▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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今回のボク石は、かなり昔から某建設会社の敷地にありました。
建材だったのかもしれませんが、そうでなかったかもしれません。



ともあれ、そのボク石を使って富士塚作品を制作してはどうかと
友人のディレクターからお話がありました。
もちろん、二つ返事でOKです。



「メタル富士」と違うアプローチを明確に出すべく、
キックオフ展である「はじまりはじまり展」で出した Lady Liberty の
「本地」とも言える Lady Konohana をビジュアライズしてみようと思いました。



左は神社でいただいた木版画のお札。右が私が制作したワイヤーワークのKonohana。
室内だとライティングでシャドウを見せることができますが、
黒ボクの上だとコントラストが美しい。



ほかには、鳥居や烏帽子岩、「五合目」「御胎内」などのサイン。
それに、ジオラマの18人衆。すべて白で統一しました。









ワイヤーワークとジオラマ人物はすべて、磁石を履いています。
溶岩は磁石を吸い寄せるからです。












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「都筑アートプロジェクト2018」のテーマは、
「米(USA/rice)からアート」をテーマでした。



10月〜11月の本展に向けた「はじまりはじまり展」では、
小品での参加とアーティスト・トーク「私とUSA」をしました。





Lady Liberty (自由の女神) だと思っていたのは
Lady Konohana (木花咲耶姫) だった。
というのが今回参加のパーソナルなテーマ。

作品のタイトルは、
「時に女神は姿を変える」です。



アーティスト・トークは、米国で何にふれたか、何を得たか
に関してだったので、FUJI-SANのことはまだ出てません。




トーク全般が出ているサイト です。


つづく。






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2018年は横浜の田奈に、富士塚を建てました。
材料は、
昭和の時代に、富士山から運び込んだボク石と、
ワイヤーとジオラマ模型の人物とマグネットです。



詳細は続く。







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濃〜い旅のレポの前に。

久しぶりの展覧会告知でっす♪
おついでがありましたら是非。















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2年半もの長い旅でした!



私も参加していた巡回展、"Your Documents Please" は、伊丹→横浜→ハンガリー→ドイツ→スロバキア→メキシコとまわり、最終地のNYで現在開催中です。

EXHIBITION DATES……………………………………………………………………………………………………
April 4, 2008 - May 16, 2008
------ Museum of Arts and Crafts - Itami, Itami-shi, Japan
August 2, 2008 - August 17, 2008
----- ZAIM, Yokohama, Japan
August 11 - August 16
----- Galerie Paris, Yokohama, 1 block from ZAIM, Japan
(added to ZAIM space 1 week only)
November 28, 2008 (reception 6pm) - December 30, 2008
------ 2B Galeria, Budapest, Hungary
January 9 - February 2, 2009
------ Galerie Kurt im Hirsch, Berlin, Germany
February 12 - March 8, 2009
------ GALERIA Z - Bratislava, Slovakia
April 17, 2009 - May 8, 2009
------ Galeria Ajolote Arte Contemporaneo, Guadalajara, Mexico
Nov. 3, 2010 - Nov. 21, 2010
------ Alma in Manhattan - hosted by Fine Light, 601 W. 26th St. 8th fl.,
NY, U.S.A.

お疲れさま、旅をしてきたアート・パスポートたち。
それらは、旅を重ねるうち、磨耗するのとひきかえに、作家のアイデンティティが自ずからにじみ出てきたにちがいない。
作品の出来より、旅したことが一番のコンセプト。それもアーティストみんなで。

お近くの皆様、どうぞチェルシーのギャラリーにおでかけ下さい。
今月21日までですよ♪

下は、オープニングのスナップから。







「ひと月に2度、満月がめぐってくることがあって、2度目の満月をブルームーンと言うんだよ」

昔、NYに住んでいた頃、友人に教えられました。
彼は、白人ながら毎日お経をあげるブディスト。穏やかな性格なのにパンクロックのギタリストでした。今でも、ブルームーンの夜には彼のことが頭をよぎります。

今夜の月は、大きな笠をかぶっていましたね。とても幻想的でした♪

いつも満月の日には、普段なかなか捨てられないものを捨てようと決めているけど、今夜はさほど気にしない。2度目の満月ですし。
でも、捨てることを前提に、過去のものに目を通してみました。昔のことを振り返ってみたくなったのは、おそらく、数日前に他界したJ.D.サリンジャーのことを考えていたからでしょう。

昔のスケッチブックには、サリンジャーの本の中の、私のお気に入りのコトバ、
Meet you at the next corner!
をタイトルにした作品のメモがたくさん描かれていました。

上の英文は、ナゾナゾの答えです。
「壁がとなりの壁に何て言ったか」
に対するのが
「角のところで会いましょう!」
というわけです。
どの小説だったか、ちょっと思い出せないけど。(ナインストーリーズの中のどれかかな?)

