▲「富士塚」だけで日記が書けます♪▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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「美の壺」再放送がまだ残っていますが、もう裏話をちょっと♪

参の壺で出た富士塚はふたつ。千駄ヶ谷富士と中割富士でした。
千駄ヶ谷富士はよく知られていますが、もうひとつ、あまり知られていない富士塚を紹介したかったので、江戸川区の中割富士を選びました。



(「ご近所富士山」にもこそっと書きましたが)この姿、私がピグモン富士と呼んでるわけがおわかりでしょうか。もちろん、友好怪獣のピグモンからとっています♪

実は、昨年の「熱中時間」では、このピグモン富士から話がふくらんで、ちょっと面白い展開もあったのです。
ピグモン富士と命名するからには、他の富士塚にもニックネームがあるだろうと、いろいろいじりました。(詳細はイベントの折りにでもとっておきます♪)
スタジオで、このピグモン富士という名に目を輝かせて反応したのが、薬丸さん。「ピグモンもいいけど、ゼットンは?ね、ね、ゼットンとも言われたりしませんか?」「○○○○○○○○♪」「□□□□□□□□♪」いきなり怪獣談義に発展しかけ、「あ、でも、(平山)あやちゃんは世代的に知らないよね〜」と収束し、放送ではカットされました〜(笑)。

ゼットンの姿はさておき。私にとってゼットンと言えば、すぐに浮かぶのが、那覇市桜坂にあったBARの名。オーナーは私より若い方でしたが、オープンしたてのカッコイイBARの名にひかれ、いろんな人が集まっていました。今急に思い出したのですが、カウンターで隣り合わせになって一緒に飲んだ方が、NHK那覇支局の方でした。御縁といえば御縁です(笑)。

さて、ピグモンのうなじは、こんなふう。



美の壺では、



右下の「大澤くずれ」を説明したのでした。



この中割富士は、小さいながら登下山道がみっつあって、お中道もある。講碑は少ないですが、崩落の危険もなくなかなか楽しいですよ。裏側にも力石(本に詳しく書きました)が多数使われています。ここまで来ると、もうピグモンの雰囲気ではないですね。

実はこの塚、平成元年に東葛西9丁目から東葛西7丁目に、天祖神社と共に移築されたのですが、寸分違わずに再現されたとのことです。

もうひとつ、ピグモンがらみのウラ話。
怪獣と言えば、ウルトラマン。円谷プロ。
沖縄好きな私は、ウルトラマンの生みの親、円谷プロの故金城哲夫さんが沖縄出身ということは知っていましたが、ピグモン(およびガラモン)が、八重山の「アカマタ・クロマタ」の姿をモデルにしていたことは最近知りました。ちなみに、沖縄キャラの怪獣は他にもいくつかあったそうです〜。
NHK「美の壺」
参の壺は、「富士山は遠きにありて思うもの」でした。

私や富士塚の出番は短かったけれど、タコマ富士が紹介されたのが嬉しかった♪



私の好きな永井荷風の言葉が添えられていましたが、実は、私にとってはタコマ富士の記憶も、後に富士塚への興味につながったので、知ってほしいと思っていました。

海外富士は、日本人のメンタリティーを知る上でも、わかりやすい例ですし。

海外富士は、日本各地にある地元富士よりも、富士への憧れが込められています。日系移民や永住を決めた人(私もかつてそうでした)にとっては、富士山はただのメデタイ山でなく、「祖国」という存在を語りかける悩ましい山なのです。

12年間米国に住んでいた私が、初上陸し、拠点にしていたところがシアトルでした。その後、日本人が誰もいない内陸(ロッキーマウンテン麓)にしばらく住んでいましたが、シアトルやポートランドへの15時間のドライブ中に見る、タコマ富士から→日系移民→収容所の歴史→祖国とは?。。。という連想で、フクザツな想いが宿ることがありました。

一方、心のどこかで、「富士山が味方でいてくれたらなあ」というような、甘いサトゴコロが頭をもたげたこともあった気がします。

とにかく富士山は、見えても見えなくても特別な存在。その存在を通し、人間の面白さが見えてきます。(江戸時代の人とは違うけれど)手の届かない存在に対して人間は、切なくなるほど貪欲に、イマジネーションをかき立てるものなのだと思います。


