▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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ひとつ前の記事、丸の内朝大学の
「富士山雑学登山クラス 〜日本一の霊峰富士山を学ぶ、知る、登る〜」
は、あっと言う間に40名の定員に達し、締め切りになったもよう。
レクチャーを2回任された私も、楽しみながら頑張らせていただきます。

さて、琉球八景のナゾのつづきに戻ります。

まだ、「長虹秋霽」の舞台となった長虹堤(約1kmの行程)跡の
前半を歩いています。

今回は(元)崇元寺橋の南側から西に向かってつづく「十貫瀬」という道。

十貫瀬と書いて「じっくわぁんじ/じっかんじ」と読みます。
名の由来は、十貫岩と呼ばれる岩のあったことから。この岩は健在です。

明治初年の地図に現在の地図を合わせたものを参考に。



マップのAの位置から北を向いて撮った図↓



かつての崇元寺橋の麓(南側)から牧志長虹橋とゆいレールが見える。

L字に曲がって西を行くと、



ちょっと殺風景。でもこのあたりは、かつて飲み屋で賑わった社交街。B地点。



ほとんどが店を閉めたけど、スナック愛はブリブリ営業中。C地点。



「愛」の隣に立派なビルがありました。実はとっても沖縄っぽい。D地点。
1階にはかつて、数件の飲み屋さんがありました。

真ん中のドアは、



渋くていい感じ。



5年の月日がこの味わいを作ったのですね。



ビルの東端にあったのは、門の奥にトイレ。(飲み屋街によくある位置)
門の装飾は、どうやら富士山の一部のよう。



西側には、階上の住人のための入り口があり、門扉が開いていました。





先の門と対になった装飾ですが、こんなところで、



フジサンに出会うとは!
実は、この門扉、かつて沖縄では一般的だったようで。
(ある写真集で、北谷 ちゃたん に同じ物があったのを確認)

ビルを出て、十貫瀬を進みます。前方に見えるのは、



こんもりとした緑の森。那覇の中心部でもこんな光景はよく見ます。
ここまでD地点。





その中は、たいてい数基の古い墓(亀甲墓)が息をひそめています。
これが十貫岩であります。E地点。

「昔旅人あり、銅銭十貫文を岩上に置き忘れ、数年の後に訪ね行きしに、
 もとのままにありしとて、斯く呼びなされた」
という伝承から、この岩を十貫岩と呼び、この前の道を「十貫瀬」としたのです。

F地点に立ち、道(沖映通り)を隔てて見るもうひとつの森は、
「七つ墓 ナナチバーカー(七星山)」です。



七つ墓が十貫岩であるという説が一般的ですが、
どうやらふたつの岩山(墓を抱えた)は、昔から似て非なる
存在だったと思われます。

明治の地図の中、緑に着色してみた、ふたつの小山のことです。


つづく。。。




Facebook あり〼

コメント
凄っ
強烈な廃墟ビルだね、壊さないでもらいたい!
青空と対照的で良い!
【2012/06/18 21:05】 NAME[秀狂] WEBLINK[] EDIT[]
廃墟ビル多し!
どれも迫力満点さー♪
廃墟と言えど、作りが大陸(中国)的だからサイズでかいし頑丈だし。
お金があれば買い取って住みたいくらい。
【2012/06/18 23:45】 NAME[芙蓉庵] WEBLINK[] EDIT[]
十貫岩と似た話
石垣にはぴらつか岩ってのが宮良か大浜あたりにあってその昔、沖縄に公務で出かけるときに岩の上にへらを忘れて帰ってきたらそのまま置いてあったということでその名前がついたそうです。似た話でした・・・
【2012/06/22 09:02】 NAME[R父] WEBLINK[] EDIT[]
へぇ〜♪
ぴらつかって箆柄と書くんですね。
ぴらがヘラ(篦)か〜。な〜る〜。三線のヘラ?
似たようなお話あるんですね!おもしろ〜い!
【2012/06/22 11:42】 NAME[芙蓉庵] WEBLINK[] EDIT[]


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地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
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士山が出来たことで、多くの
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た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
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美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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