▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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お墓参りの後は、必ず裏の海に出ます。
いつも浜で遊んだりしますが、今回は海岸沿いにススキの群生が目にとまりました。大きな穂が風になびいてワイルド。ふと、「そうだ、『サン』を作ろう」と思い立ちました。



サンとは沖縄の魔除け(この日の日記で、軽くふれました)。ススキの葉を結んで作ります。新鮮な葉で作ったサンを、お供え物の上に乗せたり、玄関に飾ったりするのが通常です。
私も生の葉で作りたかったのですが、葉で手を切りそうだったので、とりあえず引っこ抜いただけ。数日ねかせて柔らかくなったものを結びました。



こちらは、先日火祭りで行った富士吉田で購入した「魔除けの麻紐」。ごくフツーに、荒物屋の店先にぶら下がっていました。(たまたまこのように結んで売られていたのですが、私はどうもこのカタチに敏感です)
長さは1m50cmくらい、幅は最も広いところで5cmくらいあります。店の人によると、「魔除けとして何にでも使えます」とのことですが、神具類にも使われるようです。富士講の方たちは、これを鈴(レイ)に結んでいました。麻は浄めの意味があるようですね。様々な儀式に使われますから。
素材としてもよいので、2本購入しました。値段は忘れましたが、わりと安価だったと思います。

実は、私はサンをいつも持ち歩いています。



神社寺社は、たとえ聖地であっても、ちょっと避けたい気配も漂っていますからね。これは、八重山竹富島の神司(かんつかさ)に作っていただいたもの。宿で寝つけない夜、枕元とかに置くのもいいそうです。結界を張るわけですね。

私にとって、サンと塩と水晶は心強い魔除けアイテムです(笑)。
まだまだいろいろやることがあるのですが、嬉しいことがひとつ。



富士吉田のK様から、行衣が届きました♪ 感謝です。

当日私もこれを着て、御朱印を捺していただくことにしました。

詳しくはまた。。。
2週間後には、富士吉田の火祭りツアーに出かけます。
富士塚ツアーの番外編でもあるこの旅には、私と御縁のある方たちと一緒に、8名で参ります。

参加者の方たちは、皆、富士塚/富士山好きですが、「富士山と熊野の両方が好き」の方も複数いらっしゃいます。

私自身、富士山信仰と熊野信仰は切り離せないと思っている(熊野信仰がなければ、富士講は盛り上がらなかったと)ので、今回そんな方たちと御一緒するのはとても楽しみなことです。

さて、(富士山信仰と熊野信仰の関係についてはまたの機会に書くとして)熊野で思い出すのが、南方熊楠です。



熊楠はさまざまなことについて書き残していますが、「南方随筆」の中で、少しだけ富士講にもふれています。(確かに関西にも富士講はあったけれど、関東のそれとは異なります。また、「富士垢離」という修行をする人たちもいました)



熊楠はそのへんの詳細は知らないものの、ちょっと気になる箇所がありました(ピンクに強調した部分)。

「上方に古来富士登山の団体はなかった」としながらも「……あるいは以前にも富士講風のものがあったのかと思う」と書いています。そう思うのは、自分の身内に富士山信仰を持った人物(それゆえか長寿であった)がいたからと。

これはちょっと面白いです。その人物、どんな人だったのでしょうね〜♪

ところで、昨年、私は初めて熊野詣をしました。かねてから憧れだった熊野ではありましたが、自分にとっても意外な縁があり、とても驚きました。

旅の案内人の母(和歌山生まれ)が、幼少の頃一時期住んでいた田辺。そこに熊楠がいたのでした。

田辺では、母の父つまり私の祖父が、田辺中学校(今の高等学校)の校長先生をしていました。そして熊楠と懇意にしていたそうです。(熊楠のほうがず〜っと年上だけど)

南方家がご近所だったこともあり、小学生(低学年)だった母自身も、いろいろ記憶に残っているとのこと。昨年は、当時の思い出話と共に、田辺市内を案内されました。

熊野古道等の様子は、このカテゴリーの中に。

ちなみに、熊楠が世を去った後、祖父は熊楠が卒業した学校(和歌山中学、今の桐蔭高等学校)の校長になりました。これも御縁があると思わざるをえません。



ホント、縁をたぐりよせるといろんなことが有り難いと思うこの頃です。
貞秀について書いている途中ですが、割り込み記事です。



本日、新宿歴史博物館の展示予告がようやくアップされました。

「富士講の世界」
9月5日からです。ぜひ行ってみましょう〜!
(2月の首都圏ネットワークの際、博物館から「番組内でどうしても告知してほしい」と言われたそうですので、楽しみにしておりました)

くわしくはコチラのHPから
これから富士山に登る方は、五合目のお土産「富士山めろんぱん」を要チェック。しっとり生地の中、メロン味のマグマが混ざっていておいしい♪ 普通のメロンパンと違うみたいです。(私は普通のもほとんど食べないので忘れちゃいました)





なかなかのアイディアです。これは小さな宝永山(?)もできてました。



3段重ねの箱入り。絶景です!(箱代有料)