ちなみに、ブログに以前こんなことも書いてました。

タコマ富士のこと

日系人としての想い

メキシコ富士のこと

中国人の場合



★海外富士に関しては、田代 博著「今日はなんの日、富士山の日」に豊富なリストがありますよ〜♪
船橋大神宮周辺のオモシロいことは、またの機会に書くとして。

しんぶん赤旗の金曜特集第2回目は、15日掲載でした。

富士塚はこんなとこにあるよという、(スペースが限られているので)概要です。


ふたたび、北側の東金御成街道にやって来ました。



西福寺の側から(★のあたり)



船橋大神宮を見たところです。
もう一度、境内の見取り図を見ます。



街道を渡ってみました。



道路は渋滞ですね。左に鳥居があります。



鳥居をくぐると、常磐神社の脇を通る北参道につながります。
鳥居越しに見えるのは、盛り上がった山と祠。



中は常磐神社境内です。でも、浅間神社も中にあるといいます。常磐神社社殿は確認したので、もしかしたらこちらが浅間山(灯明台のある)から移された浅間神社かもしれません。



木々の葉が落ちている、今が一番見やすい時期でもなかなか見づらい。玉垣越しにうかがえるのは。。。築山の上に積まれた石垣と古い祠です。

今年の7月1日に確かめに来ようか。。。また悩みますね〜(笑)。
石段を登りきってふり返った図。



かつて、こっちの方角に富士山が見えたはずです。
昔は海岸線が近いどころか、入り江がかなり奥まであって、富士山はその湾越しに見えたようです。



足元にあるのが「漁師町講」の文字。



さすが船橋ですね。左奥に見えるのが、



船玉神社です。船玉神社は各地にあるようですが、ここのは何がすごいって、



拝殿の一部が舳先なんです♪ ぐっときます。

このすぐ脇には、摂社がいくつもあるのですが、「岩長姫命」のおわしますのが印象的でした。イワナガ姫はコノハナ様のお姉様ですね。若い男性が熱心に拝んでいました。誰かのために長寿をお祈りしているのでしょう。願いが叶いますように。



つづく。。。
「美の壺」をご覧くださった方、ありがとうございました。
自分で告知しておきながら、私はまだ観てないのでくわしくは追々に。

ところで、まだ船橋大神宮が気になっています。西側と北側からのレポを少々。



JR船橋駅から歩いて来て、神社の西の鳥居を見たところです。大神宮下の交差点です。



石段の脇にあるこの古い石碑「延喜式意富比大神宮」。この裏にあるのが



この、円の形に積まれた溶岩。空洞になって向こうが見えます!
なんでしょうねコレ。すごくフシギなんです。


つづく。
先日、久しぶりに浦安の中央図書館に行きました。
近くの分館にはよく立ち寄りますが、やはりメインのほうは別格です。蔵書の数がすごい上、静かに読めるスペースや雰囲気も申し分ない。ここを訪れたら、奥の書架をチェックして下さい。他に置いていない本で出会えることもしばしばです。(日本一の公立図書館と言われるだけあります)

自分の本があるか、ちょっと棚をのぞきたくなりました。。。にしては、場所を把握していない(笑)。わからなくなったので、検索しました。すると、拝架区分が「中展」、資料状況は「特別状況」と出ました。

何だろう?どこにあるのだろう?と思ってメイン通路を歩きだしたら、



こんな感じに、その時期のテーマにまとめられる一角に、見覚えのある黄色い本が♪ 嬉しかったです。
その後、貸出中になっていました。(読んでくださってる方に感謝!)
有り難いことに、また最近、買ってくださる方も増えています。
心から御礼申し上げます。きっと、富士山のご利益がありますよ!


……………………………………………………………………………………

【NHK 美の壷】
富士山特集 1月15日(金)3ch 22:00〜22:25です。


(本放送)教育 金曜日 22:00〜
(再放送)教育 月曜日(日曜日深夜)0:15〜
(再放送)BS2 火曜日 16:00〜
(再放送)BShi 金曜日 7:00〜
(再放送)総合 土曜日 5:15〜
「しんぶん赤旗」の金曜特集で、富士塚について書いています。
タイトルは【楽しいご近所富士山 〜ユニークな富士塚めぐり〜】
富士塚を知らない方にも、わかりやすく親しみやすく紹介します。

1月8日発行の第一回は、「富士塚とはどんなもの?」。




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【NHK 美の壷】
富士山特集 1月15日(金)3ch 22:00〜22:25です。


