▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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いくら忙しくても、ゆっくりでもブログは継続していきます。書くことが尽きないだけでなく、私は富士塚の「広報担当」ですからね(笑)♪ これはどうやら富士山にやらされている、つまり富士山からのミッションのようなので、有り難くつとめさせていただいております。だって私の名前は「芙蓉峰(富士山の別名)の子供」、ズバリ、富士塚なんですから〜。

さて、今日は酉の市。
今年は二の酉までと少ないこともあり、残念ながら私は行けないので、昨年の三の酉の花園神社の画像をアップ。



熊手もいいですが、



この雰囲気がたまらず、仲間と遅くまで飲んでました♪

実はこの日、写真家の中里和人さんの個展で、中里さんとトークショーをした文筆家中野 純さんにお会いした後でした。中野さんとは富士塚つながりでもあり、積もる話もあったのですが、花園神社の酉の市が気になり、挨拶もそこそこに神社へと急いだのでした。そう言えば昨晩、偶然にも地上波のNHKで熱中時間に出ていた中野さんを拝見しました。彼はナイトツアーもやる「暗闇熱中人」なのです。

さて、もちろん記事のメインは富士塚です。花園神社境内にある「新宿富士」。



「三國第一山」とは、富士山のこと。富士吉田の北口本宮浅間神社の鳥居にも掲げられていますね。もちろん富士塚でもよく目にします。みっつの国は、中国、インド、そして日本。昔はこの三国で世界ができていると思われていたのだそうです。ですから、富士山は世界一の山ってことですね。



暗くても拝んでください。



酉の市で賑わっている日は、影の存在ではありますが、



私はこの日こそいいチャンスだと思っています。夜に登拝できるのはめったにないことですから。また、酉の市と富士塚は無関係ではありますが、この日に市の建つ神社に富士塚は結構ありますよ。

花園神社境内の「新宿富士」の他に、江東区富岡八幡宮奥の大鳥神社境内「深川八幡富士」。足立区鷲(わし)神社境内の「島根富士」、足立区花畑大鷲(はなはたおおとり)神社が管理する(そこから少し歩きますが)花畑浅間神社の「花又富士」。

他にもあるはず。ちなみに、花畑大鷲神社が酉の市の起源です。浅草でなく。
今夜酉の市に行かれる方は、熊手を買った後、ぜひ境内を歩いてみて下さい。


ああ、日が落ちる。急がなきゃ!

この角度に好奇心アップ♪

あれ?住宅街?

鳥居をくぐり

ずんずん。ずんずん。

着いた〜!!!

つづく。。。
このモダン富士塚。



いや、かつて富士急ハイランドにそびえていた、ミニ富士山です。
内部は富士大科学館。

実によくできていました。(気がする)
かなり大きかった。(気がする)
私はちっちゃな頃に一度だけ登ったことがあります。

この記憶が強烈で、大人になったらもう一度行こうと思っていたのに。
80年代終わりまではあったらしいけど。

でも、これを知っている人がイナイ。なぜでしょう?

これを覚えている方、情報をお寄せください〜。
「復元・江戸情報地図」の渋谷を出したので、目黒に移動しましょう。



みっつの場所に赤い●をつけました。

まず真ん中から。上目黒村にあるのが、元富士。「富士」の文字あり。



現在はこの高台が目印。この上にありました。

地図の右下へと辿ってみると、三田村にも赤い●。「新富士」とあり。



現在、頂上はマンションの横から入ります。

さて、この古地図は江戸時代のものですから、元富士はまだ上目黒にありました。
明治11年に移築された先は、左上の氷川神社です。当然「富士」とは出てないので、赤い●だけ記しておきました。



山の形が見えにくいけど、これが現在。

地図を見ると、氷川神社の南側に、大山道が曲がりながら通っています。ライムグリーンで着色したところです。これが、道玄坂(=大山道)から続く道。現在は、246が真直ぐに走っているので、当時の大山道の道標は、氷川神社側に移動され、鳥居の足元にあります。
ちょっと前のことですが、思うところがあったのでアップします♪