たわいない答えだけど、私はこれが好きでした。次元を超えた感覚(トポロジー的?)というか、哲学的というか。壁はとなりの壁と接しているのに、個々に壁として成り立っている。お互いの壁の関係性は共存か対立か。壁に意志があるとしたら、双方は立場を入れ替わろうとするか。もしかしたら、夜中にこっそり変形しているかもしれない。なんてね。

そんな、若き日のいろんなスケッチは(面白すぎて)人には見せられない(笑)。
でも、中には今の自分につながるものがあったので、ちょっとだけアップしちゃいます。

少し前の日記に
富士塚みたいなものを描いてた!と書きましたが、ちょうどそれらのメモにあたるものです。

心象風景のような、にじみ出てくるイメージ群。



こんなのや、



こんなのの中に、



この右上に、小山(または巨岩)が出現しました。



下のオレンジ色のものもそうです。そして、それをもとに描いたのが、以前の日記(画像の中には一番左端)にも出てくる



これ。(油彩と金箔)
もちろんこれも富士塚を知らない頃の作品だけど、展覧会でこれを見た人から「あなたは自己完結しているね」と言われました。

その意味を、私はあまりいいようには受けとめなかったけれど、その人はその解説をしないまま、私にどこかの遺跡について話し始めました。
不思議な感覚でした。初めて会った人が何か暗示するかのように言った言葉の端々に、私は特別なものを感じていました。

その連作(発表していないけれど)には



こんなものもありました。(油彩と蜜鑞)
やはり、築山や岩のイメージ。そして宇宙のイメージもありました。

スケッチブックに戻ります。
別のページにあったのが、



こんなスケッチに



これ!さすがにこれには驚きました。まるで、



10数年後、富士山をモチーフに創った、VOLCANDLEの構想そのものではないかと!

昔の自分て何だろう。そう思わざるをえませんでした。未熟とか若いとかは関係ないのかもしれません。魂はすでに知っている。「未来の記憶」を覚えている。表現者はただ、それに気づき、ひとつひとつたぐり寄せる作業をすればいいのだ。

そんな風に思う、ブルームーンの夜でした。

捨てることは手放すことではなく、発見することかもしれませんね。
そういうあたりまえのことを軸に、私は「創る」ことにこだわってきました。
どうせ形がなくなるのに創るって? それも美術家だというのに?

一見、相反することのように思えるかもしれませんが、そうではありません。
多くの人は「残したいから創る」「見せたいから描く」。
それは自然なことです。
また、退色したり破損してしまった過去の作品を保存のために、
修復、復元したりすることも大事なことであります。

でも、もっと意味のあることは「創る行為」そのものです。

クリエイティビティーは、人間に与えられた素晴らしいギフトです。
芸術家でなくても誰にでも備わっているもの。

「ある日突然、もの創りを始めたくなった」
「特定のイメージがわいてきたので、それをカタチにしたくなった」
それもクリエイティビティーの根本。
表現方法がどんなであれ、その行為はとても尊いことなのだと思います。
人間として。ポジティブなアクションとして。

そう思うようになってから、私は作品を残すことよりも、
消えてもいいから「創る行為」を尊重することになりました。
インスタレーションやパフォーマンスはその延長上です。
それらは、一過性の創造行為であっても意味あることです。

ですから富士塚に関して言えば、塚を造ったという行為や、何度取り壊されてもまた造るという信念、これらに私は着目しているのです。もちろん富士塚は信仰心ゆえの歴史的遺物で、そこに芸術的価値を求めているわけではありませんが、私にとっては充分アーティスティックな魅力を放つ存在です。日本では、芸術とはこういうもの、としか教えられないので、理解に困難かもしれないですが、クリエイティビティーの豊かさは、アートにも通じるものなのです。(もちろん、富士塚には後世に残ってほしいと願うのですが、縮小されようが、変形されようが、充分評価するのはその点です)私が富士塚に魅力を感じるのは、コンセプト性を持った作品創りを目指しているからなのでしょうけどね。

