▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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西谷富士の全景をちゃんと撮ろうと思って、少しずつ正面を見ていました。



浅間神社の碑に並んで、いくつかの神社があります。これは山神社だったかな?
もっと寄ろうと思いつつ、西の空が気になって見てみました。
残念ながら西日は拝めず、富士山も雲の中。大山だけが形を見せていました。



すると、背後に人の気配を感じました。
坂を登って来た御年配の女性が、少し息をはずませながら近寄って来ました。
どうやら散歩の様子。手に巾着袋を持ち、にこにこ立っています。
私もつられてにこにこ。

「やっぱりダメ?見えない?」
「雲がかかっちゃいましたね」
「あ〜。午前中よく見えたって聞いたから来たんだけど。。。」
「あそこ、雲が分厚いですね」
「う〜ん。残念」

まるで知り合いのような会話からスタートしました。なんだか可笑しい♪

女性が見たかったのは、もちろん富士山です。
彼女はいきなりおしゃべりを始めました。とても気さくに。
この土地のこと。家族のこと。自分が生まれた北関東のこと。。。
それはたわいないことばかりだけど、聞いている私は、とても楽しくて幸せな気分になりました。実はこういうの、富士塚をめぐっていて時々あるのです。嬉しいです。

「この富士山ね、昔からここにあってね。子供達はいつもこれに登って遊んでたものよ」
「道がぐるっとついてますね。私も登ってみたら楽しかった♪」
「そうそう。そこをかけ登って〜。うちの息子も、小さい時はここが遊び場だった」

このくだり、富士塚のそばでよく耳にします。浦安でも聞く話でした。

「でも今は、ここで遊ぶ子もいなくなった」
「子供は外で遊ばなくなりましたね」
「大人がいけないんだよ。危ないからダメってすぐ言う」
「塾もあったりして忙しい」
「そうそう。今の子はかわいそうだよ」
「小さい時に外で遊ぶのって、大事だと思いますけどね〜」
「どうせ大人になれば落ち着くんだから暴れてればいいのよ。うちの子なんか…」



そんな話が延々と続きました(笑)。
富士塚の前で、何十分立ち話をしたでしょう。だいぶ暗くなってきました。
話をしながら、私は内心「もっと明るいうちに富士塚を撮影しておけばよかった」などと思いました。



でも、富士塚はまた来れば見られるけど、この人とまた会うことはたぶんないだろう。そう思うと、この時間が有り難くなりました。夕暮れがくれたギフトみたい。

そして、女性が説明してくれる富士塚の裏側を見たりしながら、登って来た道と違う道を、ふたりで一緒に下山しました。今でこそ山の斜面には住宅がびっしり建っていて迷路のようですが、昔はだいぶ違ったようです。

楽しい散策でした。とっぷりと日が暮れてしまいました。
女性は私の帰路を気づかい、わざわざ国道まで見送ってくれたのでした。そして別れ際、私の手を取って言いました。
「すごく楽しかったわ〜♪」

私もです♪ ありがとうございました。

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地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
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美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
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