まずは、「熱中時間」のスタジオ収録前夜の図。



照明とエアコンが消えた暗い中、汗だくになりながらメタル富士を建てました。
(ちなみに真夏です)
画像は、思いのほか早く設置でき、安堵した私とディレクターさんの2ショット。
作業後の私が髪ふり乱しお見苦しいため、モザイクかけました(笑)。
背景は、別コーナーの江戸時代下町の書き割り。偶然ですが、妙に合ってます。

当初、メタル富士をスタジオに建てることは、私にとってしんどいことでした。
材料の運搬はとどこおりなく済みましたが、問題は自ら行なう設置です。
スタートは夜。日付けが変わらぬうちに終了するかどうか自信がなかったのです。

昨年長津田でメタル富士を建てた時、器用な友人が手伝ってくれたにも関わらず、
4時間も費やしました。時間がかかったのは、パーツが複雑なためでした。

ところがこの日、その半分以下の時間と労力で作業が済んだのでした。
これはミラクルでした。こんなにスムースにいくなんて!
スタッフの物理的アドバイスもありましたが、その方の言ったひとことに
「ハッ」としました。

「富士山パワーじゃないですかね〜」

「そうだっ!渋谷はそのパワーの通る道ですよぉ〜♪」

こんなサイトにも出てきますが、渋谷と言えば「百軒店:ひゃっけんだな(江戸時代富士講の講元で有名であった吉田家のあったところ)」のある道玄坂があり、NHKはそこから数百メートルしか離れていません。



ちょっと古いけど、1994年に朝日新聞社から出た「復元・江戸情報地図」には、安政3年(1856)と現代(1994年ですが)の地図が重ね合わせてあります。画像は見やすいように色を変えました。



今では想像できないくらい、かつてこの界隈は道玄坂町あたりにしか人は住んでいませんでした。(109のあたりですよ〜)

でも、道玄坂に吉田家(吉田平左衛門が講祖のヤマキチ講の元講)があったから渋谷に富士山パワーがある、と言いたいのではありません。むしろ逆。パワーがあったからこそ信仰が根づいたでは?と思えることがいくつかあります。

ここから北東に向かうと千駄ヶ谷富士のある鳩森八幡神社がありますが、そのあたりで「富士山からの龍脈がここまで来ている」と聞いたことがあります。風水を取り入れて江戸の町を作ったというのもわかるような気がしますね。

また、知人のヒーリングセラピスト、空鈴さんのサイトでも、面白いことが書いてあります。道玄坂のすぐ南側にかつて富士神社があり、この近辺がエネルギーラインつまり「レイライン」が通っているという解説があります。その中では、「江戸明治東京重ね地図」を使って。

ラインは多少幅があると考え、古くからの富士塚の位置を見てみると、多くがこのライン上にありました。

その他、地形を考察しても(参考:「アースダイバー」)興味深いし、いろいろ総合して考えてみると、やはり何かあると思わざるをえません。

富士山信仰の歴史だけでなく、こうした側面からも富士山パワーを知ると面白いでしょう?

ちなみに、レイラインに関しては詳しいサイトをご参考に。実は、スタッフの方とレイラインの話で密かに盛り上がってしまいました。

さて、もともと長津田(横浜市緑区)で初めて建てたメタル富士。



長津田は、江戸時代、世田谷から富士詣でをするルートにも出ています。
(2008年トランヴェールから)

江戸からだと復路になっていますが、長津田あたりの方たちは、そこから富士山を目指したことでしょう。また、その道は大山道でもあるので、大山詣ででにぎわっていたところ。

大山街道は江戸城の赤坂御門を基点とし、先に出た、道玄坂(画像の下方に大山道の文字を読むことができます)を通り、この道に続くのです。



屋上にメタル富士を建てた長津田のビルは、大山街道(富士山への道)のすぐ脇にありました。
当初、私に長津田メタル富士の依頼をした人も、また私自身も、そんなことに気づきませんでしたし、渋谷のスタジオにメタル富士を再現しようと言った方も、このつながりを知りませんでした。

