!
自転車で麓の道を走り、登山口に近づくと。。。



一件の廃屋。現役の農具置き場になっていますけど。
そのすぐ先。



鳥居もないので通り過ぎそうになったけど、
ツタの絡まる木の影に、ひっそり立つ御神燈が目に入り、
急ブレーキをかけました。



ああここだ!
石段なきゆるやかな参道を少し登ると、



正面左手にプレハブ小屋、それに続く石段。
その手前には。。。



石橋?



川はないけど確かに橋がかかり、右奥には池?



池?沼?昔は川だった?
こんな位置に???



まあとにかく、小屋へと続く石段を行きます。



東耕地の仙元宮と類似した(いやそれより簡素か)
プレハブのお宮。手を合わせた後、不安になりました。

「こんなに簡素でいいの?」と。
だって、この中には。。。

「木花開耶媛命神像」高さ18.5cm

「食行身禄像」高さ22.3cm

手鏡となる「神鏡」高さ41cm

などの見事な信仰物が納められているのですから。
私が訪れた時は、まだ美術館にありましたが、
できれば出展後、所蔵先を変えてほしいと思うほど。
私が不安を覚えたというのは、セキュリティー面。

どうかどうか。。。
無事でいられるよう策を講じてもらいたいと思いました。
(個人蔵であることを祈っています)

とにかく、美術館で見た「木花開耶媛命神像」は、
朽ちていたものの、コノハナの装束は立派であり、
全体から伝わる気品に見とれるほどでした。

さて、このお宮の上には奥宮があるらしい。
それはここからでは行けない。
登山道を探す前に、下の池を覗き込みました。



濁った水は、どこにも流れない。
でも、橋がかかっていたということは、
昔はここが浄めの場だったに違いない。
かなりのナゾであります。

上を仰ぐと太陽の光がやさしく射し込んでいて、



静かな空間に聖地独特の空気を感じました。

まだつづく。。。





Facebook あり〼

コメント
石碑 「足性神」
樺崎町にある堤谷地区は、江戸中期までは
大月村だったとの伝承があります。
地検の役人を騙して、堤谷を隠し田にする
名主の計画が失敗したため、樺崎村の土地に
なったそうです。

燃料の薪が取れる山を失っただけでなく、
この山は水が湧き出す水の山であり
そして、将門の股が落ちてきたと伝わる
「平将門伝説」の山なので、大月の人々は
とても悔しがった事と思います。

入り口の「足性神」の石碑側面には
「是より浅間」と刻まれています。

神社のお社には横井戸があり水が汲めます。
(写真では、社の左下に横井戸が少し…)
床下からのひどい湿気により、木花像などが
水分で朽ちてしまっています。

プレハブの建設はスゴイことです、
社殿の倒壊と共に消えてしまう奉納物は
足利だけ見ていても多いですからね~

【2012/12/23 02:32】 NAME[カフェオレ] WEBLINK[] EDIT[]
不思議な山ですね
カフェオレさん

足利の各地に、平将門の体が散らばって落ちたという伝説が
あるようですが、この山にも落ちたとのことですね。
時間がなくて子の権現まで行けなかったですが、
この山の南側だったんですね!

しかしこの山が水をたたえた山とは、知りませんでした。
「北の郷物語」に、富士仙元宮の境内に霊水の横井戸が
残されていると書かれてありましたが、ここを訪れた時は、
右側の池が気になって忘れてしまいました。
もっと丁寧にお参りすればよかったと思います。

プレハブができたのは近年のことなのですね?
確かに近隣には社ごと崩れ落ちた信仰物が多いようですから、
保存のことを考えた対策ですね。

入り口左側にあった石碑は「足」の次が読めなかったですが、
足性神という神様ですか!側面に「従是浅間」とありますね。

いろいろ教えてくださってありがとうございます!
【2012/12/23 13:55】 NAME[芙蓉庵] WEBLINK[] EDIT[]


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芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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