▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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横浜に用事があって、メトロ日比谷線で向かいました。
車中、寝てしまいましたが、乗り換え駅の中目黒手前で、目が覚めました。地上に出たからだけでなく、何かに呼びとめられた感覚が確かにありました。目をあけると、ちょうど元富士のあった高台が目の前すぐそば、ほぼ同じ高さに飛び込んで来ました♪

あっそうだ!電車に乗れば最短距離で見られるわけか!
「気づかせてくれてありがとう♪」そんな言葉がついて出ました。
ふたつ前の記事の追記が書けるかな、と中目黒で下車しプラットフォームの端まで写真を撮りに行きました。



正面のこんもりした茂みあたりが、元富士のあったところです。
今は塚の形はないけれど、氷川神社に移された富士塚を「元富士」と言うならば、ここは「元富士跡」。でも最近「姿はなくてもその場所を富士と呼びたい」気持ちになることがあります。その場所からひしひしと伝わる「何か」がそうさせるのでしょう。私は密かにここを「元々富士」と呼んだりします。



またまた、江戸情報地図を使い、現在の地図と江戸時代の古地図を重ねたものに、いくつか着色しました。

左下の中目黒駅プラットフォーム(緑色)の端にピンクの★マークをつけました。ここから撮ったものが上の画像となります。目切坂の途中にあった元富士(赤色)をよく見ると、かつて塚のあったところが削られて線路がかかっています。私が目を覚ました地点が、まぎれもなくそこだったんです!

ちなみに、かつて蛇行していた目黒川は現在形が変わっています(濃い水色)。



別の日に坂の途中から見上げた図です。線路の向こうに高台とマンション。



鎗ケ崎の交差点からまわり込むとこうなります。



高台はマンションの敷地内なので、目黒区が立てた看板も入口にあり。

ここに登拝する富士塚はないけれど、この近辺を歩くだけでも面白いハズ。歩いているうちに、その地形を体で感じ、坂と富士塚との関係がだんだんわかってくるからです。

目黒に造られた富士塚は、すべて坂の上つまり高台のエッジにあります。目黒区は坂の多いことで知られていますが、富士塚を造りやすい好条件……富士山のよく見える場所であること、坂を利用して塚を造りやすいことがあったと思われますが、

富士塚が坂の上にあるのは、目黒に限ったことではありません。東京や神奈川の起伏のある土地には、特に多い!
(アースダイバーを読んだ方はわかりやすいでしょうが)もともと台地(洪積台地)の端っこに神社が多くありますね。東京では、南西側の斜面(神奈川では西側多し)が富士山に面しているため、その条件を有する神社には富士塚が多いのです。神社があったから塚を造ったのか、地形が適していたからそこに造ったのか、それとも土地の霊性がそうさせたのか。そのへんはよくわかりませんが(たぶん全部ね)。

熱中倶楽部ブログの大山編集長も、カシミール3Dを使って予測してましたね♪
そう言えば、大山さんにお会いした時、「白子川と大泉富士の地形の関係」に話が及びました。はい。大泉富士も、(和光市側に続く)台地の南斜面に造られた富士塚。斜面があるということは、近くに川がある。川のある谷に向かった地形ですからね。このセットを頭に置いておくと、地図から富士塚を見つける楽しみも出てきます♪

あ、もともと海だった土地(沖積低地)にはあてはまりませんよ。

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富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

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美しい作品も好きだけど、コ
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とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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