終わって初めて、あれ?あれ?あれ〜?と思い当たることの多いこと。
私を含め、み〜んな富士山に操られていたのかもしれませんね〜♪
散歩がてら、次に向かったのは神明様と呼ばれる豊受神社です。



煎餅屋さんの店先にある、小さな富士山(単なる重石です)の横の路地を曲がり、



花蔵院(けぞういん)の湯殿山信仰の弘法大師像に挨拶し、その隣の



豊受神社に入ります。



でも、大きな富士塚は、鏡の角度が難しい〜。中々鏡に収まらず。



苦労しながら色んなポジションを試します。
う〜ん。これは研究の余地あり! あ、作品表現のためですが。
とりあえず、しばらく鏡を持ち歩くことになるかも。でもちょっとアヤシイ?



民家の間の路地を徘徊しながら、帰路につきます。

路地というか本当は私道なので、敷地内侵入となるのですが、この界隈はこの迷路が楽しくてついつい足を踏み入れてしまいます。奥に続く細い空間を発見するとわくわくしますね。そこをぬけると異境につながる気がして(笑)ここもまた迷宮♪

でも、散策する際は足早に。
あくまでも「ちょっと通らせてください」という気持ちでありがたく。



散歩は実に楽しい。ひとつの画像に、映り込むいくつもの物語。



映るものに魅了されるのは、イマジネーションをかき立てられるからでしょう。

ブログを見てくれたMちゃんが、「自分の部屋にも逆さ富士!」
と横尾忠則氏の銭湯ポスターを写メールしてくれました。

さすが横尾氏。ただの逆さ富士ではありません。トリッキーな仕上がりです♪
あるものを持ち出して、家から歩いてすぐの清瀧神社へ向かいました。



鏡です。



鮮やかに映る反転の堀江富士を見て、私はフシギな感覚に陥りました。

それは、目の前の富士塚とは異なり、遠く過去に溯った姿のようでした。



そして富士塚は、鏡を借りて時間を越え、時代を戻り、私に饒舌に語りかけてきたのでした。

何を?

活気あふれる信仰心? 富士山への憧憬? それとも誇り?

たぶんその全て。
時代に流され、人々が忘れ去ったものが、一枚の鏡から蘇るとしたら、それも素敵なことですね。残念ながら、カメラにおさめるとその魔法は消滅してしまいますが。



塚のまわりをぐるぐるとまわると、



いろんな表情が見えてきます。
それにしても、こんなことしてる富士塚マニアっていないだろうな〜(笑)。

つづく。
また熱中時間ネタですが。



部屋の片隅に、番組の中で使われた小道具(いただいちゃいました♪)があります。
熱中秘密捜査官、アリキリの石井さんが富士山に登ってます。

そう言えば、収録後、自らメタル富士を解体すべく、スタジオ内を歩きまわっていました。ふと床を見ると、



くっきりと「逆さ富士」が♪ これはラッキー!!!

実は、本物の逆さ富士と同じ様に、自分のオブジェにも逆さ富士を映すことにこだわっています。かつて100富士オブジェの個展をした時も、オブジェにそれぞれの逆さ富士を表現する予定でした。鏡に匹敵する素材を、オブジェの数だけ床に敷くというアイディアで。

結局、展示環境の都合であきらめましたが、これは今でもやってみたいことです。

と、ここまできたら。。。

つづく。
頂上を仰げば



唄い踊るように集まってきた雲たち。



頂上から富士山の方角を眺めています。少し右側に夕陽が落ちそう。そんな私の



見える図がこれ。地域の方たち。撮影スタッフ。こちらを向く定点カメラ。



麓に降りれば、鳥居の扁額が語りかけます。逆さ富士の両脇には♡と♡。
(本日誕生日のRにこの♡を送りましょう♪)
この図面。



何でしょうか〜♪

ヒントは、江戸川流域です。


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地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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