話が違う方向に走り出しそうなので、この先はまた機会のある時に(笑)。

前置きが長すぎましたが、今回書きたかったのはこれ。
ポラロイドで撮る「トラベリング・フジ」シリーズです。

旅は道連れ 1
旅は道連れ 2
旅は道連れ 3

実は、このシリーズはしばらく中断していました。理由のひとつは、新しい土地に旅に出られなかったこと。もうひとつは、Polaroid社がフィルムの製造中止をしたことです。

俗に「ポラ」と言うとインスタントカメラ全般のイメージを持たれますが、私はPolaroid社のポラロイドフィルムの正方形タイプにこだわっています。フレームが縦でも横でも連結作品になりやすいからです。(結局、「トラベリング・フジ」では、見栄えを重視しすべて横位置にしたのですが)

ポラロイドを使うということは、撮影課程で難しいこともありました。かつて、フィルムがなくなりかけた旅先の石垣島で、フィルムを買おうと探しましたが、離島の写真店では扱っておらず、途方にくれました。幸運なことに、現地の写真家からフィルムをいただけることになりました。でも残念ながら、彼の持っていたのがフジのフィルムだったので、私のカメラには使えませんでした。

最近、Polaroid社からの復刻が噂されていますが、私の機種に合うのが出るとは限らない。この先どうなるかわからないけれど、数年前に買ったフィルムのストックを使って、また撮ってみたくなりました。もちろん、すべて使用期限切れ。色が出るのか出ないのか。



残念!やはりこれ以上色は出ませんでした。ポラに保存の目的はないですからね。でも、それも受けとめるのが私流。時間経過もひとつの結果です。他の方法で生かせばいい。



せっかくデジタル修正のできる時代ですから、アナログとデジタルの組み合わせだってよいのだ。一旦褪せたものに手を加えてみました。今後、違う展開で新しいシリーズを始めるかも?

金箔富士を持って立つのは、鳩森八幡の宮司、Hさま。
「面白いことやってるんだね〜。来年も、開山式にいらっしゃい」

「はい。6月3日ね♪」



私のカメラは1200si。
昔、写真家の友人から一時期借りてたやつはよかったな〜♪ 金属本体に褐色革貼りでした。
稲毛の「お焚き上げレポ」の途中ですが、割り込み日記をひとつ。

某TV番組に出演したメタル富士が、現場の片隅で解体を待っていた時です。ちょっとした偶然から、素敵な光線を浴び、光り輝いていました♪



富士山からのパワーが通る一帯です。前日、ミラクル(?)が起きたこのスタジオで、収録後こんな素敵な光景に出会えたのはとても嬉しい♪ 感謝でございます。

番組に関しては、近いうちにまた!
とにかく、忙しさもちょっと峠越えです。では、火祭りツアーへ向けて準備です〜。
インフルエンザの猛威で多数の被害が出ているメキシコにて、私も参加しているグループ展「YOUR DOCUMENT PLEASE!」が巡回中です。ギャラリーが閉鎖されている可能性もありますが、それよりも、亡くなった方や病床に伏せっている方が多いことを考えると、胸が痛みます。これ以上被害が拡大しないことを、心よりお祈り申し上げます。関係者の方たちもご無事であるように。








新幹線の中から富士山を拝みながら、西に向かいました。展覧会の最終日に、兵庫県伊丹市へ駆けつけることができました。(オープニングは大勢のアーティストたちも集まって盛況だったようです)


会場ではこんなたたずまいの自分の作品に再会しました。
影富士ができなかったのは、ちょっと残念でしたが。。。


裏富士も見せちゃおう。ちょこっと影ができてますが。。。
ページを折り畳むと富士も仕舞うことができまする。


あらゆる国から約260アーティストの作品が展示されています。
各作家の身分証明文書がポートレイト写真と共に添付されてました。


私の作品のあった台座あたりはこんな感じ。全体でこの3倍のスペース。
壁一面にもびっしり!どの作品も面白い。作家達に会いたかった。



フォーカス合ってないけど、再会記念に。
こんなにちっちゃいですよ。パスポートですから(笑)。


一応、添付された私の「特徴」。コメントも兼ねて。
最初の制作プランの内容なのでちょっと違っていますが。


美術館の方にいただいた「ぴあ」に掲載されたコピーです。
(オリジナルページはカラー)
別ページの詳細記事を読みたいです。でも残念ながらもう手に入らない。

会場でゆっくり鑑賞したかったけれど時間がなくなってしまいました。

Fujizzzも旅に出たわけですが、私も旅の途中です。
この後、南下し「熊野」へ向かったのでした。。。



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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
…………………………………
富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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