(本放送)教育 金曜日 22:00〜
(再放送)教育 月曜日(日曜日深夜)0:15〜
(再放送)BS2 火曜日 16:00〜
(再放送)BShi 金曜日 7:00〜
(再放送)総合 土曜日 5:15〜
The Mark of Beauty …… 英訳すると、どうしても薄っぺらになっちゃいますが、
「美の壺」のことです。(訳でなく、いい英コピーを考えたいなぁ)

今週15日(金)のNHKの「美の壺」は富士山特集です。



4日発売の「ウイークリーステラ」(表紙は福山龍馬)に掲載されています。



私の作品「VOLCANDLE」(←造語の意味わかりますよね?)が出ます。
あ、私も。短いですが、富士塚を案内してると思います♪
★田代 博先生もご出演ですよ。

テレビガイドではこんなふう。




3チャンネル 22:00〜22:25です。ご笑覧ください。

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【NHK 美の壷】
(本放送)教育 金曜日 22:00〜
(再放送)教育 月曜日(日曜日深夜)0:15〜
(再放送)BS2 火曜日 16:00〜
(再放送)BShi 金曜日 7:00〜
(再放送)総合 土曜日 5:15〜
東金御成街道を少し東に歩きました。
(そのまま進むと「成田街道」と交差するのだと帰宅後知りました)



ほどなくして、街道に面して鳥居がありました。
一の鳥居。二の鳥居。奥に続く石段。これにはそそられます。



そして、それをたどると、神社が待っていました。



もちろん、地図なしで歩いていたので、ここに着くまで神社の名前すら知りません。



小高い山ですが、富士塚ではないようです。でも、





出羽三山の碑があることから、かすかな期待をぬぐえませんでした。
千葉県の富士塚には三山講の碑もよく建っているからです(富士講が三山講と関わっていることも多いのです)。

密かに思いました。「富士塚でなくてもよしとしよう。三山講があっただけでも手がかりになるかもしれない」

ところが、手水舎に目をやると



驚くものが目に入って来ました。(通常、神社に行くと最初に手水舎で御浄めをするのに、なぜかこの時は、先に三山講の碑に気づいたのでした)



それは、明らかに「山玉講」船橋のマネキでした。
山玉講は、浦安では解散したと聞きました。でも、船橋ではまだ?



存続していたようです♪
というのは、色褪せた古いものと新しめのものがあったので。
染め抜かれた「下」の文字は「下宿」のことです。(船橋大神宮で見た太々講は「上宿」でした)
ついに、現役の山玉講の証に出会ったわけです。

それにしてもフシギな気分でした。ここは浅間神社でないとすぐに気づいたものの、山の信仰の気配は感じました。そして奥に向かえばこのとおり。社殿の裏まで見てみたところ、山は富士塚のカタチではなかったですが、たぶん富士講の人たちにとってはある種の浅間山だったのでしょう。

実は、この近辺にはもうひとつ日枝神社があるということがわかりました。そこは船橋大神宮と深い関わりを持ち、小さな富士塚まであるらしい。でもさすがに、富士塚マニアもここはノーマークだったに違いない!(笑)

とにかく、もうひとつの日枝神社を訪れる楽しみが増えました♪


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プロフィール
HN:
芙蓉庵 (Yoko Arisaka)
性別:
女性
自己紹介:
▼▼▼【富士塚】とは▼▼▼
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富士山に登りたくても登れな
い人たちの為に、江戸時代に
関東各地に造られた「人造富
士山」のこと▲です。富士山
を信仰する▲▲▲富士講によ
るもので▲▲▲▲▲したが、
地元に▲▲▲▲▲▲▲ミニチ
ュア▲▲▲▲▲▲▲▲▲の富
士山が出来たことで、多くの
人が登山でき、大流行しまし
た。民衆のパワーですね♪♪
富士山の溶岩をのせ、一合目
から頂上まで登れるようにな
っています。意外なところに
ひっそりたたずんでますよ。
…………………………………

▼▼▼【芙蓉庵】とは▼▼▼
…………………………………
美しい作品も好きだけど、コ
ンセプトありきで表現するこ
とに喜びを感じるビジュツ家。
表現形態はこだわりません。
現在、富士塚のコンセプトに
インスパイアされ、色々な媒
体で表現。著書の【ご近所富
士山の謎】【富士塚ゆる散歩】
も、私にとっては作品です。
なぜ富士塚か……それは、海
外生活での体験から。詳しく
は本のあとがきに記してあり
ます。

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