そろそろ、来月の富士吉田行きの気分が盛り上がってまいりましたっ。
千葉県市原市の八幡宿富士のお山開きは、



今年は、7月22日(水)の午前10時からですよ〜♪
先達から聞きましたので、確実です。

去年の様子は【こちら】へ。
盛り塩は、然るべきスポットに置くととても効果的ですね。
私が盛ると、つい富士山型になってしまいます♪



器は何でもいいのですが、私はこのふたつ。
手前は、陶芸作家、須藤拓也さんの六角豆皿。(この方の作品はイイ。特に銀彩は好きです)
奥のは、熊野那智大社、那智御滝の盃。とても浄化力あります♪

塩は埃まみれになってしまうと、パワーダウンだそうです。
一週間に一度は取り替えましょう。

これはソルティですが、近い内、スイートな富士山をアップします♪
記事に書くことはた〜くさんあるのですが、全部書くには時間がかかるので、ま、追々に。

最近疲れが出ていたので、ほんの数時間でしたが、自分の時間を取り戻すために、お気に入りの写真集を取り出しました。アメリカのニューメキシコ州、サンタフェ近く、ゴーストランチとアビキューに住まいを構え、静かに自然と対話しながら過ごしていた画家ジョージア・オキーフの家を撮った写真集です。



私はオキーフの作品も好きですが、彼女のたたずまいにも憧れます。それは彼女の哲学のあらわれです。
そして、私は疲れるとこの本のページをめくります。



富士山同様、私にとってインディアンの土地には、意味があるのです。私の中では、富士山、ネイティブの土地、そして琉球につながる糸がバランスよく保てていないと、どうも疲れが解消されません。

でも、それらはもともとつながっているので、意識を向けるだけで疲れは引いていきます。ありがたいです。



アビキューにはほら、富士山みたいな小山もあります♪(実は今日気づいた)



場所は、ICHIROのピックが指しているあたり。

ページをめくっているうちに、疲れは消えていました。写真集を閉じて、ホワイトセージを焚き、そしてある本を開きました。

落ち着いたら、手紙を書きたくなりました。
↓今日、親友に宛てた手紙の一部です。


ときどき、富士山のことから離れたくなります。でもそれは、わたしがあまりにもずっと富士山のことばかり考えていて、迷宮に入ってしまうから、だれか神様がこれこれちょっと深呼吸しなさい、と言ってくれていることだと思います。あんまり考えすぎて疲れちゃうと、富士山を嫌いになっちゃうかもしれないものね。いや、そんなことはないにしても、ちょっと流れを変えようと、オキーフの住んでたニューメキシコの写真集を眺めたり、時折手にするナンシー・ウッドの本「今日という日は贈りもの」をパラパラとめくってみました。すると、去年の6月にもこれを開いていたことがわかった。そのページというのは。。。




六月  トウモロコシの穂が出る月  Kapnakoyapana
…………………………………………………………………………………………………

    瞑 想

【六月に月が通るのは耳を澄まして聞くという道】

 すべてのものの内には物語がある。風にも雨にも火にも。畑のトウモロコシが伸びるときに立てる音にさえ。川には偉大な物語がたくさん。木の上でさやさやと揺れる木の葉にも物語がある。年老いた石に生き抜く術を聞こう。耳に小石を当ててその話を聞こう。貝殻はびっくりするような話を聞かせてくれる。風に書かれた文字もまた。
 一番難しいのは沈黙を聞くことだ。私たちは会話や雑音で沈黙を埋める。それから気をそらす。そうした衝動に耐えること。沈黙の中では、自分の心臓の鼓動が聞こえる。連続性の脈搏が感じられる。沈黙の中では、大きな夢を見ることができる。自分自身の音楽を見つけることができる。
 手を放すほうがなぜしがみついているよりも難しいのか?ものごとが終わったように見えるときも、影は残る。自分に聞いてみる。わたしは正しかったか?相違を埋める方法はなかったか?何も言わないことによって、すべてを言い尽くしたか?
 他の人たちがそこそこで済ませているとき、自分の人生をよいものにするには努力が要る。変わる勇気を持とう。優柔不断は行動の障害になる。記憶は理性を曇らせる。恐れは人を身動きできなくする。決まりきったことばかりしていると腐敗する。
 じっと耳を傾ければ自分の内なる声が聞こえる。それは聞くものに必ず真実を告げる、たとえ聞きたくないと言っても。

…………………………………………………………………………………………………

なんだか無意識に、毎年わたしはこの時期にこのページを開いてるみたいです。
ちなみに今日は満月だ〜♪


と、ここまで書いた時、ふと、デスクわきの小さなプラントに目が行きました。



トラノオに若葉が出てきた!!!嬉しいです。ありがたいです。
今夜は満月です。月が見えなくてもいいからエネルギーを感じましょう♪
富士塚「に」ある鳥居に掲げられた扁額には、時々こんな装飾がほどこされています。(富士塚「が」入っている○○神社の鳥居ではなく、富士塚「を」富士山の神様として祀った神社の鳥居のことです。通常、富士塚に一番近い鳥居ですね)

練馬区「下練馬富士」(石製)

和光市「下新倉富士」(石製)

春日部市「西宝珠花富士」(金属製)

他にもあったかもしれませんが、これらの額縁には、連続した富士山が表現されています。美しいですね♪

私は、ただの富士塚めぐり(たくさんの富士塚をまわって「制覇」したと満足すること)はあまり興味がなく、できるかぎり、造った人(信仰のあった人や職人)の気持ちをくみ取ることが好きです。

昔の人は、こうした些細なところに遊び心や美を表現した、いいものを残しています。私は、よく「造形的な面白さを味わっています」と言うのですが、富士塚の構造だけでなくこういう部分に着目することが、当時の庶民の気持ちや生活背景がわかって面白いと思っているのです。

扁額の装飾などは、刻まれた文字に比べればおそらく、(富士山信仰に関する)歴史的学術的な視点からは重要でないかもしれません。でも私から見れば、こういうところこそ「富士山愛」を感じる興味深い部分であります。

なぜならば、こんな装飾をほどこすということは、シンプルな扁額に比べたらとても手間のかかることなのですから。(費用もね)

画像中央の扁額の下新倉富士は、行ってみると「あれ?こんなものですか?」と言われそうなほど、富士塚自体は登拝には物足らなさを感じるかもしれません。でも、実はなかなか味わいのある素晴らしい富士塚です。

つづく。。。

子供の頃からいろんな鉱物が好きでした。
夏休みの理科の自由研究で学校代表に選ばれて、他校の生徒と一緒に研究発表(その時は、ある植物について)をしたことがありました。参加記念としていただいた「鉱物標本」がとても綺麗で、すっかり魅せられてしまいました。それ以来、石が好きです。いやもっと前からかな? 家族旅行でどこかへ行っても私は、かわいいみやげ物よりその土地の化石や名物石を買うような子供でした(笑)。高価なものは買えないけれど、鍾乳石の輪切りとか、叩くと金属音のする石とか、自然の形を生かした硯石とか、魚の化石とか、色んな色の石のセットとかわくわくしながら買ったものです。。。その石のセットは(どこで買ったか記憶にないですが)、ジュエリーにならなかったような鉱物のジャンクで、その中にひとつお気に入りがありました。縞のある褐色の石で、ちょうど真ん中にあった赤い丸が、木星の「大赤斑」そっくりだったので、その直径3cmにも満たない小さな石を「ジュピター」と名づけて大事にしていました。

そんなバックグラウンドがあったからでしょう。(日本でブームになるずっと前ですが)米国でミネラルショーに出かけたりしました。今でも、鉱物を売っている店を通りかかると覗きます♪ ホリ鉱物科学研究所からも、数年前までDMが届いていましたが、パワーストーンを仕入れに来る人が増えてから行かなくなってしまいました〜。

ホリミネラルの鉱物に接する時、私は登山者になっていました。小さくなった自分が(鉱物の)岩山をよじ登っているのを妄想したり、その形を愛でたり、結晶のメカニズムに驚嘆したり。。。スピリチュアルなことは一切考えていませんでした。鉱物ですから、ごく自然に地球や宇宙に想いをはせることにはなりますが、科学や文学寄りの興味が強くなりますから。

とはいえ、私も米国でのニューエイジに興味を持っていたり、水晶を集めていたほど(ほとんど人にあげてしまったけど)だったので、昔からパワーストーンは大好きです。詳しくはないし、たくさんは持っていないけれど、それぞれの石の種類や用途に合わせて使うとよいとのことなので、いくつかは日常にあります。

身につけるもの以外では、このローズクォーツ(紅水晶)。



一般的には恋愛運アップとして知られていますが、私はこの石の癒しパワーにお世話になっています。人間ですから、日々たくさんのストレス、不安、苛立ちをかかえますよね。頑張りすぎてくたくたになったり、虚しさを感じることもしょっちゅう。でも、一日の終わりにこの石を胸にあてて「ありがとう」と言ってみる。するとあらフシギ。精神的にラクになります。「おつかれアタシ。くよくよすんな」みたいな(笑)。(その時聴いているのは、いつもネイティブアメリカンのフルートですが)おかげでリラックスできて、不眠に悩まされることはまずないです。生きていくにはいろんなことを抱えますから、日々、工夫したヒーリングは大切だと思います。

ところが。この習慣は数年来のことですが、最近この形に気づいたことがあったのです。



あれれ?池袋富士の烏帽子岩に似てるんでない?
というか、烏帽子型だったのだ〜♪

先日、富士塚によくある烏帽子岩の説明をするため、レクチャー用に紙製の烏帽子岩を作った時、烏帽子の形を模索していて、ふと気づいたのでした!



そう言えば、烏帽子岩は富士山の7合5勺の位置。私の体が富士山だとしたら、その石を当てる胸(私はネガティブな気持ちは左胸に溜まりやすいので、そこにしか当てません)は、体の7合5勺の位置です♪ 面白いですね〜。

ちなみに、池袋富士は年1回、7月1日のお山開きの午後だけに登拝できます。





当日はこんな光景ですよ。一緒に行かれる方、お楽しみにね〜♪


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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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